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#建築 記事まとめ

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建築系の記事を収集してまとめるマガジン。主にハッシュタグ #建築 のついた記事などをチェックしています。
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#旅行

【建築】神聖さと親しみやすさを併せ持つ聖ベネディクト教会(ピーター・ズントー)

宗教の聖地巡礼があるように、建築にも巡礼がある。対象となるケンチクや建築家、テーマは人それぞれだが、分かり易い例を挙げると、ル・コルビュジエの建築を巡る旅などがあるだろう。 スイスの建築家ピーター・ズントーも巡礼対象の一人といえる。しかもズントー建築の多くは交通の便が良いとは言えない場所にあるので、巡礼と呼ぶにはピッタリなのである。(以前、ノルウェーの2つのズントー建築を紹介させてもらったが、あの旅も巡礼と言えたかもしれない) その中でも多くの人が訪れる建築が、スイス中央

タウンスケープとは?建築ではなく景観

日本では1軒1軒の建築に興味がある人はいるし、建築家もいい設計をするために日々研鑽を重ねています。けれども、複数の建築群や自然環境で構成される街並みといったものに目を向ける人が多くないようです。「ランドスケープ」というと「風景」ですが、これに人工的な建築物などを加えたものが「タウンスケープ」または「景観」という概念です。これは、すべての人々が日々目にする景色を好ましいものにするためにおざなりにするべきではない公的な資産といえます。 建築家と都市計画家イギリスで都市計画の勉強

作品だけでなく建築も楽しみたい。GoToトラベルで行きたい全国の美術館・アートスポット

GoToトラベルキャンペーンで足を運んでみたい全国の美術館やアートスポットを紹介。今回は特に建築にスポットを当ててセレクトした。今年オープンした注目の新施設から、知る人ぞ知る地方の美術館の名建築まで、この機会に訪れてみてはいかがだろうか。 北海道・東北北海道でまず思い浮かぶアートスポットといえば、彫刻家イサム・ノグチがデザインしたモエレ沼公園だ。東京ドーム約40個分の広大な敷地には、幾何学形態を多用した山や噴水、遊具などの15の施設が整然と配置され、自然とアートが融合した美

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ルイ・カレ邸(La Maison Louis Carré ) 1

ノルウェーに行きたいか? おー!

コロナ時代となり、外国旅行が困難になった。それまで自由に行き来できていたスウェーデンーノルウェー間も国境が閉鎖された。 国際恋愛には受難の時代。しかし困難にもめげず、国境で結婚式を挙げたカップルがいる。上記写真の白いリボンの左側がノルウェー、右側がスウェーデン。若いお二人は、どうしても親戚友人一同を招きたかったのだろう。Aftonbladet, 2020-07-12の記事より。 その後、ノルウェー入国の条件が緩和され、7月29日現在、スウェーデンの7つの 県(län)の居

建築しか見ない旅 ニューヨーク編2

こんな時こそ、旅行記。 どっか行きたい気持ちを抑えて、 ここめっちゃ良かったなぁと写真見返して浸るとする。 こんな時こそまとめる時だ。 さて新婚旅行も折り返し。 前回、ニューヘイブンにルイス・カーンに会いに行ってから、再びニューヨークに帰ってきた。(2018年の9月の旅行記です。) 片道2時間のニューヘイブンを旅程の真ん中に噛ませたのは大正解だったように思う。 マンハッタンは地下鉄発達してるとはいえ、次のスポットまでが結構歩ける距離にあるから、結果たくさん歩いちゃう。

建築しか見ない旅 静岡編

差し迫った三連休。 もしくは、 お盆どこもいかなかったけど、思いつきでどっか行こうか、 みたいな時、行きがちなのかな、静岡。 適度な距離だし、箱根や軽井沢みたいにベタでもない。 虎視眈々と行くタイミングを狙っていたが、今回会社での視察が入ったので、静岡編を投稿する。 とても素敵なのは新幹線で1時間な上に、見たい建築がいくつかあり、それもコンパクトにまとまっていることだ。 今回採集したのはこちら↓ グランシップ 磯崎新 草薙体育館 内藤廣 清水文化会館 槇文彦 駿府教

美しくて、感動したサインデザイン

「完璧なサインなんて存在しないと思っているんですよ。」 確か、青森県立美術館のサイン計画を担当した菊地敦己さんは、そうおっしゃっていた気がする。 行くぜ、東北。1年ほど前にこちらの本を購入して、青森県立美術館を知りました。菊地敦己さんのページに唯一、青森県立美術館のサインが掲載されていたのです。 それまで、青森県どころか東北地方に足を踏み入れたことがなかった私が、この本をきっかけに、青森に興味を持ちはじめました。 なんて美しいサインなんだろう。 いつか青森県立美術館

天空の船。悠久の時間が流れる長崎の宿

熊本県天草市。 海を臨む丘の上にその船はあります。 天空の船。 というコンセプトの宿があります。 今回ここを訪れたというのも, 私の両親の還暦祝いとして, 新しい出会いと,リラックスした時間を一緒に過ごしたいと思いここの宿を選びました。 宿泊したのは一戸建て離れのアイランドビューヴィラ。 夕暮れをぼんやりと眺める空間。 自然に囲まれた静かな空間。 お料理は地場の食材を使った鮮やかな料理。 どっしりとした船の安心感に 包まれるなお宿でした。

ジャイサルメール@インド旅

金色に輝く家々が密集し、できあがった中東の迷路のような街。そして広大に広がる砂漠!実写版アラジンに出てきたような世界。 中東には行ってみたいけど、不安という人がほとんどではないでしょうか? 実は、インドでもこのような街並みを味わえる場所があります。インド西部に位置するジョイサルメールです!! 「いやいや、インドも怖いわ。」と思わせてしまったかとしれません。でもここは他のインドの都市とは全く違います。比較的安全で旅行しやすい地域です。 実際、インドに対して少し抵抗感がある

5.4.3 中世西ヨーロッパの美術・建築と文学 世界史の教科書を最初から最後まで

中世西ヨーロッパの美術・建築中世ヨーロッパにおける「美しさ」のベースは、《キリスト教的な価値観》にある。 「筋肉ムキムキ」で「セクシー」かつ「ギリシア・ローマ的」な彫刻・絵画・建築は”邪道”とされ、 「つつましく」「きよらか」で「神の栄光を称える」ような彫刻・絵画・建築が”正統派”とされたのだ。 ただ、やはりギリシア・ローマの影響が、完全に消え去ってしまったわけじゃない。 中世の初め頃には、東ローマ(ビザンツ)帝国のビザンツ様式(ドーム型のホールとモザイク壁画、イコン

自分の足跡を辿るGoogleMapタイムライン機能が超楽しい。

GoogleMap、10年以上前のガラケー時代からお世話になっている今や知らぬ者はいないであろう地図サービス。 機能提供開始の詳しい時期はちょっとわからないのですが、2015〜2016年頃から位置情報をトラッキングし、Googleアカウントに紐付けして管理してくれるようになっていました。 そんなタイムライン機能、皆さんご存じでしょうか。 楽しい機能なので、Googleに個人情報預けるのはいやだな〜なんて方以外は積極的に使ってみると人生楽しいかもしれません。 自分の行動記

箱根、江之浦を行く(3) 小田原文化財団 江之浦測候所 (Enoura, 2019.10)

□Day1(Sat.) 東京→箱根 ■Day2(Sun.)箱根→小田原→江之浦→東京(本記事) この旅の動画はこちらからご覧ください。 江之浦測候所は注文の多い場所(アート空間またはランドスケープ)だ。 見学は日時指定の予約・入替制。当日券も若干あるようだが、基本は事前にウェブサイトから購入してコンビニで発券し、当日持参しなければいけない。前売券は3,000円、当日券は3,500円。 アクセスも良いとはいえない。小田原駅から約7分のところにあるJR東海道本線 根府川駅

箱根、江之浦を行く(2) 強羅散策とかまぼこの里 (Hakone, 2019.10)

□Day1(Sat.) 東京→箱根(本記事) ■Day2(Sun.)箱根→小田原(本記事)→江之浦→東京 この旅の動画はこちらからご覧ください。 ゆとわでの朝朝6時半に起床し、予約していた貸切風呂を楽しむ。 中庭手前のラウンジに差し込む朝の光が美しい。 7時30分頃から朝ごはん。バイキング。 センスのない盛り付け。 ご飯の後、もう一度中庭に出て、昨晩同様足湯を。あまり熱くないので、足湯として機能したというより、朝の爽やかさを楽しんでいた。 ライブラリーラウンジは、