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スマブラのオフ大会で『Tonamel』を使ってみたら色々なことが分かった

こんにちは。こんばんわ。おはようございます。
東北は宮城の地にてオフ大会・対戦会を主催しているおぬと申します。
今年御年31歳になるただのスマブラ大好きおじさんです。

自分の来歴等については『すまらじ!』という素晴らしい動画があります。
お暇な方は是非一度視聴していただき、シリーズ制覇を目指しましょう。

『おばんdeすまっしゅ』について

本題に入る前に、自分が主催している『おばんdeすまっしゅ』について簡単に紹介させていただきます。

https://twitter.com/obasma_sendai

通称「おばすま」と呼ばれているこの大会は、元々は関東で行われている『闘龍門』や『スマパ!』のような平日大会を宮城でも開きたい!という想いのもとで企画をしました。
平日開催ということもあり最初は中々参加者を確保することが難しい状況が続きましたが、何とか断続的に32人規模でのトーナメントを開催することが出来るまでになりました。わーい。

徐々に平日だけでなく、土日に特殊ルールでの大会(レシオ制3on3など)を開催したり、東北最大規模のスマブラ大会である『TSC』の前日に1日通しでイベントを行ったりと、やりたい放題やっていきました。
その後、東北地方でも定期的な中規模大会(64人規模)開催需要が高まり、会場を飛び越え『おばすまOST』という名称でいざ新たなステージへ...!

...という状況で新型コロナウイルスによる自粛期間が始まりました。
様々なコロナウイルス対策を講じてなんとか開催にこぎつけたのが今回の『おばすまOSTmini』でした。

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『Tonamel』について

さらに本題に入る前にTonamelについても紹介させていただきます。

簡単に言うと「いつでも誰でも気軽に大会を開催できる」神ツールです。
以上。

...自分なんかが紹介するまでもなく、ホームページやTwitterを確認していただければどんなツールかは自ずと伝わるかと思います。
ユーザーに寄り添うとてもハートフルな開発陣の皆さんです。

スマブラのオフ大会で『Tonamel』を使ってみた

いよいよ本題に移ります。
結論から書くと「スマブラのオフ大会ではTonamel単体では完結しない」というのが個人的な見解です。
ここからは良かった点、改善して欲しい点を纏めていきます。

良かった点

①参加者を一元管理できる
現状、スマブラのオフラインイベントは参加者を募った後、大会の肝となるトーナメント表に関してはまた別のツールを用いることが少なくないです。

<例>
こくちーずプロhttps://www.kokuchpro.com/)で募集を行い、
challongehttps://challonge.com/ja)でトーナメント表を作成

一方、Tonamelに関しては参加者が直接エントリー可能(アカウント作成が必要)で、そのままトーナメント表に反映させることが出来ます。
これによって複数のツールを使い分ける必要がなく、主催側の参加者の管理が非常に楽になります。

smashgghttps://smash.gg/)などの既存のツールでも参加申請とトーナメント反映を一元管理出来るものもありますが、challongeと同様に海外製のツールなので一部翻訳に違和感があったり、アカウント作成の敷居が高かったりなど、コミュニティの総意ツールとはまだまだ言えない現状があります。

話を戻しますが、Tonamelの参加者管理に便利な機能として「アナウンス」というものがあります。
その名の通り、主催が参加者に対して一斉にアナウンスをすることが出来るというものです。
新しいアナウンスが公開された場合、大会ページに通知マークが付くため、全員が主催からのメッセージを受け取ることが可能です。

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②大会進行が容易に行える
普段のおばすまでは勝者から運営側に勝敗報告をしていただいています。
その報告を基にツール上で勝敗を選択し、次の組み合わせに進む...といった流れです。
参加者に権限を付与して自身で勝敗更新をしていただく方法もありますが、設定が面倒な場合が多いため、基本的には採用されません。

しかし、Tonamelではラジオボタン1つにチェックを入れるだけで当事者同士での勝敗報告が出来ます
勝者側が報告したのち、敗者側がその結果を承認するという2段階の作業が必要になりますが、実際に運用してみると勝者側の報告が実際のセット数と相違があった事例が何度かあったため、後述するスイスドロー方式での大会では大きく影響が出るということもあり、公平性が保たれています。

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③スイスドロー方式が気軽に楽しめる
大会シーンとして一番のメリットはこれに尽きるかもしれません。
現在、スマブラのオフ大会における最もメジャーなトーナメント方式であるダブルイリミネーション方式(2回敗戦するまではトーナメントに残れる)での大会開催は出来ません(近い将来実装予定?)が、他ツールにない強みとしてこのスイスドロー方式での大会開催が可能です。

このスイスドロー方式、しっかり説明しようとするとここまでの文章量の倍以上の文章が必要になるのであまり多くは語りません。
こちらも詳細が記載されているページのリンクを貼らせていただきます。

簡単に説明すると「トーナメント終了まで実力の近い人同士で対戦することが出来る」という特徴があります。

オフ大会はオン大会とは違い、対戦相手と直接対峙しての試合ということもあり、独特の緊張感が常に付き纏います。
故に上位の成績を収める為には如何に「大会慣れ」をしているか、という点も重要になってくるのですが、上記で説明したダブルイリミネーションでも2回負けたら終了なので中々場数を経験する機会が得辛いです。
そこで、このスイスドロー方式ならば(順位決定に影響は出ずとも)大会の雰囲気をより多く経験することが出来ます。

しかし、スイスドロー方式だと優勝決定戦が行われている状況でも全員が黙々と対戦を行っているため、エンターテインメント性を重視する場合にはあまり向いていないというのが正直な感想です。
また、順位を付ける仕組みが難しかったり、必要な対戦台数が変わらない為にフリー対戦台が確保出来ないなど、大会運営をする上での細かい問題点が発生することもある為、なかなか本選として採用されることはありません。

そんな背景があり触れる機会が少ないスイスドロー方式ですが、現状の新型コロナウイルス拡大防止に伴い人数規制等の制限を必要とするオフイベントとの親和性が高く、今だからこそ各オフ会の主催者の方々は導入を検討してみるのも悪くはないと思います。

改善して欲しい点

①別ツールでの連絡手段の登録をシステム上で必須化
いきなり良かった点①を否定する形になってしまい申し訳ありません...。
現状、初期設定のままで大会をTonamel側で登録し、募集を開始した場合に参加者との連絡ツールがTonamel一本となってしまい、緊急時の連絡が着かずに運営上の進行が滞るという可能性があります。

もちろん、そんな事態にならないように参加申請時の必須項目としてTwitterIDやメールアドレスの入力を行うフォームを運営側が作成しておけば問題は回避できますが、Tonamelの仕様を理解していない状態で大会を開こうとする方がいた場合には上記の問題が起こりうるかと思います(実際自分が起こりました...)。

ユーザー側に選択肢が委ねられていることはとてもいいことだと思いますが、今後も様々な界隈で利用されるシーンが増えることが予想されるかと思いますので、少数派の意見も取り入れてもらえれば幸いです。

②募集枠毎の人数制限の設定
オン大会とは異なり、オフ大会を開くにあたって会場での対戦環境の構築というのが必須であり、スマブラにおいては接続タップやSwitch本体一式、モニターなどがこれに該当します。
主催側がそれらすべてを用意できる環境が理想ではありますが、コミュニティの大会でそれを実現するのは人員的にも費用的にも難しいのが現状です。

そこで、参加者の皆さんから有志を募り、機材の持ち込みをしていただくことで大会を実現させるのが主流となっています。
参加申請時に自分が何を持ち込むのかを申告していただき、持ち込む機材に応じて主催側で参加費を調整するというやり方で、各地のオフ大会や対戦会の際に広く使われている方法です。

しかし、いざTonamelを用いて同様の募集を募った場合、募集人数の調整は持ち込み枠毎に設定することが出来ず、総数のみが有効な為、募集枠の管理にひと手間が生まれます。
仮に募集枠毎に大会ページを作成してしまった場合、参加者のトーナメント表への反映は大会ごとにしか出来ない為に意味がありません。

先に挙げたsmashggでは募集枠毎の人数制限や募集開始時間の設定など、参加者を一元管理する為に必要な項目は一通り揃っているので、是非ともTonamel単体でも募集枠の設定が出来る日が来ることを願っています。

③単一ページでの予選・本選の設定
今後オフ大会でもTonamelが頻繁に使われていく、と想定した場合に恐らく必要になるのが予選と本選の組み分けです。
現状では予選と本選用にそれぞれ別の大会ページを作成する必要があり、本選参加者には再度登録をしていただくという手間が発生します。

一応、ゲストプレイヤーという扱いで運営側で参加者を登録していくことも出来ますが、規模が大きな大会になるにつれその作業量が膨大になります。
また、大規模な大会で自分はこれだけの結果を残した!という所謂「リザルト文化」において、参加者が分かれてしまうと規模感が上手く伝わらないという点もあります。

先に挙げたchallongeでは単一ページでの予選・本選の設定が簡単に行うことが出来るので、こちらも是非ともTonamel上での実装を期待したいです。

さいごに

...と、ここまで非常に好き勝手に書かせていただきました。
Tonamelの開発チームの皆様、もし万が一この記事を読まれていたら誠に申し訳ありません。鎌倉の方角に向かって頭を下げております。

何度も声を大にして言いたいですが、Tonamelというツール自体は非常に優れており、ユーザーの声を反映させている部分が随所に見られます。
だからこそ、いちコミュニティの目線として「こうなったら嬉しいな」という願望をつらつらと書き殴った次第です。

今後は恐らく近いうちにダブルイリミネーション方式が実装され、ますますスマブラ界隈で日の目を浴びるツールかと思います。
この記事を最後まで読んでいただいた皆さんも、もしよろしければTonamelを利用してみてはいかがでしょうか。

筆者:おぬ(https://twitter.com/onuomicho

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