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ふと思ったこと

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ふと思いついた的なことやエッセイ的なこと
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挨拶をする当日の朝、募らせる秋分の候

前回、書いた話の続き 代表就任あいさつということで、いよいよ今日。 うまくできるかどうかというよりは、もはやなにかしらひとかけらでも伝わるものがあればいいなと。 いや、もう、もはや伝わらなくてもいいかな。少なくとも自分が伝えたいと思っていることを言語化したものをちゃんと発話だけでもできたら、もうそれでいいやという気がしている。 つまり、あ、あれ言っておけばよかった。と、あとでならないようにしたいもうそのくらいのこころもちです。 結局、前回から直しまくりました(笑)

もう一度自分を奮い立たせる

深夜なのにクソ悩んでしまい、勢いで書き連ねてしまった。 来週、人前で挨拶をする機会がある。 今、そのスピーチの準備をしている。 原稿は一応できた。しかし、これをうまく話すことができるのか、全く自信がない。 たぶんだけれど、自分は、話すことよりも書くことのほうが得意な人間だ。そんなことに気が付く。 そのスピーチは、私にとってはもしかしたら、一生に一度あるかないかの大事な挨拶かもしれない。 実は、今度、所属している団体の代表に就任することになった。 そのスピーチではその

モンブラン失言/毎週ショートショートnote

今週も参加してみました。410字のショートショート。 モンブラン失言 秋の新商品の開発会議。正念場。課長が、この難局を打開するアイディアを打ち出せないか、腕を組み、険しい表情で見つめる。新入りの田中くんも額に汗を流し、必死にホワイトボードに思いつきを書いていく。 このままではA社に勝てない。 A社が先月打ち出した新商品には、久々にやられた。 モンブラン型のスイーツはマロンクリームでなくても成立する。そこを逆手にとった斬新なアイディアだった。一気にヒット商品となり話題も

【勝手にオススメnote11】旅する営業マンさん うれしい引用がありました!

久しぶりに水曜日の勝手におススメおじさん。 こちらは、高草木陽介さんの#幸せ増幅器にインスパイアされてはじめた企画です。はや11回目(+番外編)。 私は、 #幸せ増幅器 で紹介するとともに #感謝を込めてサポート して #勝手にオススメnote をやってます。 幸せ増幅器といえば、MikataDaiさんのこの記事に注目です! 今話題のコンテストについて、mikataさんらしい秀逸な分析で、すべてのクリエイターを応援するmikataさんにしか書けない素敵な記

シュレーディンガーのボツネタのオチ #下書き再生工場

本田すのうさん企画の #下書き再生工場 に参加してみます。 大変僭越ながら 武智倫太郎さんの #シュレーディンガーのボツネタ のオチ に挑戦してみます。 この記事の続きとオチです。 しかし、難しそうだなぁ……と思っていたら、人の記事に便乗したがりのnoterのキョロロちゃんがこんなnoteを書いていました。 本編 第七章:猫の正体 キョロロちゃん|ゆるりと投稿中! のnote 2024年9月8日22:30 タイトル:シュレーディンガーのネコ?? こんばんは〜

noteは宗教ではない

先日あった「なぜ私は書くのか」のコンテスト 先日、中間選考があった。私は、中間選考に対して落選をしたし、落選したことも納得したので、どうこういう立場でもないし、特にこれ以上言うこともないと思っていた。 ただ、その後の動きでいろいろ思うところがあった。 「なぜ私は書くのか」今、書かなくていつ書くの? そんな気がしてしまったので書いてみることにした。 このコンテストで特徴的だったのが、審査方法と発表方法である。 中間審査は、主催者の藤原華さん本人ではなく、一般の読者の

誘惑銀杏/毎週ショートショートnote

唐突ですが、今週も参加してみました。410字のショートショート。 タイトル見て思いついたのはオマージュでした。しかし、まあ、どぎつめの内容になってしまいましたので、閲覧注意です(笑) 誘惑銀杏 銀杏の樹の下には屍体が埋まっている! 昔、そんな小説を読んだような気がする。 市内の一番大きい公園には、幅10メートルの舗装道の両側に大きな銀杏並木が並んでいる。 秋には、一枚一枚数えている間に夜が更けてしまうほどの歪な形をした黄色の葉が、不規則に回転しながら舞い落ちる。もし

ひと夏の人間離れ/#毎週ショートショート

410字のショートショート、今週もやってみます。 ひと夏の人間離れ 7月7日、僕は一度死んだ。 なるほど、これが三途の川か。 せめて彼女を作りたかった。毎日コンビニで会って気になっていた店員のあの子を、ちゃんと誘えばよかった。いつものように同じおにぎりとウィルキンソンの炭酸水を買って、彼女は「今日も同じですね。私もこのおにぎりと炭酸水好きですよ」とほほ笑んでいた。そのあとの意識がない。ああ、あんたが閻魔様か。 「お前は肉体は無傷だが、心臓が停止した。特別にお前が最後に

書くことで考えることを取り戻す

最近は、noteのストックもない日々が続いているので、あまり予約機能が意味をなしていない。 その日暮らしのように記事を書いている。 書きたいことはいろいろあるのだが、いかんせんちょっとした時間で書くにはちょっと難しかったりする。そういうのは、もう少しインプットをしっかりしてから、アウトプットした方がいいようなこともある気がしている。 そうすると書けることは、一日のちょっとした時間で書けそうなことに限られてくる。 で、じゃあ今日はどうしようかなという感じで、なかなか書くこ

先生、どうか皆の前でほめないでください

ずっきーさんのⅩでこんな投稿があった。 今の若者は人前で褒めないでほしいと思う傾向にあるらしい。 個人的には、これは今の若者の問題というよりは、環境の問題のような気がした。 ※Amazonアソシエイトに参加しています。 そういえばこんな本があったなあと思ったが、著者の先生が記事の中にも登場していました。 現代の若者は、「競争」よりも「協調」。「協調」よりも「同調」で集団の中で浮くことを極端に怖がる傾向があるらしい。 「人前でほめないでほしい」というのは、集団の中で

黒幕甲子園/#毎週ショートショート

先週やって面白かったので、今週もやってみます。 今回の、テーマは【黒幕甲子園】。410字くらいです。 黒幕甲子園 「あんたが黒幕だったのか」 「まったく、君のしぶとさには感服するよ。ただ、君は僕が用意したプランの駒にすぎない。結局、僕の完璧な計画の前には無力なのだよ」 「くっくっくっ」 「何がおかしい」 「どうやら、まだ気がついていないようだね。君がいう完璧な計画は、すべて僕の掌の上の出来事なのだよ。僕が手のひらを返せば、君の計画は頓挫する。君の計画はもはや砂上

鋭利なチクワ/#毎週ショートショートnote

※ホラーになってしまったので閲覧注意です はじめてですが、たらはかにさんの企画に参加してみようと思います! 410字くらいのショートショートとのことです。 テーマが【鋭利なチクワ】でした。ホラーになりました。。。 鋭利なチクワ 盆の夜。男は、怒りに任せて仏壇の位牌を投げ飛ばした。 蒸し蒸しとした畳6畳の部屋。 振り返ると6歳くらいの少年がいる。一人で来たはずなのに。 もしかしたら霊か?縁起でもない。 少年が、か細い声を発する。なのに、男にははっきりと聞こえる。

ことばが流れを変える瞬間

ことばには、流れを変える瞬間がある。 良い流れに変えることもあれば、悪い流れに変えてしまうこともある。 確か、小学校6年生のとき。 クラスでちょっとした問題が起こったことがあった。 ある女子児童(以下、Aさんといいます)の容姿を揶揄するような発言が、児童たちの間で流行るようになった。今でいう「いじめ」である。 私は、正直クラスの中では、誰とでも一定の距離を取るタイプで、特別誰かと仲が良いわけでもなかったので、いじめグループに荷担することもなく、かといって、Aさんに話し

書くことは、走ることと似ている

先日まで、真夏のリレーnoteに参加させていただいた。 また、現在66日ライティングランニングという共同マガジンに参加して、66日毎日更新に挑戦している。 いずれにも共通しているのは、「書く」という行為に対して、「走る」という比喩が使われていることである。 自分が今書いている小説もRunnersというタイトルにして、66日ライティング×ランニングのゴールに向かって走るというメタファーにしている。 そんなわけで、毎日書いているのは、毎日ランニングをしているという感覚に近