2021シーズン 明治安田生命J1リーグ 第21節 浦和レッズvsベガルタ仙台(A)

結果は0-0の引き分け。

メンバー

4-2-3-1。デンと汰木がスタメンに。そのほかは前節と変わらず。

ざっくり試合内容

前半
開始早々は仙台がアグレッシブにプレスをかけてくることで落ち着かない展開。

しかし6分に槙野の長いボールから西のクロスを中央で待ち受けたユンカーがヘディング。惜しくもキーパー正面でしたがサイドからいいクロスが上がっているのは非常によい流れ。

その後もなんどかチャンスは作るもののゴールは割れず。

とはいえピンチらしいピンチはほとんどなく前半終了。

後半
後半は福岡がアグレッシブさを取り戻しイーブンな展開へ。

開始直後はまたもやゴールかというようなチャンスシーンもあったが徐々に仙台ペースに。

西の裏を狙うようなボールや相手CFを使ってキープさせその周りを別の選手が流動的に使ってゴールに迫りあわや失点かというシーン。ただそこは西川のビッグセーブでなんとかしのぎ切る。

飲水タイムまでは押され気味で試合が進むが、飲水タイムでやや修正し67分の交代で完全に立場が逆転する。

理由は興梠の投入。彼が仙台DFの裏を取り続けることでユンカーのマークを分散させ、結果相手ボランチもケアにリソースを割く必要が出てくる。そうすると全体的にラインがさがり浦和がボールを優位な形で回せるようになった。

ただ押し込めど押し込めどシュートが入らず。そのままスコアは動かず試合終了。

◎GK
・西川
今日は彼のスーパーセーブで引き分けに。キックもブレることなく正確だった。

◎DF
・西
ユンカーへのクロスは素晴らしかった。ただ、前半前へ進めないシーンや後半は裏を狙われあわや失点になりそうなシーンもあった。
・トーマス・デン
パスや速度のある守備は流石。ただ後半はコンディションの問題もあり交代。VARで取り消しになったシーンは冷や汗もの。
・槙野
前半西へのパスはよかった。守備では相手をイラつかせる守備で仕事はさせず。
・明本
関口とバチバチにやりあう。攻撃では何度かクロスを上げるシーンはあったが全体を通すとそこまで深く切り込めなかった印象。

◎MF
・田中
今日はいつもより内側でプレーして西を外で使えるようになっていた。ただ相手守備もあるがあまり有効な攻撃は出来ていない。
・柴戸
いつも通り守備でしっかりチームを支える。今日は相手の戦術もあるが中央で縦につけるパスはあまり見られなかった。
・伊藤敦
前半は非常に目立ったプレーをしていたが後半やや消えるシーンも。チームが苦しい時に攻撃でアクセントをつけて欲しいし、それをやるパフォーマンスはもっているはず。
・汰木
今日は柏戦ほどドリブルでの持ち運びができなかった。チャンスシーンはユンカーが折り返しを欲しがっていたがシュートを選択。

◎FW
・小泉
今日は彼を自由にプレーさせないことが仙台のタスクだったと思う。そんな中でも決定機演出やシュートなど存在感を見せる。後半興梠が入ることで自由度を増した。
・ユンカー
今日も惜しいシーンはたくさんあったが決めきれず。彼の問題ではないが競り合いは強くないのでチームとして足元やスペースで貰えるようにすべきでは？

◎控え
・興梠(67分 田中と交代)
彼が入るまでは押されていたが、入った後はワンサイドゲームに。圧倒的なラインでの駆け引きで仙台のプランを崩した。シュートシーンはあれだけ囲まれていたので流石に無理。
・岩波(67分 デン→と交代)
途中交代ではあるがしっかりと守備で体を張る。積極的な縦パスやロングフィードで流れを変えた。
・関根(84分 汰木と交代)
かなり流動的なポジショニングで回りと連動。ただ結果は残せたと言い難い。
・山中(90+2分 明本と交代)
やはりその左足は期待感がある。守備でカードをもらったのはご愛敬。
・武藤(90+2分 ユンカーと交代)
時間短く印象なし。

全体的な感想

柏戦と比べるとボールがあまり縦に動かせなかったなという印象。

正確にはロングボールでの縦はあったけどもグラウンダーやワンツーで縦に推進するシーンはほとんどなかったですね。

あとボールは握っているので仙台側がストレスが溜まる展開が多く、粗いプレーが増えてきたせいで荒れた展開になったはあまりいただけなかった。

今日の審判は後ろからのチャージに対しては笛を吹きやすいようでよく止まってましたが判定としては一貫してたと思いますが…。

あとは興梠の投入タイミング。試合の流れ的にユンカーが抑えられていたのでもっと早く興梠入れてマークを散らすとかすれば点が入りそうな気もしました。

次節は7/10 アウェイの大分トリニータです。上位に離されないためにも勝って中断に入りたい。