本当のことだけ言いたい、について
lemonademagazine本音の価値

本当のことだけ言いたい、について

組織開発や個人セッションをしていてよく出るお言葉の1つに

「嘘つけないんで私(俺)」

あります。

どういうことかというと、
性格行動特性は知って、”何を誰とどのようにやるのか”を設計することに使うのですが、
”何を誰と”の部分、すなわち、”やることと、すでにいる人”については変えられないこと多々あります。
(結婚とか最たるものですね。これについてもバツ有の私は10日間合宿で語らせていただきます(笑))
そういうときは、どのようにやるのか(進め方、会話の仕方)を変えます

が、「嘘つけないんで」氏はこう言います。

「本当に思っていることを言いたいですもん。相手の特性に合った声掛けをするなんて、嘘つくってことでしょ?それは無理だわ」

うむ。
具体的な場面はこうです。

高受容性の部下がいたとします。彼/彼女は一言、「ありがとう、今の資料助かったよ」がほしい。一方で、
低受容性、高弁別性もしくは高凝縮性の上司がいたとします。彼/彼女は、
「やってはくれたものの、結局こっちの手直しが必要な部分あるし、感謝にはまだまだ及ばないな」と「了解」の一言で資料を受け取ったり。

家庭生活においても同様です。

たまに旦那さん(高受容性と仮定)が皿洗いを手伝ってくれたとして。
んーでもよく見ると洗い残しもある…

「洗い残しあるんだけど。もう私やるわ」(先の上司の特性パターンと仮定)

・・・
それを続けてみてください。
繰り返し起きることを体感ください(笑)。
気づくはずです。

「本当に思っていること、を言うこと」にどれほどの価値があるのか。

考えてみたいのは、

何のために人は他者と共生しているのか?

・・・一人では生きられないから。

「自分の思っていることを思っているままに表現すること」の価値と、
「一人で生きられない自分がうまく他者と絡んで互いに幸せになること」の価値ーー天秤にかけること


試行錯誤し続けたい点です👆

かくいう私も、何度も
”わかっちゃいるけどどうしてもやってしまう”ことに
自業自得で苦しんでいます。

手なりでやってると、こういう特性がストレス時に出ちゃうな、
とわかっているのに、
もっと言えば、仕事柄、周りの相手のことも知っているはずなのに、

「だってこうだもん!」と言ってしまう/やってしまう。

これは本当に自戒です。難しすぎ😢。
なかなかできないからこそ、逃げないで、一生取り組みたいことです。

ちなみに、non受容性側が、たとえ相手に過不足があったとしても、一旦は「ありがとう!」と言う方がうまく回る点と同様に、受容性側も、こんなトライが地味に必要です;

☑「私の”ありがとう期待値”はちょっと高すぎるのかもしれない」と自覚する

☑”ありがとう”がなくても、相手は必ずや有難がっている点がある。それは、フラットに捉えて、どの点なのか?逆に物足りないと思っているとしたら、いい人悪い人みたいな感情は別として、どの点なのか?--エモーショナルな点は加減して、冷静に相手目線で思考する

改めて、簡単なことではないですね。

だから、行きつ戻りつ、セルフエクスパンディング(自己拡大)が絶えず必要で、その方法として、どんな優秀な人も自分の後頭部は見ることができないので、伴走者を設ける意味があるんだかな、と思っています。




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東京大学大学院教育学修士、外資人事組織系コンサルファームを経て2015年独立。専門は、性格行動特性を用いた個人/組織の行動変容、組織開発。 「ヒトミル」https://hitomiru.jp 運営中。 9歳男児と2歳女児の母。2020年7月よりステージⅢc乳がん闘病中。