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変われないものを変われる変われるって言われるのもしんどくないか―性格行動特性は決めつけか?

ヒトミルテストは、いわゆるパーソナリティアセスメントです。

人間の言動の最も根源にあるその人らしさ(下記氷山モデルの深部=性格特性・動機、というところ)を科学的に聴取して、ありたい姿に対して変われるものは変えていくし、変えがたい点については、環境(誰と何をどのようにやっていくか)を変える手立てを考え、実行し続けるお手伝いをしています。

変われること/変われないこと、をはっきりさせることが、案外珍しいかもしれません。

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そんな我々がしばしば出くわすのが、この言葉。

「アセスメントって決めつけですよね?」「人って変わりますから」

真意を少し探ってみましょう。(テが勅使川原、クはお客様)

テ:「というのは?」
ク:「ほら、あなたはこんな人です、って、なんかもう変わりようがないみたいじゃないですか」
テ:「なるほど、そんな感じがするんですね。正確には、人の性格には変われる部分と変え難い部分があることがわかっています。ヒトミルが立脚するのは次のような考え方です;

ー変われる部分はありたい姿に向け変えていきましょう、一方で、変え難い性(サガ)の部分は性として知って、自分自身は変えられなくても、そんな自分が活かされる、身を置くべき環境(誰と何をどのようにするか)を選び・作っていくことはできるー

との考えですね」

ク:「変わるところもあれば変わらないところもある、ってのは確かに…」
テ:「言わずもがな、アセスメントの精度に問題があるのは論外です。信頼に値しない”変わり難いあなたの性質”なんて害ですね。ただヒトミルテストの精度であるならば、変わらない部分について知ることを”決めつけだ”と言って避けるより、知った上で活用する方がよっぽど前向きではないでしょうか。自分も周りも。一番しんどいのは、自分ではどうしようもない、変え難い部分なのに、「人間はいつだってなんだって、変われる!」と説かれて、変容のプレッシャーにさらされ続けることではないかしら・・・?」

変われるところはどこだろうか?一方、変え難い部分はどの点だろうか?だとするとどう補って生きていけるだろうか?

それでいいのだ、そう私は考えます。理なく自分らしさを曲げさせられることなく(無理ということ)、持てる力を最大限出し切れますように。

決めつけ、という優しさもあるのです。

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東京大学大学院教育学修士、外資人事組織系コンサルファームを経て2015年独立。専門は、性格行動特性を用いた個人/組織の行動変容、組織開発。 「ヒトミル」https://hitomiru.jp 運営中。 9歳男児と2歳女児の母。2020年7月よりステージⅢc乳がん闘病中。