北野日奈子の時代がもうそこまで来てる

北野日奈子…
知れば知るほど応援したくなる存在。

初選抜は8枚目、2期生では堀に続いて2人目、ダンスが苦手な居残り組だったにも関わらずの抜擢、期待されていたのは間違いない。しかし9枚目では選抜落ちし2期生にバトンを繋ぎ損ねる…北野のデビューは苦い記憶から始まった。

アンダーに落ちてからは元気なキャラを活かしてのぎ天などで活躍、zipperの専属モデルや、ANNASUIのモデルに抜擢されるなど着実に人気と実力をつけ、15枚目で悲願の選抜復帰。

16.17と連続して選抜入りし、2期生NO.2の立ち位置を不動のものとしたように見えたが、福神の壁はそれ以上に高く、18枚目で選抜落ち。ここで初めてUCを務めることとなる。

与えられた曲は「アンダー」
選抜で感じた壁か、アンダー落ちのショックか、握手対応に対する心ない声か、この曲でWセンターを務めた中元の卒業発表か、はたまたこの曲の歌詞か…。北野日奈子はこの時期から体調を崩しだし、座長を務めたアンダラ九州でも公演を欠席することが多くなった。結果的に両センターを体調不良に追い込んだ「アンダー」は、一部では「闇曲」とも揶揄され、当分の間はアンダーライブですら披露されることはなかった。

舞台あさひなぐに出演していたことから北野は19枚目で選抜メンバーに選ばれるが、体調不良が続き休業に入ってしまう。出版社の社長によってリークされていた写真集に関しても、撮影に入ることすらなかった。

20枚目シングル期間は休業していたが、46時間TVでのサプライズ復帰、2期生MVにこっそり出演、生駒卒コンにサプライズ登場と復帰に向けて少しずつ動きだし、そして迎えたシンクロニシティライブ。

基本的には選抜とアンダーに分かれて行われるライブ。本格参戦ではないものの、北野はアンダー側として参加していた。神宮ライブの名物「花火」選抜側が齋藤飛鳥センターの「裸足でsummer」でブチ上がる裏、アンダーが披露したのは「アンダー」闇曲とまで言われた曲の封印を解き放ったのはこの場所だった。

もちろん、センターは北野日奈子。
「アンダー」をやるという判断、「アンダー」のセンターを休業明けの北野に務めさせるという判断、そして堂々たる姿で「アンダー」を披露する北野。全てを乗り越え、完全復活を果たした北野日奈子の姿があの場所にはあった。

21枚目はアンダーとして活動、札幌アンダラにおいて北野日奈子の22枚目アンダーセンターが発表される。与えられた楽曲「日常」

北野の魅力は「明るさ」そう認識していた僕は「日常」を聞いた時、運営は馬鹿だと思いました。「13日の金曜日」みたいな曲をあげるべきだと、せっかく戻ってきたきいちゃんがまた病んだらどうすんだと、そんな風に考えていましたが…僕が間違っていたと気づくのにそう時間はかかりませんでした。パフォーマンス初披露は音楽番組「melodix」僕が北野日奈子をなめていたことを思い知らされました。チーム全体としてのパフォーマンス、北野日奈子の強さとセンター適性。圧倒的でした。

「アンダラの熱さを取り戻す」をモットーに座長として望んだ「武蔵野森アンダラ」1万人クラスのキャパでモニターを消すという暴挙に出るほどの気合い、ダンスが苦手だったはずの彼女による圧巻のソロダンス。同じように休業明けだった3期生久保の活躍も含め、休業明けのブランクなど感じる要素は1ミリもない、素晴らしいライブでした。

この前後で写真集の撮影、発売があったことも彼女に心の余裕をもたらしてくれた要因であったように思います。後のSHOWROOMで「たくさんの愛を与えてもらった」「生きてて良かったと思えた」「撮影スタッフは第2の家族」と語る彼女の姿を見て安心しましたし、写真集発売というのはアイドルにとって、本当に大きなことなんだなと再認識しました。

そして、23枚目で選抜に復帰。3列目を飛び越えての初福神。アンダラを見ていた身からすれば、そこに文句などあろうはずがありません。休業を経て明らかに強くなって帰ってきた彼女には誰もが期待してしまいます。元々の明るさや可愛さも顕在ですしね。

彼女の快進撃は止まりません。2019全国ツアーでの「日常」が圧巻であったことなど今さら語る必要もないでしょう。FODのドラマ10人にも抜擢され、運営が推していきたいという意思も感じます。そして、3月には待望の2期生ライブ。2期No.2の座に返り咲いた彼女の未来は輝いています。

この画像は、生駒卒コンにサプライズ登場した北野が掲げていたプラカード。まだ復帰すらしていない彼女からの「任せてください!」という言葉が出ていることに驚きましたが…今となっては何1つ不思議ではないですね。

生駒里奈の後継者にもっともふさわしいのは
この人だから。

「誰一人乃木坂46からかけませんように」と絵馬に書いていた彼女、「全人類と戦ってでも後輩を守る」と取材で語った彼女。乃木坂46というグループを守り、引っ張る、そんな存在に彼女はなれるし、もうなりつつあると思います。

なにより、生駒里奈が魅せてきた強く芯のあるパフォーマンス。今、その匂いを一番感じるのは北野日奈子じゃないですか?

制服のマネキン北野センターで
「僕に任せろ」が聴きたい。

それではお時間あれば勝手に聴いてください
乃木坂46で「アンダー」

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