2018年2月の記事一覧
その記事は”共感”系か、”世界観”系か?
佐々木俊尚さんと久しぶりにお話させていただく。面白かったのが、「ウェブで最後まで読まれる記事とはどういうものか」ということと、「あらゆる文章は”世界観”系と”共感”系に分かれるよね」という話題。
以下、思い出せる限り、書き起し。
「今まではさ、ウェブでは2000字から3000字くらいの短い記事の方が読まれるって言われてたけど、最近アメリカでは、1万字くらいの記事でも読まれるよね、って言われてい
その炊飯器で炊く?米。
10月某日
原稿の直しが終わる。
私の担当の編集Yは恐ろしく動物的な勘の働く30歳の女で、
「みゆきちゃんは!紙(ゲラ)になって手を動かして初めてチャクラ開くタイプの作家なんだから!」とか言い(チャクラ……?)と思いながら半信半疑で進めていたのだが、最後の最後、最終コーナー曲がり切る直前、ここで抜き出なかったらやばいかも、というところで危うくチャクラが開き、なんとか物語として、着地させること
絵面の汚さが最高の面白さを保証する 爪切男さん「死にたい夜にかぎって」
爪切男さんのエッセイ「死にたい夜にかぎって」を読む。
汚い。
何が汚いのかといえば、サイッコーに、絵面が汚い。
全ページどこを開いても、文章から浮かんでくる場面の絵面が最高に汚いのである。
この作品は「笑顔が虫の裏に似ている」爪切男さんの青春時代の童貞喪失から、6年間暮らした最愛の彼女との別れまでを描いた自伝エッセイである。
「映え」要素は一切なし。フィルタ加工もボカシもなし。強いて言え