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【お悩み相談室②】私ってほんと特徴がないつまんない人間なんです(尖りたい)

勅使川原真衣

性格行動特性テストの結果一覧を御覧いただくと、その人を構成する各因子の強弱が縦棒グラフでビャーっと出ています。
人によってでこぼこが大きくある方もいれば、なだらか~な山の方も。そして、後者の方はまず例外なく仰います。

「私って、、特徴のない人間なんですね」 

尖ってないからこその強みがある

クライアント(※以下「ク」):「可もなく不可もなく……、そこに悩んでるんですよねぇ。組織でそれなりの立場になってるし、新規事業も期待されている。けど、、私ってほんとなんかそんな面白いこと考えられる人間じゃないって自分で気づいてるんです……」

勅使川原の心は踊ります。出番です。

勅使川原(※以下「て」):「何てバランスのとれた個人なんでしょう、って読み取ります私は。尖ってる人はその強弱差に悩むし、バランスのいい人はそのバランスにすら悩む……」

ク:「ないものねだりってことですか」

て:「と思いますけど、どうですか。このバランスのよさがあったからこそここまで来れたんですね」

ク:「まぁそうですねぇ、でも憧れますけどね、、世の中的な”リーダーシップ”強い人とか、なんかめちゃくちゃ新しいこと考えられる人とか……」

て:「この、敵をつくらず、臨機応変に七変化してこれたから今の立場がある。今こそ、その立場で、バランスを活かして、最高の新規事業を生み出すには、どんな手がありそうですか?」

ク:「……なんだろう、組織を動かすとか?」

て:「それこそ尖ったメンバーいますよね?今顔浮かびます?バランス満点の●●さん(クライアント)が、あの人とあの人とあの人をうまく動かして、新しいことをチームで成し遂げたらいいじゃないですか。成し遂げられますよ●●さん。上司が尖ってなくていいんです。」

ク:「そうかぁ。。まぁなんとなくそういう道かなとは思ってましたけど、そうかぁやっぱり。それならやれるかなぁ。やってみるかな」

チームの場合、個人は車のパーツのような存在

何かミッションがあるとき、それを個人がひとりで達成するのか、チームで、社会で成し遂げるのか、まずはっきりさせなければいけません。

チームであるとき考えたいのは、個々人はあくまでカーパーツのような存在で、最終的に車が向かうべきところに走れるようになっているかどうか。
優秀なカーナビも、ハンドルすらも、ボディやタイヤ(保全性)がなければそもそも車として成り立ちません。
アクセルだけでもだめ、ブレーキだけでもだめ。

あなたの持ち味は、どこにありそうでしょうか。
バランスのよさこそが、多様な人を束ね、動かせる、世間的な流行りを超えた”真のリーダーシップ”であることは多々あります! 

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