いきなり腰呼吸のこと?

 『エネルギー体操』で何がそんなに大きなエネルギーとなるのだろうと考えてみると、いろいろありますが、やはり「腰呼吸」です。
 はじめの一歩としてやってみるとき、慣れるまでは十分ではないにもかかわらず、大きな力になります。

「腰呼吸」って、どんな呼吸?


 十分できなくても、大きな力を発揮できる「腰呼吸」。しかし、知られていない。もちろん、経験したこともない。
   肺呼吸は皆さん知っておられます。
 体操を始めるとき、私もよく言われました。
「はい、胸いっぱいに吸って。止めて、今度は吐きましょう。」
これを何度か、繰り返します。
 普段、思いっ切り吸う習慣がないので、これでも体は元気になるのを感じます。

 その後に、さらに進んだ呼吸法、丹田呼吸を習いました。
 胸で吸うのではなく、横隔膜を下げて、丹田を意識して丹田で吸うような気持ちで、さらに深い呼吸をすると、身体はパワフルになります。

 腰呼吸というのは、丹田呼吸よりも、横隔膜をさらに下げて行う呼吸です。意識は、腰から下、足先まで使って呼吸します。

 大雑把には、こんな感じで理解してください。

難しいですか?

 難しいといえば難しいですが、慣れです。普段から、この呼吸の方が疲れません。思いっ切り吸うというようなこともほとんどないので、普段の呼吸をこの呼吸に変えたら、それだけでパワフルな体になります。

慣れてくれば、連続して気の充填ができる

 肺呼吸は、吸うときに酸素を取り入れて気の充填を行いますが、腰呼吸は慣れてくると吐く時にも吸うときにも、その切り替えの時にも、連続して気の充填を行う事ができます。

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