
そうGと、ともに
みなさん、こんにちは。
地域精神ケア事業部の荒川です。
本日はわたしたち、地域精神ケア事業部が活動にお邪魔させていただいている、そうGとの清掃活動、そして大内病院で現在展示しているワークショップ「リレーのような、虹をつくろう」から出来た大きな虹の作品を見に来てもらった時の様子をお伝えします。
そうGとは…
西新井を拠点に清掃活動をしながら地域の見守りを行っている掃除をするジジイ…、通称「そうG」。
そうGは地域包括支援センター西新井(以降、包括)から声をかけられたことをきっかけに結成されました。
くわしくは足立区社会福祉協議会のこちらの記事をご覧ください。
月2回の活動にわたしたち地域精神ケア事業部も参加させていただいています。
包括に集まったそうGたち、○○さんは腰痛って言ってたね、など、それぞれの健康を気遣う声もありつつ、今日の活動や連絡事項を共有するところからはじまります。
ルートは、包括を出発して大師北参道、かりんの木々を横目に、西新井大師の脇道をとおり、大師駅から西新井大師の中を通って、約1.6kmほどの距離を1時間ほどかけて戻ってきます。

どんどん前に進んでいくそうGもいれば、後ろでゆっくり歩くそうGも、それぞれのペースで活動に参加されています。
一番後ろを歩くそうGに話しかけてみると、前の人たちは大きいごみを拾って、自分は取り切れてない小さなゴミを拾うことが役割なんだと話しつつ、次々に細かなゴミを見つけ出しては集めてくれます。ちぎれたタバコの吸い殻が結構落ちているんです。

途中、西新井大師のいろは池の前で休憩。
池で休憩していた鳥にそっと近づくも、逃げられてしまい、鳥にも邪悪な雰囲気が伝わったのかもしれないね!?などと冗談も交えた、何気ない会話で笑いあう、個人的にはとても楽しい時間です。
そうGの活動は清掃活動だけでなく、地域の見守りも兼ねているため、そうGのメンバーが普段通っている歯科医院の方にあいさつしたり、工事の警備員さんと今日は冷えるね、など話したり、散歩している保育園の子どもたちに手を振ったり、となごやかな雰囲気です。
街中でオレンジのベストがトレードマークのそうGを見かけたらぜひ話しかけてみてくださいね。
さて、清掃活動を終えたそうGたちと大内病院にやってきました。

2024年11月2日に新西新井公園(タコ公園)で開催された多世代交流まつりでのワークショップ「リレーのような、虹をつくろう」にそうGのメンバーが参加してくれていたので、どんな作品に仕上がったのか、みなさんで大内病院に立ち寄ってくださいました。

作品の前につくと、「どれか当ててみせるよ」と無邪気にメンバーが塗ったバトン短冊を探し始めたそうGたち。
これに違いない!とさっそく当てられてしまいますが、本人は恥ずかしそうにしていて、なかなか答えずにいます。
どれがそうGメンバーが色を塗ったものか、ぜひ、見に来ていただければ。
展示横の売店スタッフが答え合わせしてくれるかも、しれません。(※平日限定です)
また、ほかのそうGメンバーからは、「天女の羽衣のように感じた」なんて感想もいただきました!

ワークショップ「リレーのような、虹をつくろう」特別展示
大内病院1階エントランスにて期間限定で展示中
多世代交流まつりの関連企画としてはじまったワークショップ「リレーのような、虹をつくろう」。大きな虹の作品には多様な「個」が存在しています。
10月から開催したワークショップではリレーのバトンと同じサイズの短冊に参加者それぞれ自分の好きな色を塗っていただきました。
この短冊を、まるでリレーのバトンを繋ぐように貼り合わせた大きな虹の作品となっています。
他にはない、わたしたちだけの虹。
あなたの好きな色は何色ですか?