
広告代理店業界そのものを変えていきたい。業界の非効率にテクノロジーで挑む。
こんにちは。オープングループ株式会社広報の松田です。
オープングループのグループ会社、オープン株式会社(旧セグメント)※のデジタルマーケティング事業部では、テクノロジーを活用したオンライン広告代理店事業「PRESCO」を展開し、広告業界の新しいスタンダードを目指すだけでなく、新規事業の創出にも力を入れている会社です。
※2024年6月1日、RPAテクノロジーズ、セグメント、オープンアソシエイツの3社は統合し、オープン株式会社に社名変更しました。
デジタルマーケティング事業部では2023年11月、クリック課金型広告事業(以下CPC事業)が新たに発足しました。今回は事業立ち上げと同時に当社に入社し、事業責任者として活躍する久野秀和さんのインタビューをお届けします。
久野さんは大学を卒業後、デジタルマーケティング支援事業を主とする広告代理店に入社し、 デジタル広告の成果改善・営業・提案支援・社内の業務効率化など、デジタル広告の多岐にわたる業務を経験してきました。着実に成果を出す中で、営業部長としても活躍。国内広告代理店の最大手企業とともに、大手企業へのデジタルマーケティング支援事業も行い、高い結果を残してきました。
そして、2023年11月にオープン株式会社(旧セグメント)に入社。
デジタルマーケティング事業部がこれまで参入していなかったCPC事業の立ち上げを行っています。
今回のインタビューでは、久野さんがオープンに入社した理由や現在取り組んでいる新規事業の内容やミッション、そして久野さんが事業を行う上で大切にしていることをお聞きしました。
オープンだからこそ感じた可能性。ゼロからの挑戦で業界の課題を解決したい。

ー本日はよろしくお願いいたします! 最初に、クリック課金型広告事業(CPC事業)とは何かを教えていただいてもいいですか?
CPCは、Cost Per Click(コストパークリック)の略語で、クリック課金型の広告のことです。
デジタルマーケティング事業部はこれまで、オンライン広告代理事業という大きな枠組みの中で、成果報酬型の広告であるCPA事業※の生産性を高めるため、事業として様々な取組みを行ってきました。
その取組みと知見を活かし、市場規模も大きいCPC事業に範囲を拡大するということで、CPC事業に長年携わっていた私が入社と同時に事業の立ち上げに携わらせていただいています。
※ Cost Per Action(コストパーアクション)
ーCPC事業に長年携わっていたということで、これまでのキャリアについてもう少し教えてください。
僕が新卒~昨年までの約8年間在籍していた会社が、まさしくクリック課金型の広告を主に扱う、デジタル広告の代理店でした。
その会社が、ほかの広告代理店とは少し毛色が違う会社で、中小企業やベンチャー企業の支援に特化した広告代理店で。広告代理業界はマージンモデルが一般的で、“広告費に対して何パーセントの手数料をもらえますよ”というビジネスモデルなんです。
予算の金額が大きいところに営業に行く方が売り上げが取れるので、代理店としても売り上げがあって広告費に潤沢に費用をかけることが出来る企業に行くのが必然的です。
なので、本当に経営が苦しくて困っている中小企業や、立ち上げたばかりでお金がそんなに無いけれどもこれから頑張りたいっていうベンチャー企業を助ける人なんて当時世の中にいなかったんですよ。
ただ、これからのこの日本をもっと良くしようと思ったとき、日本は大手企業が1%しかいなくて、残りの99%は中小企業です。そこを盛り上げていかないとどうするんだということで立ち上がったのが前職の会社で、中小企業やベンチャー企業のデジタル広告支援の先駆け的な会社でした。
そんな会社でデジタル広告のディレクションをしたり、大手広告代理店の営業部署に単独で常駐して、デジタル広告の提案支援を行ったりする中で、営業部長としてマネジメントの経験もさせていただきました。社外で成果を出すだけではなく、社内のチームがいかに効率よく仕事ができるかを意識した業務効率化プロジェクトも行っていましたね。
ーオープン(旧セグメント)に転職しようと思ったきっかけを教えてください

二点あって、一つは僕が感じた広告代理店業界の課題に対して、オープンが目指す方向性が一致していたこと、もう一つは部署の立ち上げでの募集ということで、業務フローをゼロから構築できる部分に魅力を感じたからです。
前社で、日本の未来を盛り上げるべく、中小・ベンチャー企業に特化した支援を行うことはやりがいに繋がっていました。
取引単価はどうしても低くなってしまうので、業務を行う上では効率化を常に意識して仕事をすることが求められます。しかし、人の業務効率化には限界があり、もっと根本的なところから改善しないと、自分が本来やりたい支援が出来ないというジレンマを感じていました。
そんな中で出会ったオープンは、テクノロジーの力を使って業務の生産性を上げていくことを目的としており、僕が目指していきたい方向性と一致していると思ったんです。
そして、事業の立ち上げ期だからできることとして、自分が業務フローをゼロから構築できるという部分も大きかったですね。デジタル広告の出稿には、膨大な業務フローが存在していて、取引先とやり取りを行う中でのルールもバラバラなんです。それらを効率化するために修正するとなると様々な反発やリソースが発生します。
どんなに効率を良くして、少しでも多くの利益を出したいという思いがあっても、長い時間の中で出来上がったフローやルールを塗り替えていくのは難しいです。
自分が感じていた広告代理業界の課題の解決に向かって、事業の立ち上げをゼロから挑戦したいと思い、オープンに入社しました。
お客様だけではなく、全てのステークホルダーに誠実に。仕事をする上で大切している価値観。
ーデジタルマーケティング事業部でのミッション・業務内容を教えてください。
今の業務のミッションは、3ヵ年でCPC事業における1人あたりの業務生産性を上げるビジネスモデルを作り上げることです。その土台整備をしながら一定の売り上げを上げるということが今年のミッションですね。
土台整備は例えば、広告代理店業務でよくある、レポート業務や、広告出稿の際の管理画面への入力~配信開始までの一連の流れを自動化しようと思っています。
今まで広告代理店が時間をかけていたところや、手を伸ばしきれなかった痒いところを解決していこうじゃないかという感じです。
こうした挑戦は、RPAやSaaSを活用した「業務の自動化・効率化」を販売する事業会社が社内にあるオープンだからこそ出来ることだと思います。
ー久野さんが業務を行う上で大切にしていることを教えてください。

僕が仕事をする上で大切にしているのは「八方よし」という言葉です。
お客様だけではなくて、地域・株主・従業員などを含めた全てのステークホルダーにおいて、良い判断なのかを常に考えて仕事をしましょうという考え方です。
本来は「三方よし」ですが、前職でよく社内で使われていて、いい考え方だと思ったのでずっと意識しています。
自社の成功のために誰かが犠牲になるビジネスは持続可能性がないよねという観点で、誠実にビジネスを行うことが自分の中では大切だと思っています。
例えば、売り上げを上げることは最大限に大事なことですが、隣の従業員がクマだらけの目で働いていたらそれは良くないと思いますし、 みんながハッピーな状態で働けるようにするためにはどうすればいいかを常に考え、あらゆる方面で誠実に普段から仕事をすることを心がけています。
ー今後の部署の展望を教えてください。
デジタル広告代理店として、広告を依頼したいと思われる、そして働きたいと思われる、第一の場所でありたいと思います。
広告代理店ってブラックなイメージがあると思うんですが、長年この業界に居る身としてはそんな中でもこの部署は違うぞという風に思ってもらえるようにしたいですね。
会社としても制度整備が進んでいるので、自分の部署も外から見て「ここに入りたい!」と多くの人に思ってもらえるように、今後もフローを築いていきます。
業務効率化によって、他の代理店では時間をかけられなかったことに、時間をかけられるようになれば、必然的に他の代理店より高い社会ビジネスが展開出来て、お客さまからもより選ばれやすくなる。そんないい循環が生み出せる部署になれたらと思っています。
ーデジタルマーケティング事業部やプロジェクトに興味を持った人へ、メッセージをお願いします。
デジタル広告代理店という言葉だけ聞くと、かっこいいことをしているように見えるんですが、実際は地味な作業の連続で、データを向き合うことが多い仕事です。
広告はトレンドの移り変わりが早く、「今」を常に意識することが重視されます。その瞬間に欲しいデータをいかに早く探せるかがカギになりますが、データを取った時点で「過去」になってしまう。
だから、まさに今商品を手に取っている人、検討している人、買っている人がどういう人なのかを、実際に見に行ったり、聞きに行ったりしたいと思っている人は、そんな未来が実現できるようにぜひ一緒に頑張りたいです。
デジタル広告代理店の非効率な働き方に、疑問を感じている人やそれを変えたいと思っている人が興味を持ってくれると嬉しいですし、「1番かっこいい広告代理店はデジタルマーケティング事業部だよね」と言われるようにしたいと本気で思っています。
是非一緒に挑戦したいという方からのご応募をお待ちしております。
皆さんと働ける日を心から楽しみにしています!