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「女は好かれて結婚しろ!」浮気性の祖父が母に言った言葉は、娘の幸せを願った言葉だった

「女は好かれて結婚しろ!』祖父が母に言った言葉だという。死んだ母に何度も聞かされた言葉・・。

その意味が、いまさら男の僕にも今わかる気がする。

男性に本当に好かれて結婚しないかぎり、女性にとってどんなリスクがあるのだろう。


祖父は戦前に群馬の田舎から駆け落ちして祖母と東京に出てきた人だった。

僕にとってはおじいちゃんだ。

軍事工場を起こして成功して、戦時中は羽振りがよかったらしい。

娘にはそんなことを言いながら、自分は妾を囲っていたという話だった。

でも、

浮気しながらも家庭を大切にして7人の子供たちを育て上げたと聞いている。

僕は男としてちょっと憧れの祖父だったのだが・・・


そんな祖父が、母によく言ったらしいのです

”女は好かれて結婚しろ”と・・


「お母さんはおじいちゃんにいつも言われたのよ」と

僕が男なのにもかかわらず、何度も話をしてくれました。


今思えば、それを僕にいう母自身にも、

父との結婚に関して何か思いはあったのかもしれない。

まあ、子供の僕にはそこまではよく分からなかったけれど、

なぜか僕の潜在意識の中に刻まれて行ったのです。


中学生くらいの時かな、またその話を聞かされて

「女は好かれて結婚しろ、男を追いかけて結婚するな」

って事かあ・・

ということは男の僕から見たらどうなるんだ?

「男は好きな女と結婚しろ、追いかけてでもゲットしろ」

とでもなるのか?

と好きな子の顔を浮かべながら思ったことがあった。

残念ながら、ゲットできなかったけどネ(笑)


その後、大学生時代から20代と、そんなことは忘れていました。

今思えば決して人には褒めてもらえないような恋愛を繰り返すなかで、

30すぎて結婚を意識するようになって、少しづつ言葉の真意がわかってきた。


僕にいいかえるなら

「俺は、本当に好きだと思った女性以外とは結婚したらいけない」

ということなんだなと思った。

付け加えるなら

「本当に好きな女性と結婚しないと、自分で家庭を壊すかもしれないぞ」

という警告でもあった。


いま、芸能人などが浮気をすると、週刊誌に取り上げられて問題になっている。

社会的にも追い詰められて、SNSで大変なバッシングを受けたりする。


ただ、

女性の前で面と向かって言えないが、男は基本的に浮気性なのだ。

結婚していなければよくあることで、だれも問題にもしない。

たとえば学生時代なら男同士では、

「あいつはモテていいなあ〜。また彼女変わったみたいだよ。部活の新人だってさ」

みたいに語られるだけだ。


しかし、結婚したらそうはいかない。

もし浮気が露呈すれば、大切にしていたはずの家族や家庭が崩壊する可能性もある。

それは、浮気をしてしまった男でもきっと後悔することなのだ。

浮気をされてしまった妻は悲しいし辛いし恥ずかしい。

場合によっては離婚や絶縁のはじまりになるかもしれないのです。

そうなれば、二人の子供達はもっともっと罪もない犠牲者になります。


そんな、浮気してしまった男性を、責めるのは簡単ですね。

最低な男だと・・・。

でも、男性諸君ならわかるはず、

他の女にモテたいとチラッとでも思ってしまうのは男の性なのだ。

ただ、本当に浮気してしまうかどうかで、大きな違いが出てしまう。


その一線を踏みとどまらせる事は何か?


男の我慢でも、

妻の努力でもない。


男が、本当に好きな人と結婚したかどうかだ。

もう少し詳しく言えば、

本当に一生好きであり続けられる人と結婚したかどうかだ。

もっと細かく言えば、

本当に一生好きであり続けられる人かどうかを、

結婚前に自分の気持ちを正しく判断できたかどうかなのです。


その判断ができる恋愛であるためには、

結婚判断までのプロセスでとても大切なことがあるのだけれど、

長くなるのでそれは今日は割愛してまた次の機会にお話ししますね。


話を戻します。


「女は好かれて結婚しろ」

この言葉に隠れた意味は、

女性がどんなに好きでも、男が女性をそれ以上に好きでなければ、

浮気のリスクは上昇するよと。

それは男の性でどうしようもないけれど、

本当に自分を好いてくれる人なら、悲しませたくない気持ちがそれを上回るだろう。

という事なのかなあ〜


どうも現代的なカッコいい話ではなくなってしまいましたね。

でも「女は好かれて結婚しろ!」

この言葉には、男性の性も含めた根源的な真理が隠れているような気がするのです。


祖父はきっと、自分の反省も込めて

娘に幸せになってほしいと願う気持ちから言ったのだと思う。


そして、

僕も自分の娘たちに言ったのでした

『自分が好きなことは当然として、それ以上に君のことを好いてくれる人を探すんだよ』と・・




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