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百日祝い

百日祝い(ももかいわい)とは、日本、中国、韓国の新生児の生後100日目に行われる儀式。日本では「お食い初め」や「真魚始め」、初めて箸を使うので「箸揃え」「箸初め」、祝う時期が歯の生え始めであるから「歯がため」とも呼ぶ地域もある。Wikipedia丸写しだけども、TOP画像も百日祝いのWikipediaから拝借。

なんでこんな書き出しなのかと言うと、この記事で100日連続投稿なので。んでも人間では100日は、食事を初めてする日。まだ赤ん坊。

赤ん坊だけど、よくこれだけ続けれたモノだ。読み返したらすごく短い文章の時もあったりするけれど毎日書き続けてる。でもそれはひとえにマガジン登録してくれてる僕にとっては天使な方々がいるからです。だって1日15円でも出してくださってるのだから書けるさ、書かないなんて選択肢は無くなりどんな日だって書こうと思える。観に来てくれる方、応援してくれる方がいるから演劇を続けれるのと一緒で。感謝を。

ここで余談だけど、挨拶ギャグ持ってる芸人さんっているじゃない?あの人たちも当然人間だから良い日もあれば悪い日もある訳で、胸が張り裂けそうな日も当然あると思うのだけど、いつも通り全力でギャグやってると思うと泣けてくるよね。その人もそんな見方して欲しくないだろうけど。jokerじゃないけどもね。

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いらぬ心配をお掛けせぬよう先にお伝えすると、僕の毎日はお陰様で楽しい日々ですよ。

で、閑話休題

100日続けれた事に関して。改めてマガジン登録くださってる皆様に心より感謝をお伝えします。

でもお伝えするだけなら、誰でも出来るので、僕だからこそ出来る感謝を形に。昨年の中之島春の文化祭、そしてゲキバトでも上演した「マリー、あんたとはネットで」をマガジン限定で載せておきます。実際見た人じゃなきゃ雰囲気判らない作品になってますが、宜しければどうぞ。


       オパンポン創造社

    「マリー、あんたとはネットで」

                                   作・演出 野村有志

*********************

旦那…野村有志

マリー…川添公二

間男…殿村ゆたか

*********************

◆照明:全体FI

舞台上に、男女3人が向かい合わせに
旦那とマリーは30代
間男は60代に見える薄汚いジャージを着た男

旦那 「……なんでなん?」
マリー「違うの」
旦那 「いや違うことないやん」
マリー 「違うの」
旦那 「いや違うことないやん、浮気してるやん。ほんで今は浮気のこと攻めてる訳ちゃうねん、いや責めるよ、後で浮気も責めるけど、まずはなんでなん?って聞いてんねん。全く理解できひんねんなんでなん?なんで浮気相手がこの人なん?」
マリー 「…違うの」
旦那「だから、違うことないやんけ、浮気してたやん、てか何処で出会うねん、こんなんと」
間男 「こんなんってなんだ!」
旦那「…こんなんはこんなんやろ、なにキレてきてんねん、浮気相手は浮気相手 らしくシュンとしとけや」
間男「畏まりました!!」
旦那「なんやそれ、なんやその返事、どう言う感覚してたらそんな返事出来んねん」
間男「浮気相手らしく丁寧に返事したつもりです」
旦那「…ズレてんねん、なんかお前ズレてんぞ感覚。浮気してんのもそうやし、今日かてどう言うつもりでウチにきてんねん?」
間男「…奥さんを僕にください!!」
旦那「それどういうつもりや!どう言う感覚してたらそのお願い出来んねん、ほんでこのタイプの人間と何処で出会うねん」
間男「出会い系です」
旦那「出会い系かい、出会い系してんのかい!ようそれで違うのとか言えたな」
マリー「違うの、まさかあれが出会い系だなんて思わなかったの」
旦那「ようそんな嘘付けんな…」
マリー「違うの、TikTokが出会い系だなんて知らなかったの」
旦那「TikTokなん?TikTokで出会ったん?ほんで、(間男)TikTokしてんの?」
マリー「TikTokしてるの」
旦那「してんの?」
間男「してるの!」
旦那「してんの?…やっぱズレてんなぁおまえ、お前みたいな奴がTikTokすなや」
間男「…君か?」
旦那「なにが?」
間男「TikTokのコメント欄に俺の悪口書いてるのは、君だろ!」
旦那「違うわ、ほんで悪口書かれてんのかい」
間男「すんごい書かれてる、あいつらは俺を殺す気だ!」
旦那「じゃあやめてまえやTikTok。てか、そもそもお前みたいなんがTikTokすなや。ええ歳して恥ずかしないんか」
間男「恥じらいなんてもんがあったらTikTokなんかしないだろ!!」
旦那「…なんやそれ、なんやその言い草」
マリー「ちょっともう辞めてよ、私のために喧嘩しないで」
旦那「お前のために喧嘩なんかするか、こいつがええ歳してTikTokしてるから怒ってんねん…なんでTikTokしてるからって怒らなあかんねん」
間男「まぁ落ち着けよ」
旦那「なんじゃあお前!」
間男「浮気だろ」
旦那「あ?」
間男「君の奥さんと浮気したから怒ってるんだろう?」
旦那「…」
間男「確かに、俺がTikTokしている事実は君にとって浮気を上回るセンセーショナルな事柄、いや事件と呼んでもいいかも知れない、でも始まりは浮気だろ?騙されたことに怒りお覚えてるんだろう?」
旦那「…」
間男「騙してたことはすまなかった。謝るよ。かの太宰治もこんな言葉を残してる。"だまされる人よりも、だます人のほうが、数十倍くるしい"ってね」
旦那「…なんじゃお前!!!」
間男「落ち着けって!」
旦那「落ち着けるか!」
間男「…なんだ?殴るのか?俺の顎を撃ち抜く気か?撃ち抜いたらアレだな、顎が砕けて俺はクシャおじさんみたいになるかもな!」
旦那「…なんやそれ!」

マリーが笑ってる

旦那「ほんでお前何笑ろてんねん!何がおもろいねん!」
マリー「いや面白いわよ、いい?貴方が殴ると、彼は顎が砕けてクシャおじさんみたいになるのよ」
旦那「…全部聞いてもおもんないやんけ!」
間男「じゃあ、一周回ってよ」
旦那「あ?」
間男「クシャおじさんが面白いと感じないんでしょ?じゃあその感覚を一周回して、面白いと感じてよ」
旦那「何でそんなんせなあかんねん!」
間男「2対1だからだよ。現状2対1で君は少数派だろ?だから君が一周回して合わせに来いよ。さぁ、民主主義をはじめよう」
旦那「なんやお前、なんやねんコイツ…コイツの何処がええねん?」
マリー「…」
旦那「ないんか?ないんやろ?黙ってるって事はないんやろ?」
マリー「…として見てくれるの」
旦那「え?なんて?」
マリー「…私を女としてみてくれるの」
旦那「…」
マリー「貴方、私のこと全然女としてみてないじゃない、結婚して何年?いつから?いつから女として見なくなった?」
旦那「…」
マリー「それすら覚えてないでしょ?昔のこと過ぎて…私のこと、誰にも紹介してくれないし(泣きそうになり)ちょっとトイレ行ってくる」

マリー、トイレに

旦那・間男、見つめ合いながら無言が暫く

旦那「…ビックリするなぁ」
間男「…」
旦那「いや何が一番ビックリしたかって…別れさせ屋さんを頼むとこのタイプの人が来るんやってことが…よう別れさせ屋やろう思いましたね、結構長いんすか?」
間男「え?」
旦那「いや、別れさせ屋やりだして」
間男「あぁ、今回が初仕事です」
旦那「あぁそうなんすね、だから激安やったんすね」
間男「まぁはい」
旦那「そらそうっすよね、この感じでお金取れないですよね」
間男「…は?」
旦那「いやその、別れさせ屋さんって勝手なイメージでもっと若くてカッコいい人がくると思ってて…まさか真逆が来るとは、あんな嫁ですけどよく落とせたなって。だって真逆ですもん」
間男「あ、あのちょっといいですか?…」
旦那「はい?」
間男「いや、今は奥さんいない状況でしょ?なのになんですか?失礼ですよさっきから」
旦那「あ、すいません」
間男「いや、すいませんじゃなくて…奥さんいた時もそうですよ、なんか凄い言う、凄い悪口言うぅう」
旦那「いや悪口と言うかちゃんと責めへんと別れさせ屋を頼んだ意味ないと言うか…」
間男「いやそうですよ、だからこっちも仕事だからと、我慢してましたけど…正直ブチキレそうです」
旦那「いやキレられても、そう言う仕事でしょ?別れさせ屋って…」
間男「君みたいな奴とよく結婚したもんだ、こんな奴の何処がいいんだ」
旦那「…は?」
間男「モラハラの権化じゃないか…もう仕事とか関係ない、彼女は俺が幸せにする、文句ないな?」
旦那「…それを頼んだのこっちやから」
間男「そーですね!」
旦那「そうですよ」

マリー戻ってくる

マリー「…ごめんなさい」
間男「大丈夫?」
マリー「うん。ちょっと落ち着いた」
間男「そっか、こっちはまとまったよ」
マリー「え?」
間男「彼、俺たちが一緒になること認めてくれた」
マリー「…ホントに?」
間男「あぁ…ね?」
旦那「ああ、うん」
マリー「…本当にいいの?」
旦那「いや、いいもなにも浮気したのそっちやろ?」
マリー「でも…行っちゃうよ?このままだと貴方の元から離れて私いっちゃうよ?」
旦那「…いやどう言う感覚してんねん、どう言う感覚してたら浮気した方からそんなこと言えんねん」
マリー「だから浮気はそんなつもりじゃなかったんだって」
旦那「いやだから、つもりとかじゃなくて現に浮気してんのやろ?騙したんやろ!騙した奴は、騙された方の言うこと聞いといたらええねん!」
マリー「いやだから浮気は…」
旦那「うるさい黙れカス!」
マリー「…なにその言い方、酷い!」
旦那「酷いんはお前やろ!被害者側に回ろうとすなや!浮気しといて被害者側に回るって卑怯すぎるやろ」
マリー「…だから浮気は貴方が私を女として見てくれないから」
旦那「見れるかぁあ!!お前みたいなもん女として見れるかぁああ!!!」
マリー「…酷い!!!うわぁああああん」

マリー泣き崩れる

旦那「…もうええからどっかいけや!お前みたいな最低なやつの顔も見たないねん!ほら、(間男)お前連れてけや」
間男「…」
旦那「はよこの女連れてけて!気持ちの悪い!」
間男「…」
旦那「ほらはよ!…」
間男「君は…苦しくないのか?」
旦那「は?なにが?」
間男「太宰治だよ、騙されるより、騙す方が苦しいってことはないのかい?」
旦那「…何を言うてんねん、意味のわからん事言うな、それより…」
間男「やっぱり、TikTokに悪口書いてるのは君だな」
旦那「だから違うわ」
間男「いやでも、君のような悪魔が書いてるとしか思えないんだ」
旦那「…だから、何を言うてんねん。ええから、連れてけや」
間男「…」
旦那「はよ。はよ行けって。お前もこいつと一緒になりたいんやろ?」
間男「…」

間男、マリーを連れて行こうとする、と

マリー「別れたくない!」
旦那「は?」
マリー「別れたくないの!」
旦那「いや、今更そんなん言われても…」
マリー「嫉妬して欲しかったの!おれはこんなのに負けたのかって、嫉妬して、そして私を女としてみてもらいたかったの!」
旦那「いやだから今更そんなん言われてもお前はコイツと…」
マリー「こんなの好きになるはずないじゃない!!!」
間男「…えぇ」
マリー「なんで驚けるの?当たり前じゃない」
間男「…えぇ」
マリー「いやだから、えぇじゃなくて、帰って。貴方を騙したのは謝るから」
間男「…騙した?」
マリー「そうよ、おかしいと思わなかった?アンタなんかを好きになる訳ないじゃない」
間男「いやでも、あんなに愛し合ったじゃないか」
マリー「…敵を騙すには味方から」
間男「えぇ」
マリー「私、この人の事が好きなの!あなたごめんなさい」
間男「いや、ごめんなさいじゃない。眼を覚ますんだ」
マリー「眼を覚ますのは貴方よ!騙したことは謝るから!」
間男「いや…だったら君も騙されてる!」
旦那「は?」
間男「もう仕事なんて関係ない!マリー、俺は別れさせ屋だ」
旦那「ちょ何言うてんねん」
マリー「黙って!!…別れさせ屋?」
間男「あぁ、この男からの依頼だ。分かり易く説明すると、(旦那)騙し(マリー)騙され…(自身)騙されてた。分かり易く説明すると、今俺たちはジャンケンをしいる。分かり易く説明すると、今俺がこいつを裏切ることで、丁度ジャンケンになっている」
マリー「…は?」
間男「は?…まぁいい。俺はね、ずっと苦しかったんだ、愛する君を騙してたことが」
旦那「…」
間男「いいかい?俺は、別れさせ屋だったんだ」
マリー「…そんなはずないじゃない!!別れさせ屋ってのはもっと若くてイケメンがするもんでしょ?真逆じゃない、あなたそれとは真逆じゃない!」
間男「あ!デジャヴュー!」
マリー「なによデジャヴューって!意味わかんないこと言わないで!さっきのクシャおじさんだって意味わかんないし!」
間男「いや笑ってたじゃないか!」
マリー「あれは彼に嫉妬して欲しかったからよ!面白いはずないじゃない!」
間男「…」
マリー「もう帰ってよ!」
間男「…」
マリー「私、別れたくないの!」

間男「それは無理な話だ」
マリー「いや無理とかじゃなくて…」
間男「彼は君が嫁だという事実にゲボ吐くそうだ」
旦那「いやだから…」
間男「吐くんだろう?…俺を信じるんだ!」
マリー「え?」
間男「だから、俺が、別れさせ屋だと言うことを信じるんだ」
マリー「…いやでも、貴方みたいな人が…」
間男「君の心がそう思ったとしても、脳みそを、特に左脳をそう騙すんだ。左脳をだますのが難しいなら俺が君の左脳の海馬をいじくってあげよう」
マリー「ちょっと…また意味わかんない事言わないで」
間男「でも俺が別れさせ屋なら、騙したのは君じゃない、騙したのは…」
マリー「…え…」
間男「そう、君は晴れて加害者から被害者へと進化するんだぞ!」
旦那「いやだからぉまえずっと何を言うてんねん!」
マリー「だまって!!…形勢逆転ね」
旦那「いや形勢逆転やなくて、こんなんが別れさせ屋なはず…」
マリー「別れさせ屋よ!彼はこれ以上ない別れさせ屋よ!」
旦那「いや、これ以下がおらんやろ」
マリー「おらん?…」
旦那「いやおらんやろ」
マリー「って事は認めたのね!この人が別れさせ屋ってことを」
旦那「いや認めたとかやなくて、もしコイツが別れさせ屋としても、これ以下の別れさせ屋なんかおらんやろって話してるだけで!」
間男「相変わらず失礼な奴だな!」
旦那「だまれ!お前はホンマ黙っとけや!」
マリー「なんで?なんでこの人が黙らなきゃいけないの?喋られたら都合悪いことでもあるの?」
旦那「いや、そうやなくて、さっきから言うてること無茶苦茶やんけコイツ」
マリー「いやそんな事ない、この人は理路整然としてるわ!」
旦那「嘘つけや、意味わからん言うてたやんけ」
マリー「…そんなの言ってないわ」
旦那「嘘つけや!」
マリー「嘘ついてるのは貴方よ!別れさせ屋頼むなんて信じられない!!」
旦那「だから頼んでない言うてるやろ!」
間男「頼んだじゃないか!!」
旦那「だから頼んでないやろ!」
間男「ちょっと待てぇ!!!」
旦那「なんやねん」
間男「…俺は、一体どうしたいんだ?!!」
旦那「…知らん!!!!!」

旦那「なんやねん、これ。これ続けて誰が得すんねん」
マリー「あなた、別れさせ屋を…」
旦那「うっさいねん!…たのんだよ、頼んだ、頼んだ」
マリー「酷い!!」
旦那「酷いもなにもお前浮気しとるやんけ」
マリー「でも、それは貴方の仕組んだ罠だったわけでしょ?」
旦那「こんな罠に引っかかるやつ、罠なくてもひっかかっとるやろ!そもそも浮気する気やからこんなんに引っかかるんやろ!」
マリー「…」
旦那「もうええやん、別れようや。ほんま頼むわ」
マリー「…なんで?なんでそこまで別れたいのよ!!」
旦那「……ブスやから」
マリー「ブスやから、ブスやから?」
旦那「ブスやから」
マリー「ブスやから…そんなことで?」
旦那「大事なことや。一緒に歩かなアカン身にもなれや。恥ずかしい」
マリー「酷い」
間男「…これでわかったろ?こいつはくだらない男なんだよ」
旦那「あ?」
間男「だってそうだろ、見た目なんて一過性のもんだろ。君は他人にどう思われるかだけを気にして生きるくだらない男なんだ。その為には人を騙すことを厭わない、それが愛すべきはず妻であってもだ…でも騙してたのは彼だけじゃない、君も俺も…いやそれだけじゃない、今尚彼らを騙している。最初からずっと…もうこれ以上彼らをだまし続けれない、これ以上は僕の心が苦しさに耐えれないからね…なんたって騙してた彼等とは…君たちの事だから!(客席に)」

◆照明:客電が付く

間男「…驚かせてすまない。私たちの芝居にあまりにもリアリティがあり過ぎてあたかも現実に巻き起こってる事と錯覚した事だろう。でもこれはお芝居だったんだ!信じれないだろう?!…騙してすまなかった(深々と頭を下げる)。そして、この女性、驚かないで聞いて欲しい…実は男性だったんだ!…騙してすまなかった(深々と頭を下げる)。そしてそしてのこの男。他人からどう思われるかしか考えていないこの男、この男も実は…ほら脱いでみろ」

旦那、脱ぐ

間男「…人にどう思われても良い男だったんだ、騙してすまなかった(深々と頭を下げる)。ほら、ついでに君(マリー)も脱げ(マリーも脱ぐ)…(客席へこれでもかと)どぉぉうですか!?…人は、誰にどう思われるかを、人の目を、世間を気にして生きすぎてる、それは(客席)あなた方も例外じゃない。だって、私がTikTokをやっているという件(くだり)ですごい笑ったじゃないか。あれは、あなた方が日頃、人の目を気にして生きているから"こそ"面白く感じるんだ。くだらない、実にくだらないじゃないか。人を騙さず、そして自分自身も騙すことなく自身を偽らず生きることこそが真の人生だろう!…オパンポン 創造社は、あなた方を、啓発します!!!!!」

神々しいほどの照明が間男を

間男「既成概念をぶっ壊せ!!!!!!!!!
人生は楽しむためにあるのさ!だからこそ美しい!!」

◆音響:M1CI

間男、ゆるやかに携帯を剣のようにとりだし

間男「…さぁ!手始めに、TikTokをはじめよう!!!!!!」

◆照明:めちゃくちゃ明るくド派手に

音楽と、その照明に合わせて踊り出す旦那とマリー。それを撮影し出す間男。3人ともこれ以上ない笑顔である

間男「おお、いいぞ、いいぞぉーー!!…お前たちはどう思われたいんだ?客席を見てみろ!…ポカーーーーンとしてるぞ!でもなぁ…さいこーだ!サイコーだぞ!人生はかくあれ!ぉおおおーーー!!」

狂乱の中、踊りながら、退場して行く男たち

-終劇-

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野村有志の日々のこと。今後の活動など一足お先にお伝えしたり、劇作イベントの振り返り記事等々【マガジン限定記事】を載せていきます。宜しくどうぞ。

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