「自分がされて嬉しいことを人にも…」はほんと?
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「自分がされて嬉しいことを人にも…」はほんと?

世の教訓のように言われていることが、「必ずしもそうじゃないんですね!」と組織開発中にクライアントさんが発見されることの1つに、「自分がされて嬉しいことを人にもしなさい」というのがあります。

気づきがあったクライアントさんが仰います-
「えー自分がされて嬉しいことをしてきただけなんですけど、、、自分と同じ人間ばかりじゃないってことですよね」と。

よかれと思って発言したことが、場合によっては嫌がられることも?!

上記は、性格行動特性の立場からいうと、受容性の方に起きやすい発想の癖で、特にこの教訓は相手が弁別性の高い人の場合、通用しないばかりか、嫌がられることもあります。

どういうことかというと、受容性は、関心が対人に向いているので、人を介して喜怒哀楽を感じ取り易く、自分が人に関してセンシティブな分、愛するし大事にしようと人一倍思っています。
その傾向が「自分はこれをされると嬉しいよね。その嬉しさをぜひ周りにもおすそ分けして笑顔の人を増やそう!」という愛の標語に表れます。
ですが面白いもので、白黒つけたい・損得勘定の入るデジタルな弁別性の人にとっては、「人は人、自分は自分」が大原則。
目的的に行動したい(無駄が嫌い。義理人情のような白黒つかないものは興味がないし、苦手)ので、
例えば会話の入り1つをとっても、
「髪切った?」「なんか最近雨多くない?」など(特に受容性の人からすると)アイスブレイクのつもりの会話すらよしとはしません。

受容性の人からしたら、
「こういう場面て緊張しがちだから、解してあげよう。私だったらそうしてほしいし」と、相手のアクセサリーを褒めてみたり、なんならちょっとした手土産をいつも用意していたり。
ですが、そんな”気遣い”もむなしく弁別性の相手は「あ、ありがとうございます。で、今日の目的ってなんでしたっけ?」と言い出さんばかりです。

弁別性の相手から話を聞くと、「●●さん(受容性の方)はなかなか仕事の本題に入らなくて、僕から見ると”余計なこと”に時間を割いている印象が強いです…僕はもっとサクサク、仕事を進めたいだけなんですが…仲良くなりたいわけじゃないんでね。」なんて仰います。

「これ、私も持ってるんですけど〜」で、買いたくなる人、ならない人

こういった脳の解釈の癖がもたらす”すれ違い”の例で、よりライトに散見されるのが、アパレルなどで店員さんがパラパラ洋服をめくっていると、「これ、私も持ってるんですけど~」と話しかけてくること!!

保全性の人が、みんなが持っていることが安心になるのに対して、
拡散性は基本天邪鬼なので、みんなが持っていると聞いたら「じゃ、やめよ」となります。

保全性の店員さんに、拡散性の私から勝手ながら拡散性を代表してお伝えしたいことがあります。

「私も持ってる、とか、これ一番売れているんです、とか、言わないで。自分がいいと思ったらそれを買うんで!!」

#コラム #性格行動特性 #自分のトリセツ #コーチング

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東京大学大学院教育学修士、外資人事組織系コンサルファームを経て2015年独立。専門は、性格行動特性を用いた個人/組織の行動変容、組織開発。 「ヒトミル」https://hitomiru.jp 運営中。 9歳男児と2歳女児の母。2020年7月よりステージⅢc乳がん闘病中。