気とは何?

空中浮遊体験者との出会い


『エネルギー体操』で、エネルギーの充填体操を説明していたら、大変な人に出会った。気によって、空中に浮かび上がった経験者だ。写真も見せていただいた。写真など簡単に合成できる時代なのでそれ自体はそれほどの説得力はないが、説明の時に、手の動く仕草を見て、これは本当の話だと感じた。
私が知っているのはオーム真理教の麻原彰晃の例だ。しかし、彼のはインチキだという。そうかもしれない。私もそう思っていた。
さらに、いろいろと聞いてみると、この人は自分一人ではできない。体験させていただいた、その師匠も、もう他界されている。その師匠も70歳くらいの時には、体力の限界で、もう続けられないとおっしゃっていたそうだ。
この人は瞑想によって取得した手からでる気を私に示されたが、私が利用している気とは違って固い感じのものでした。

この「気」は武術で用いられる「遠当」(離れた相手に気を当てて倒す)などと同じような、外に働きかける「気」エネルギーです。この「気」エネルギーでは、自分の体を修復できません。(ただし、遠隔治療に用いられる「気」は、外に働きかけるものですが、その人の身体を修復できます。)

気とは何?


 「気」は宇宙を構成するエネルギー


私) 皆さんは宇宙がどのようにしてできているのか考えたことがありますか。無いですよね。それが普通です。
 宇宙は、見える存在や見えない存在を「気」によって構成し、動かしています。宇宙とは、「気」であると考えられるのです。
 つまり、気は「物」であり、ものや波動を作り、あらゆる物を動かすエネルギーであるのです。
 表現を変えれば、すべての元です。
 納得できてもできなくてもそういうものだと理解していただけますか。

自分の内にもあるから、感覚的にもとらえることができる

「気」は宇宙の存在、すべてにあるから、自分の内にもあります。
 各自の内側に存在するので、感覚的にもとらえることができます。日常生活の様々な場面でその表現が行われています。
  宇宙は、気で構成される様々な存在でできているし、その存在のさまざまな変化が気によって引き起こされます。

気を使った熟語、気の慣用句などキリなくあります。それほど私たちは日常で「気」を感じているのです。

Nさん、「気」って分かりますよね。

Nさん) そういうのは分かりますが、『エネルギー体操』となると……。

私)そうですよね。「気」は、宇宙を創造し、動かすものだけに、いっぱいありすぎてどれが『エネルギー体操』の「気」なのかわからないと思うのが当たり前ですよね。

体の内側に働く「気」と、外側に働く「気」

大きく分けて、体の内側に働くものと、外側に働くものとすると、『エネルギー体操』の「気」は、内側に働くものということになります。
『エネルギー体操』をすると、絵や字がうまくなりますよと紹介したのは、絵や字を書く体が整えられることからです。ただ、絵や字というのは、体の外側に対する働きかけです。

内側に働きかけて体調が良くなると、外に働きかける気の力も自然によくなるのです。『エネルギー体操』の「気」は、なでるだけの簡単な操作でパワーを発揮しますが、、内側に働く「気」は、結果として外側に働く「気」のパワーもアップしてくれます。

外側に働く「気」だけを強くしようとすると、訓練や瞑想などの長時間の行が必要です。かなりの体力を必要とします。先に『エネルギー体操』の内側に働く「気」をアップすれば、外側に働く「気」のパワーも容易にアップできます。
大事なのは、その反対、外側に働く気だけで内側に働きかけるのは難しいということです。
だから、空中浮遊や、遠あてなど外側に働きかける「気」の訓練をした人は、その外側に働く「気」を意識せず、まず自分の体全体をなでることから始めてください。すぐに内側に働く「気」を体感できます。

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