小野照崎神社
「五月雨(さみだれ)」は「6月の雨」だった⁉ 「五月○○」の謎を追う
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「五月雨(さみだれ)」は「6月の雨」だった⁉ 「五月○○」の謎を追う

小野照崎神社

立春から数えて135日目の6月11日頃からの約30日間は、暦の上では梅雨に入る「入梅」の頃です☔

関東甲信の今年の梅雨入りは「平年より遅め」でした。

じめじめした季節ですが、梅雨には梅雨時ならではの楽しみが!
街中の紫陽花も見頃を迎えていますね…😊

今月の「小野道風青柳硯」特別御朱印は、御祭神の御孫、小野道風が登場。
小野道風とカエルの長雨の情景の御朱印です♪

さて、梅雨時に続く小雨には五月雨さみだれという名前があります。

この言葉、ちょっと違和感がありませんか?🤔

6月の梅雨を表す言葉なのに、「五月雨」。

他にも「五月雨☔」を筆頭に、五月晴れさつきばれ🌞、五月闇《さつきやみ》🌌、五月空《さつきぞら》🎏と、「五月」のついた言葉はたくさんありますが、実はそのいずれも“梅雨の頃”を表した言葉なのです。

実際の日本の雨期は6月初旬ごろなのに、何故こんなにも「五月○○」という言葉が存在するのでしょうか。


旧暦での梅雨は「5月」だった!


なぜ梅雨は6月なのに「五月晴れ」なのか…その鍵はこよみにありました📅

現在では6月のイメージが強い梅雨ですが、旧暦でいうと5月の頃。
「五月晴れ」という言葉も、本来は「旧暦の梅雨の頃の晴れ間」を表す言葉です。

それが、近年では清々しい5月の晴れの日を指す言葉として使われることも増え、言葉の意味が広がったのです。

そもそも「梅雨」という言葉が一般に定着したのも江戸時代の頃から。
古くは季節を限定しない長雨ながめという言葉が使われており、室町時代の頃からは暦に合わせて「五月雨」という言葉が使われるようになっていきました。

「梅雨」を表す言葉がなかった時代、旧暦の5月、現在の6月の空模様を表現する言葉として「五月○○」という言葉が多く生まれたのだそうです。

こういった暦や文化背景に伴う表現の移り変わりは意外と多く、梅雨ばいうと書いて『つゆ』と読んだり、本来は七夕しちせきの節句」であるのに何故か『たなばた』と読んだり、日常的に使う表現にもかかわらず、どこか違和感のある表現が出てくることもしばしば。

こうした違和感は、目印と捉えて歴史や文化を掘り下げてみると、思いがけず当時の背景や感覚・感性に触れることができることがあります💡

ちなみに、6月の月名は水無月(みなづき、みなつき)ですが、これは「水の無い月」ではなく、この「無」は「の」を意味する連体助詞の「な」であるため、水無月は「水の月」。 陰暦六月は田んぼに水を引く月であったため、水の月=水無月とする説が有力なのだそう。

水無月は、夏バテ防止を祈って6月30日に食べられる和菓子の名前にもなっています🎵

水無月はういろうを三角形に切って冷たい「氷」を表現し、上に小豆を乗せ邪気払いの願いを込めた、この季節の風物詩ともなる和菓子です。

この時期の季節の表現も奥が深いですね!
気になった表現は、少し立ち止まって調べてみると意外な発見があるかもしれません✨ 

#神社  #梅雨  #御朱印  #水無月

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今日も素敵な一日でありますように♪
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東京入谷にある、852年創建の「小野照崎神社」公式noteです。 こちらでは神社の情報や、生活の中にある日本の文化について発信していきます😊 http://onoteru.or.jp/