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正義の味方『労働基準法』

サラリーマンの皆さん!会社経営者の皆さん!

『労働基準法』って知ってますか?

おそらく、”働くときのルール” だろうな。ってくらいのザクっとしたイメージかと思います。(自分もサラリーマン時代はそんな感じでした)

じつは結構おもしろい内容になってます。

前回まで、雇う人(会社)の方が、働く人より、立場が強いケースがほとんどで、働く人にとって不利な条件(働く時間が長く、休憩が短く、お給料が低いなど)になっている場合について、書きました。

そこで、『労働基準法』が、そんな働く人達に、どんな助けの手を差し伸べるのかですが、

まず、「この法律(労働基準法)の基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その部分は無効とする。この場合において、無効となった部分は、この法律で定める基準による。」

つまり、『労働基準法』で定めている基準(働く時間、休憩時間、お給料の払い方など)よりも、悪い条件で働いている場合は、仮にその内容で合意(納得)してたとしても、この法律の基準に強制的に修正されますよ。
ってこと。

たとえば、一日の「働く時間が9時間で休憩時間が30分」 の場合


『労働基準法』では
 ・一日の労働時間:8時間まで (1週:40時間)
 ・休憩時間
   労働時間が6時間超:45分以上
        8時間超:60分以上

なので、

「働く時間は8時間、休憩時間60分」に強制的に修正されます。
*働く時間は、変形労働時間制 ってやつを導入している場合は9時間でも 
   違法にならない場合有*

”強制的に修正される” っていっても、勝手に働く時間を短くしたり、休憩時間を長く取ったりすると、あとあと面倒くさいこと(トラブル)になりますので、 ”働く時間と休憩時間は、法律上問題ないですか?”くらいの感じで、会社に聞いてみるのがいいと思います。


以上のように、『労働基準法』は働く人たちの味方になります。
ただし、例外も多数ありますので、個別に確認してみないと正確なことは言えないことは、ご承知おきください。

明日もお楽しみに!


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