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病は突然に~⑤新たな手術へ~

右の卵巣を摘出後
定期的に通院し
経過を見ていた
腫瘍マーカーの値は少し下がったものの
まだ安心できないようだった
どこかにまだ悪そうなものがありそう
そんな感じだった

主治医から
子宮体がんの検査はしたことある?
と聞かれた
毎年行っていた健康診断では
子宮頸がんの検診しかしたことない
それにひっかかったことはなかった
そこで今度は
子宮体がんの検査をすることになった

日帰りの手術ということで
楽な気持ちだった
朝から病院に行き
手術前の処置をしたり点滴をしたり
処置室で待機後看護師さんと手術室へ
手術自体は数時間のうちに終わった

麻酔から覚めるまで
術後2時間くらいはベッドで安静にとのこと
しばらくゆっくりしていたら
もう平気そうだなと思い
そーっと歩いてみる
帰れそうかな?

動き出したことで
体が何かしら反応したのか
気分が悪くなり動けなくなった
車椅子でぐったりで
吐き気も出てきた
これも麻酔のせいか

自力で家まで帰れる状態ではなく
看護師さんに車椅子を押してもらい
病院の玄関まで連れていってもらった
よろよろとタクシーに乗り込み
30分くらいの道のりを
力なくぼーっと空を見上げなから座っていた

後日、結果を聞くと
そこにも腫瘍があったようだ
しかも悪い顔つきステージ3とのこと
転移する前に摘出手術をすることになった
今度は子宮全体の摘出となる



続く





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