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神大マンドローネ記録

※本エントリは マンドローネ Advent Calendar 2020 の7日目の記事です。

縁あって、2020年1月〜11月末まで、神戸大学マンドリンクラブ所有の貴重なマンドローネをお借りしておりました。

経緯

からの

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おわかりいただけただろうか。

当初は3月末までの期限だったのですが、コロナ禍によるクラブ活動停止などにより延長していただき、つい先月にようやく返却できました。

※その節は神大マンドリンクラブの現役生の皆さんには大変お世話になりました。クラブのOBでもない知らないおっさんの登場に困惑されたことでしょう… マンドローネの指導が必要な時はいつでも呼んでくださいmm

楽器紹介

フラテッリ・ヴィナッチャ 1931
※「フラテッリ」は「兄弟」という意味なので「ヴィナッチャ兄弟社」製、ですね

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ブレーメン音楽団の録音会参加時の勇姿

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返却前のメンテナンス @サロット

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自分の野口2006との比較。
やや小ぶり、ヘッドの分厚さが特徴。

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重厚で角の少ない、いかにもなヴィナッチャの音の出る楽器(唯一この楽器で出演できた新マンドリン楽団の第23回演奏会に来てくれた館長氏曰く「なかなか腹に響いてます」とのこと)でした。

控えめに言って最高な音でした。

ローネ棒自作

「ローネ弾きなら棒くらい作ったらどうだ」の声に驚いて(略

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上のほうの@サロットな写真に写っていますが、もともとの棒があんまりにスリコギだったので、カッとなって黒檀の棒とカンナを購入して一生懸命削りました。

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あんまり頑張りすぎてだんだん楽しくなってきて、いっそ脱サラしてローネ棒職人を目指そうかと思ったとか思わなかったとか。

こちら、神大クラブさんに返却する際に寄贈させていただきました。

楽器の価格

さすがはインターネッツ、思わぬ情報が転がっているものです(よしもとさん、掲載許可ありがとうございます)。

ちなみに1931年の300円の価値を調べると(参考:日本円貨幣価値計算機

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なるほど。今この価格なら喜んで買い取ります。

楽器の愛称

神戸大学マンドリンクラブ創部100周年記念誌より(マンドバスもあるのですね。この子にも一度は会ってみたい…)。

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「クラブではそれぞれの楽器に“愛称”をつけて」いた、とのこと。このマンドローネにも愛称は付いていたのでしょうか?情報求む

ちなみに我らが同志社大学マンドリンクラブにも秘蔵のヴィナッチャなマンドローネがありますが、彼の愛称は… 後日明らかに!

あとがき

貴重な楽器を貸していただき、ありがとうございました。本当はもっとたくさん演奏会で弾いてあげたかった…

なにせこんなに良い楽器を弾かずに置いておくのは(おりとくんも書いてましたが)本当にもったいないことです。使うチャンスがあったら積極的に使ってあげてくださいね。

また、この楽器をお借りするにあたってブレーメン音楽団坂本さんには大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。

以上です。

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