調子が出ない時の、トレーダー10の自問集
どうも、おおがです。
株の短期売買、難しいですよね。損失や連敗が重なると凹みます。
いつプラスになるんだろう、、夜も寝られなくなったり。
何か糸口が無いものか、とTwitterを見てたら、なるほど!、というつぶやきがありました。
、、、すみません、私のつぶやきです
_(┐「ε:)_
これ、私自身、ハマったときに振り返ります。
自問する順番も大切です。
エッジ?、テスト?、マルコフ性、、、これらはどういうことなのでしょうか?
①そのトレードにエッジはあるか?
エッジとは、「優位性」と言い替えることが出来ます。例えば、
過去数十年、株価は長期的に右肩上がりに上昇していますから、早めに株を買い、ずっとホールドする行為は優位性がありそうです。インデックス投資家、長期ホルダーさんは、この優位性に賭けていると言えそうです。
エッジがあるか?、の問いは、
「そのトレードが勝ち続ける理由を説明できますか?」
とも読み替えられます。
でも、優位性がありそうだからといって、勝てるか?、儲かるか?とは必ずしもイコールではありませんよね。
②エッジの有効性をテストしたか?
「そのトレードは過去、成功していたか?」
エッジ(優位性)がありそうだからとすぐトレードするのではなく、事前にテストし、エッジの有効性(勝てたか?儲かったか?等)を確認しておくことは大切です。
例えばあなたが子供の野球チームのコーチ、監督としましょう。
そこへ、ある若造が来て、こう言いました。
「俺は左打者に強いという、優位性を持つピッチャーだ!ぜひ採用してくれ!」
と言われたとして。あなたはその若造をすぐ採用しますか?
絶対、採用しませんよね。
採用するにしても、事前に「君の他チームでの過去の勝率は?」(バックテスト)、とヒアリングしたり、練習試合で試したり(フォワードテスト)、本番試合で実際に投げさせたり(リアルテスト)してから判断しますよね?
トレードの場合も同じでは無いでしょうか?
トレードの優位性を見付けても、鵜呑みにせず、過去の実績を確認することから行います。分からなければ、自身で過去データを入手し、確認します。この行為を「テスト」と呼びます。
よくチャートやオシレータ指標などで、この形・数値なら買い!、といったシグナルがあります。そのシグナルに従い1年間売買したとき、どのくらいの勝率で勝てたのか、あなたは事前にテスト結果(勝率、過去リターンなど)を把握していますか? もしかしたら、散々な成績かもしれません。
誤解しないで欲しいのですが、チャートやオシレータ指標を否定しているわけではありません。
1本足打法でホームランを連発している方がいたとします。
彼にとって、1本足打法はホームランを連発するための必要条件ですが、(我々がホームランを打つための)十分条件ではありません。
チャートで、オシレータ指標で儲けている人が居たとして。
マネしたらあなた(私)もすぐ儲けられる、とは限りません。
よって、その手法を真似るなら、自分も同じような成績で戦えるのか?、テストしましょう。
テストは3つに分かれます。
これは、AI、機械学習を活用している方の場合は良く見られるアプローチかと思います。過去データで学び、その後のデータでも有効に機能するか確認します。
※(あ)をトレーニング・ステージとし、(い)をバックテスト、(う)をフォワードテスト、とする/呼ぶ場合もあります(おおが私見)
③そのエッジは今の相場に合っているか?
バックテストしてさえいれば、万全な訳ではありません。
「こりゃ凄いリターンだ!」
と慢心・ご満悦し、その後大きな損失を抱える(システム)トレーダーも居ます。
「こんなはずでは、、過去はこんな好成績なのに、、」
過去は過去。
確認(バックテスト)は大切ですが、あなたの明日のトレード結果は過去の事象に依存しません。マルコフ性有無(後述④)で、自身のトレードを評価すべきと思います。
また、そもそもオーバーフィッティング(砂漠の中の黄金、、ではなく、たまたまリターンが大きい、その時期に針の穴を通せた糸を見つけただけ)の可能性もあります。
ただしこれは私にとっても難しい問題です。
常に自分に問いかけ、リアルテストと、リアルトレード結果をマルコフ性有無で冷静に観察し、今の相場に合っているのか? 今の損失は一時的なものなのか?続けるか・ここで止めるか?、、あなたの判断が必要です。
④連敗をマルコフ性有無で評価しているか?
マルコフ性、、聞き慣れない言葉ですよね。
この、④についてはとても大切なのですが、そもそもマルコフ性を理解していないと説明が難しいので、以下の別ノートにまとめました。ご存知無い方にも分かり易く書いたつもりです。
最後に
①から④まで、駆け足でまとめてみました。
トレードで苦戦、調子が出ない時、連敗を脱出するための気づきとして、参考にして頂けたら嬉しいです。
⑤以降は後日まとめてみたいと思います。
本noteについて
・これらの情報によって生じたいかなる損害についても本情報提供者は一切の責任を負いません。
・本書記載および講演内容は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。
・データ・数値は、過去の実績またはシミュレーション例等であり、誤っていないこと、および将来の一切を保証しません。
・投資にあたっての最終判断はご自身でお願いいたします。
おおがでした。
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