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なぜ、コーチのコーチの活動を始めようと思ったのか?⑰

12年目。
この年も、流行病の影響で試合はできても無観客試合。
U11の担当となるのも3年目以来。
2年前に、3年生として一緒に活動もしたことがある大なのですが、途中入会の選手に若干個性が強く、親子でちょっと勘違いしてる?という選手もいたことなどがあり、難しい代でした。
3,4年生と、他のコーチが持ち上がりで2年間観ていた選手達。
良くも悪くも、そのコーチの色が強すぎて、色々な意味で選手間での溝ができている部分がありました。
この学年は、GW頃にトーナメント形式の公式戦があるのですが、初日の2回戦は無難に通過しても2日目は、格上相手に戦いきれず敗退。
そこで、前述の勘違いしていると思われる選手が、自分のいないときに仲間達に暴言を吐いたとのことで、そこから一悶着ありました。
特に、その保護者も「もっと練習させなきゃダメだ。自主練をさせるようにしよう。」保護者のSNSで書き込んだことから、まず釘を刺しました。
それ以降、その保護者は絡んでこなくなりましたが、”自主練習”の”自主”。
チームは、選手の主体性を大事にしている運営をしています。
自主練をやらせるのはちょっと違うのでは?と伝えたところ、それに激高した感じです。
結局、この勘違いは卒業まで変わらなかったですね。
このことを機に、選手の意識改革から始めなければと感じました。
仲間を大事にする。サッカーはチームスポーツ。一人ではできることが限られる。
ちなみに、勘違い選手は、自分は上手い。下手なやつはいらないという思考で(父親も同じ思考)、実際に辞める手前までいった選手もいます。
何をしたのか?
ミーティングの回数を増やし、やっている練習と同じような練習をしているトップレベルのプレーを見せたり、自分たちは決して今の時点ではトップではないこと、客観的に物事を捉えようとすることなど、サッカーのコーチングだけではなく、メンタルのコーチングなどちりばめました。
夏休み以降、だいぶ落ち着いてきましたが、最後の公式戦で、足下をすくわれました。
でも、それで良かったと思います。
あのまま、勝ってそれなりの結果が出てしまった場合、おごり高ぶったまま新学年となり、もっと手痛いことになっていたと思います。
この年は、本当に大変な代でしたが得るものも自分自身多かったと思います。
次は13年目、次年度もU11担当。
新しい年度も、勘違い選手に悩まされます。

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