いつも期待以上の幸運

 長男の招待で、カニの食べ放題にいってきました。ズワイガニをお腹一杯食べるのは十数年ぶりです。



 どうせ、小さいもので時間がかかるような仕組みだろうと思っていたら、普通サイズのカニでした。並んで大きなお皿に山盛に乗せて持っていきます。私の番になると、爪のところばかりが残っています。
 爪のところは固いので、嫌がっているようです。私は、そこが一番おいしいので、まるで私のために残してくれている感じです。盛る量は、ほぼ、みんな同じです。私も皆と同じくらいの量にしました。

 とりあえず、カニとカニみそだけにして、食べ始めました。まず、適当に手で折って、殻ごとかぶりつきました。ばりばり。殻のうまみが口に広がります(普通の人はこんなことをしたら歯を痛めてしまいます)。

 驚いたのまずカニ用に、新しいはさみが出来ていることです。殻が簡単に切れます。殻をバリバリ切って、その身を口にほおり込みます。

うまーい。

 おいしさが口いっぱいに広がります。直ぐに食べられるので止まりません。
 一番におかわりに行きました。

 カニを食べてからいよいよ、デザートですが、始めからデザートを食べている孫娘に、それ、おいしそうだねと声をかけておいたので、孫娘が案内してくれました。デザートも保存料が少なく、おいしくて、思いっきり食べました。


お皿に乗り切らないのでおかわりすることにしました。ドリンクは暖かいお茶とコーヒーです。
食べ終わったら所定の90分でした。もう、夢中で食べ続けていたのですね。
 息子に言われて窓からの景色を見ました。高層ビルの景色が一望です。
私 「うわー。大都会だ。」
息子 「どんな田舎から出てきたんだ。」
私 「でも、こんな景色を一望できたのは何年ぶりかな。」
夢中で食べていたので、窓の外を見る間もなかったのですね。

 以前に町会の役を一緒に体験したメンバーと10年余り、毎年冬になると滋賀県にバスで、おおきなズワイガニを思いっきり食べるツアーを組んでいましたが、あれから、10年以上になります。メンバーの何人かは他界しました。

 2,3年前に友人が、近鉄の切符がタダだからと名古屋に誘ってくれた時に、久しぶりの遠距離旅行に感動しましたが、今回は久しぶりのカニ食べ放題に感動しました。

 『エネルギー体操』があるレベルに達すると、この様な喜びに日常が溢れます。


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