Annex C ビデオバッファ検証器
from https://www.itu.int/rec/T-REC-H.262-200002-S
符号化されたビデオビットストリームは、この項で定義するビデオバッファ検証器(VBV)を通じて課される制約を満たすべきです。スケーラブルな階層における各ビットストリームは、この添付書類において定義されるVBV制約を違反しないようにすべきです。
VBVは仮想のデコーダで、概念的にはエンコーダの出力に接続されます。VBVはVBVバッファとして知られる入力バッファを持っています。符号化データは以下のC.3で定義されるようにバッファ中に置かれ、C.5, C.6, C.7で定義されるようにバッファから削除されます。
(中略)
C.1
VBVとビデオデコーダは同じフレームレート及び同じクロック周波数を持ち、同期して動作します。
C.2
VBVバッファのサイズはBで表します。ここでBはシーケンスヘッダーと(ある場合は)シーケンスエクステンション中で符号化された "vbv_buffer_size" のことです。
C.3
この項はVBVバッファへのデータ入力を定義します。互いに排他的な2つのケースがC.3.1, C.3.2で定義されます。両方のケースともVBVバッファは最初空の状態です。ここでR_maxを "bit_rate" フィールドで指定されるビットレートとします。
C.3.1 (vbv_delay の値が0xFFFFでない場合)
(省略)
C.3.2 (vbv_delay の値が0xFFFFの場合)
データはVBVバッファに以下のように入力されます。
- VBVバッファが満タンでない場合、データはレートR_maxでバッファに入力されます。
- VBVバッファがレートR_maxで満たされて満タンになったら、バッファからデータのいくらかが取り除かれるまでは入力されません。
シーケンスの最初のピクチャスタートコードより先行する全データとピクチャスタートコード自体でVBVバッファが満たされた後、満タンになるまでビットストリームから満たされていきます。このときデコード処理が開始されます。データ入力は上記で指定したレートで続いていきます。
C.4
(省略)
C.5
この項は全てのビデオビットストリームにおける要求事項を定義します。
VBVバッファはピクチャデータを取り除く前に確認することとして、バッファ中のビット数は "vbv_buffer_size" で示されるVBVバッファサイズであるビット数Bと0との間であるべき点です。
この添付書類の目的において、ピクチャデータは符号化されたピクチャの全ビットと次のスタートコードまで連続して続いていく全ヘッダーとユーザーデータとして定義されます。
※上手く訳せませんでした…
C.6
(省略)
C.7
(省略)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?