さじかげん

画家・イラストレーター 絵日記のような気持ちで落書きと頭を整理するための乱文を続けて…

さじかげん

画家・イラストレーター 絵日記のような気持ちで落書きと頭を整理するための乱文を続けてます。 美味しいものが好き。たまにちゃんと描いたものをあげます。

最近の記事

矯正日記、調整0回目-矯正の歯医者さん探し-

笑った時にニコッと出る八重歯、自分のよく笑う癖もあって 周りの人からは「愛嬌あるね!」「チャームポイントだね」 とよく言われていた。 そんな八重歯がふと邪魔者に感じる時が食事中に現れる。 スコーン、パン、クッキー、マフィン、ドーナツ、お好み焼き、ご飯粒などあげればキリがないが、こいつらが隙間を埋めるシーリング、石膏のように、八重歯と後ろの歯の間にピッタリと収まるのだ。 取ろうにも、詰まるたびにトイレに行くのは面倒で、スコーンなんかは特に水で溶けづらく、水で口を濯ぐのはマナー的

    • 漫画をよんで。

      転職してから、仕事にも少し慣れてきたころ友達から一つのラインが飛んできた。 「違国日記おもしろいし、あなた好きそうだからおすすめ〜〜」 という内容だった。 違国日記は別の友達も好きで、その子の家に泊まりに行った時に初めて読んだのを覚えている。その時は大学院に入ったばかりで、自分に合わないなと感じパラパラとページを捲るだけで深く、その世界に入り込むことはなかった。 もしかすると、大学院生の時までの私には全く関係もなく、共感もない、何一つ別の世界、それこそ違国すぎる話だったのだろ

      • ゴマと山椒のうまい麺

        蟄居をしていかないといけない今日この頃だが、仕事は外でする必要があるのに休日は家にこもっていないといけないというのは正直リスクが減るとは思わないので、結局一歩外に出てしまうことにした。感染を広めてしまうとは思うが、たべるものも、着るものも働いていく上では更新していかなくてはならない。そのついでに外食をした。歩いていて、テレビの取材とか来るんじゃないの〜と言っていたら案の定引っかかった。即断ったが、自分たちは愚かにも食欲に負けてしまった、とこの時思った。このまま、一年続いてしま

        • めんたいこパスタ

          展示のついでに、彼女の地元へ行くことになった。 なぜか私はラッキーなことに彼女の母に気に入られている。 それは置いておいて、彼女からずっと、 「おいしいから、食べて欲しいめんたいこパスタがあるの」 明太子が大好きな彼女がずっとこれを言っているから、ずっと食べたいと思っていた。この間描いたハンバーグミートソースはこの明太子パスタのお店の別のメニュー。喫茶店らしい、見た目のパスタ、味は劇的な美味しさ。 一口食べると、何の味だか分からないが旨味がぐっと嗅覚をくすぐる。 ペペロン

        矯正日記、調整0回目-矯正の歯医者さん探し-

          ラーメン

          初めて美味しいと思うラーメンを食べたのは、家から電車で30分ほど離れたところにあるお店だった。 今も店舗の跡地を見つけると家族三人で行ったことを思い出す。お店の前を通った時にする、煮干しや鶏ガラの匂い。最近よく食べてる豚骨ベースのラーメンとは違ったもので、麺も中太麺、味は醤油。鶏油でこってり感がでてて、もちろん豚の臭みはない。 最後に食べたのは小学校高学年。思い出の味は、いつでも食べたいと言う気持ちになるし、思い出だからこそ1番美味しかったと言えるだ。 もう誰も食べることの

          友達

          友達とは三十分ほど離れた駅で待ち合わせ。 久々に会うから、8月に買って11月あったのに家に忘れて渡せなかったお土産を渡そう。 そう意気込んで向かった。だが、また同じことを繰り返してしまい。 家に取りに戻ったのだった。 ついてることに、友達も仕事がうまく終わらず遅れてきたので、2人の待ち合わせ時間はうまくかち合った。 久しぶりに会った彼女はやっぱり、自分に似合ったかっこいい服装をしていて、いいなぁと思った。 彼女から話を聞くと次元が違うなぁと思う事がよくある。 例えば

          冷たいエビフライ

          朝起きて、ご飯を食べている時だった。何回か電話がなったりしているような気がしたので目覚ましのスヌーズがまだ効いているのかなと思い、出勤準備したリュックから携帯を取り出した。 画面を見ると父からだった。 それは、思わぬ訃報で一月に会ったばかりの祖母が亡くなったとの連絡。 実感は何一つわかなくて、一緒にご飯を食べていた彼女は心配そうに「仕事休んだら」と言ってきたが、家にいるとよく分からなくなりそうなので、出勤する事にした。 電車にのってても、歩いていても、よく分からなかった。

          冷たいエビフライ

          無職になってから。

          7月に会社を辞めてから、数ヶ月何もせずただ、日にちが過ぎて行くだけだった。 挑戦しない自分を変えようと、公募展、展示、企画にいつもの自分より参加するように心がけた。何かに受かったり、上手く行ったりしたことはなかったが、その行動をしただけでも自分にとってはプラスに動いたと思える。 仕事をせず、内職のような人からの頼まれごとしたり、絵を描いたりだけをするなんとなく無職の私は、なおさら自分が何すればいいのかなんてわからなかった。仕事を辞めるまでは、知らないことを知らないまま仕事を

          無職になってから。

          返却期限

          不意に図書館に出向いた時に、あれは3週間ぶりだったかもしれない。 前に借りた本は返却期限を過ぎてしまうことが多かった。 返却期限を過ぎた本を受付に持っていく時にいつも申し訳なくなる、期限を過ぎてしまうのは良くないことには変わりないし、自分がいけないこともわかっている。 図書館のカードを持って、 「すみません、過ぎちゃって」 というのを三回連続でしてしまったような気がする。 自分のだらしなさが目に見えてくるようで、次から・・・と思いつつもいつも過ぎてしまう自分は嫌だった。 嫌な