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#建築 記事まとめ

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建築系の記事を収集してまとめるマガジン。主にハッシュタグ #建築 のついた記事などをチェックしています。
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2019年5月の記事一覧

広島 建築巡り49,736歩の記録

アート巡りで訪れた広島は予想以上に建築の街だった。車窓から見過ごすにはアパート、ビル、学校、公共施設の建物が魅力的過ぎて、乗り物移動は早々に捨てて、川の街を2日間歩き回ることにした。 まずは、建築時にはおそらくかなりの話題になったであろうこれ。 生き物が大きく口を開けたような建築 アストラムライン新白島駅 デザインの円が作る光の輪と、円く切り取られる空。 駅の内部と外界との結界を敢えてふわっと曖昧にするような出入口が楽しい。 設計: 小嶋一浩+赤松佳珠子/CA

バーゼル_day22_ヨーロッパ建築旅行2018

181130_th_day22 昨日はラトゥーレットの修道院から電車でジュネーヴまで戻ってきて、時間も遅かったので同じホステルに宿泊することにした。 この日の夕飯は、駅のスーパーで買ったカップヌードル(ヨーロッパ版)となぞ肉のサラダで安く済まそうとしたものの、かなりがっかりする美味しさだったのでテンションを下げつつ就寝。ちなみに、ヨーロッパ版のカップヌードルはかなりあっさりしていて、日本の味を期待すると肩透かしをくらってしまう。 明けてこの日は、ジュネーヴを発ってフラン

Details of architecture. 建物の角にランプをつけるのは珍しくないけど、これは気が利いてるなあ。Bruxelles.

両極端の価値観を内包し新しい建築展の可能性を提示するーー中山英之による、TOTO・ギャラリー間での建築展「, and then」

中山英之さんの、TOTO・ギャラリー間での建築展「, and then」に行ってきましたのでレポートしたいと思います。 中山英之さんは、伊東豊雄建築設計事務所出身の建築家で、現在東京藝術大学准教授を務めておられます。実現した建物の数はそれほど多くはありませんが、そのひとつひとつに新しい試み、思想が込められており、建築家の世界の誰もがその活動に注目している、現在最も注目すべき日本人建築家の一人と言っていいと思います。 そんな中山さんの個展が、ギャラリー間で始まりました。ギャ

「デコン」時代の残り香をたずねる(その③:オハイオ州立大学建築学科+α)

「デコン(脱構築)」建築がなぜか数多くひしめく、オハイオ州の2都市(シンシナティ、コロンバス)の見学記。ここまでは、ムーブメントの牽引者であったザハ・ハディドとピーター・アイゼンマンの実現作について書いてきた。 「デコン建築巡り」という趣旨からは脱線してしまうのだけど、本記事では、通りがかりに訪れ、軽くショックを受けてしまった建物を紹介したい。何かというと、オハイオ州立大学の建築学科である。 ー オハイオ州立大学建築学科棟大学で6年間も建築学科に在籍した身としては、他大

《前編》アルマーニ/シーロスにて開催、建築家・安藤忠雄の軌跡をたどる特別展: "Tadao Ando. The Challenge" in Almani/ Silos

2019年4月9日から7月28日までの期間限定で、ミラノに位置するジョルジオ・アルマーニによる文化複合施設「アルマーニ/シーロス」(Armani/ Silos)にて、世界的な日本人建築家・安藤忠雄にフォーカスした特別展が開催されている。 これまでも、写真家のサラ・ムーン(Sarah Moon; 1941-)やパオロ・ヴェントゥーラ(Paolo Ventura; 1968-)などの特別展は行われてきたものの、「建築」にフォーカスした特別展は初めてとのことである。 そのテーマ

国立新美術館のウラガワ

国立新美術館の建築ツアーに参加してきました。 ただの建築好きというか、建物が好きなだけなので専門的な知識はないのですが、デザインに携わった日本設計さんの分かりやすい説明とともに、たくさん楽しませてもらいました! そもそもどうして建築が好きなのか、というのはまた後ほどお話するとして... このツアーでは、 を見学して回りました。設計に携わった方からお話を聞いて分かったのは、この空間がお客さんと環境をとことん考えた「優しさのカタマリ」みたいな場所だということでした。 今回