お正月はいつまで? 正月疲れは「七草がゆ」で癒す
年が改まり、皆さま思い思いにお正月を過ごされたことと思います😊
青空広がる清々しい陽気の中で初詣に行かれた方、大切な人とゆっくりお過ごしになられた方など様々と思います。
そんな「お正月」、一体いつまでがお正月と呼べる期間かご存知ですか…?
◆いつまでが「正月期間」?
そもそも「正月」というのは太陰太陽暦の「最初の月」のことであり、「1月いっぱい」という回答もあながち間違いではありません。
ですが、一般的に「お正月」というと学校や仕事がはじまるまでの、年初の正月関連の行事を営む日々のことをイメージしますよね。
そんな「正月」には、元旦を中心とした7日までの「大正月」と、15日の「小正月」と大きく分けて2種類の「正月」があります。
◆「大正月」「小正月」2種類のお正月
大正月とは、元日から7日までの「松の内」(門松などの正月飾りを飾っておく期間)までのことをいいます。
「正月ムード」が一番盛り上がるのも、元日を中心としたこの期間です。
|小正月《こしょうがつ》というのは1月15日のこと。
地域によって大きく変わりますが、この日に小正月周辺で正月飾りや古いお札などを燃やす行事「どんど焼き(左義長とも)」を行う神社が多いです。
◆東西で違う!「正月」のホント
このように、1月中には様々な正月行事が行われ、正月を具体的にいつまでと断言するのはかなり難しい問題です。
地域差があり様々な考え方がありますが、
・関東では松の内の7日まで
・関西では小正月の15日までが正月
というのが一般的な認識なのだそう。
特に関東では❝七草がゆを食べてお正月気分をリセットする❞という方は多いのではないでしょうか😊
◆七草がゆはお正月の〆!?
1月7日。「|人日《じんじつ》の節句(七草の節句)」とされるこの日には、全国的に七草がゆを食べて正月疲れの胃腸を癒し、1年の無病息災を祈ります。
では、何故この日に野草の粥を食べる文化が根付いたのでしょうか。
元は宮中行事のひとつでしたが、江戸時代に五節句のひとつとして幕府が定めたことや、正月のご馳走に疲れた胃腸をいたわり、青菜の不足しがちな冬場の栄養補給にもなることから、次第に「1月7日は、七草がゆを食べて無病息災を祈る日」となっていったようです。
◆春の七草の中身は?
お正月行事として定着しつつも、時代や地域によっても変化してきた七草がゆ。
「七草がゆ」に入れる春の七草は
●芹(せり)
●薺(なずな)
●御形(ごぎょう)
●はこべら
●すずな ※かぶ
●すずしろ ※大根
●ほとけのざ
こちらの7種類の野草を「七草」として一般的に指していますが、現在のような春の七草を入れるようになったのは後の時代のこと。
地域によっては春の野草に限らず7種類の野菜を入れて作る地方や、豆や麦など野菜以外の具が入る地方もあります。
入れる中身は変化しても、日本人が七草がゆに込めた”願い”は、変わらずに現代に引き継がれています✨
今年も家族そろって無病息災を祈り、七草がゆを頂きたいですね🎵