ヒヰト・ウィンド 物の詞
此の作品に出てくる漢字は 必ずしも今の読みや意味と同じで无いものも有る。それは此の作品世界が今の世界や時代と違うからで 今の漢字の読みや意味さえも作られた頃の其とは違う というところから 作者が字の造りや形から此の世界のイメージを生み出しているからである。
◎鳥が付く字 : 鳥の類い
◎隹が付く字 : 人の生業
◎羽が付く字 : 道具の類い
氠(イカツチ)──厳つ霊 気 体の内の電気
䱦(いさり)──漁 漁師
礼宮(ヰヤカタ)──礼賛の館
礼賛(ヰヤマイ)──神祇を礼まい奉る習わし または教え
廟(おたまや)──祖を奉る祀り場
祖(おやがみ)──先祖
奇し(くし・くすし)──不思議 妙
此土(コヌチ)──舞台となっている土地の呼び名
凰(コリボロ)──鷷を乗せて此土に飛び来た𩿷
恐鳥(コワト・コワトリ)──人を襲う猛禽
角三王(スザノヲ)──礼賛の主神リミフォスの号び名
嵐碧(ストミラ)──主神リミフォスの遺物(ゆいもつ)
无い(ない)──無い
人の界──鷷が鳥から切り取った 人が比較的安全に暮らせる範囲
魋術(マジゴト)──マジナイの術
魋士(マジツシ)──マジナイの士(おとこ)
魋女(マジツメ)──マジナイの女の子
魋使い(マジナイ)──マジゴトを使う または使い手
魋具(マジモノ·マジトモ·マジノグ)──マジナイの具
鷷(ミコト)──此土に降り臨まれた四人の人の形をした鳥の神
三角(ミツヌ)──礼宮や礼賛の聖地の境に立てる標
物の具(もののとも もののぐ)──道具
鬼(モノ)──精霊
鬼憑(モノツキ)──鬼に憑依された生き物
鬼気(モノノケ)──精霊の気這い
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