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静岡県「ビジネスプラン発表会」に参加しました。

2019年度に静岡県が主催する「創業者成長支援事業」というのに参加していまして、その成果発表会として「ビジネスプラン発表会」というところで発表をしてきました。
この事業は県内の新規創業者を対象として、融資を募る際のピッチ等に使えるビジネスプランのロジック構築をサポートするというものです。
僕がやっているカギカッコの仕事はいつも人から「何をやっているの?」と聞かれて説明に四苦八苦していたので、思考の訓練になるかなと思って参加していました。

一緒に参加していた皆さんとは途中の議論の過程でも色々意見を言ったり言われたりしながらプランを作っていったのでそれぞれ思い入れがありますが、この記事ではそれぞれの発表者の発表を僕なりに理解した内容をメモとして残しています。

発表1|株式会社アスタワン

浜松にある、システムやソフトウェアの受託開発などを行っている会社。
その中でも自社開発で展開している「えほんクル」というWebサービスについての発表でした。

えほんクルは、Web上でオリジナルの「絵本」を作ることができ、それを小ロットから印刷&製本してくれるというサービス。
イラストは自分で作ることができなくてもサービス内に登録されているプロのイラストレーターによる作品を使うことができるため、ストーリーだけ考えれば自作の絵本を作ることができます。

本の自費出版サービスなどと違うのは流通や出版の産業的な仕組みにビルトインすることよりも先に、物理的に「絵本そのもの」を作るハードルをいかに下げるかというところにフォーカスしているところかなと思いました。
潜在的にそこに興味を持っている人はいそうだなと思いつつ、その需要をこれからどうやって掘り起こしていくのか楽しみだなと思いました。

発表2|株式会社 D-zone

藤枝で営業している、自動車の板金・塗装・修理屋さん。
自動車の車体塗装の工夫で「消せるプリント」「剥がせる塗装」というのをやっているそうです。

広告会社に媒体として売りに行ったらどうかなとか仕事上のことは色々ありつつも、まずはともあれ「やってみたい!」と思ったのでした。

発表3|株式会社はなか

浜松のイベント会社さんですが、今回は主力としているイベントパッケージ「おひめさまごっこプロジェクト」の発表でした。
ショッピングモールなどの来館者のお子さんが「おひめさま(または王子さま)」になるための衣装貸し出し&スタイリングサービス。
会場となる商業施設に対して、衣装とスタッフを含む運営一式を貸し出すという売り方をしているそうです。

イベントの企画制作ということは僕も時々やるわけですが、自分でやるときはお客さんに合わせてイチから企画を作っていくことがほとんど。
これほどに完成させたパッケージの形で売っていくというのがどういう感じなのかを聞けたことは、収穫でした。

あと、お子さん方は可愛いよね、やっぱり。うん。

発表4|RIHO MATSUBARA

食品を主に、海外への販路開拓などを支援する事業をやっている個人事業主の方です。展示会などへの出展サポートなどをやってくれるそうで、海外への販売ノウハウなんて考えたこともないという小規模事業者にとってはもしかしてモノスゴクありがたい存在なのでは…という感じ。

基本的に一人でなんでもやっているのだそうで、規模的にすごく親近感が湧きました。
やっぱりこういう「一人で自由に動ける人」が、あらゆる業種で重宝される世の中なんだろうなあ。

発表5|ママと子のあったかサポートあんど

お母さんたちの育児全般をサポートをする専門職を「ドゥーラ」というのだそうで、そのドゥーラサービスを富士市でやっているのだそう。
初めて聞く言葉で最初はよく理解できなかったのですが、単に育児負担を軽くするために家事代行を行うとかいうことではなくて、子供が生まれるよりも前から出産に備えた準備と諸々のノウハウを教えてくれ、出産後には日々直面する育児の悩みに付き合って解決方法を探してくれるというのが役割のようです。。

僕の身の周りでも「初めての出産」に色々戸惑いながらも、迷惑なんじゃないかとか考えて引っ込み思案になってしまって誰にも相談できない孤立したお母さんというのがたくさんいるらしいことはこの数年感じていました。
かなり後になって「えっ!そんなにキツかったの!?その時に言ってよ!!」と思ったこともしばしば。まあ、僕に言ったところで役に立ったかというと◯△□…なのですけども。

そういう孤立したお母さんたちに、「とにかくまずは相談していいよ!」っと言ってくれる存在はすごくありがたいのだと思います。
代表の中村さんから発表時に飛び出した、「私が、ママたちのママになります!!」っという発言がすごくかっこよかったです。

発表6|カギカッコ

僕。
「静岡/島田から全国をつなぐ“小さな”制作会社。」ということで発表しました。
一体なんの事業だと説明すれば分かってもらえるのか、参加当初からずうーーーっと自分でもよくわからずに発表の直前まで色々ご迷惑をおかけしていました。関係されたみなさん、ごめんなさい。

地方で小さくやっている制作会社には、都会の大きな制作会社とは違う利点があるよという内容でした。
小さい施策から始められて少しづつ改善していけることと、土地や人に根ざした制作物をじっくり作っていけますよというところが、大制作会社とは違うところかなと考えました。

たったそれだけのことを言うためにえらく遠回りをしてしまったけど、映像・Web・イベント制作を通して何をやっているのかというのを説明できるようになったのは嬉しかったです。
ご用命、お待ちしています(真顔!)。

発表7|ソリューションデータサービス株式会社

行政やデータ会社が持っているGIS情報(地理情報システム)情報を元にデータ分析を行ってくれるデータアナリストさん。
富士市を拠点に、企業や行政に対して課題解決のためのデータ分析を行っているそうです。

僕自身に照らすと、広告制作をやっていた頃は分析されたデータを元にして広告の施策を制作をするのが主な役割でした。データ分析を行う立場でものを考える方を目の当たりにできたのは面白かったです。

発表8|株式会社 Otono

「ドラマ型音声ガイドで 観光地を劇場化」するということを事業にしているそうです。これまた最初はどういうことなのかと思ったのですが、位置情報と紐づいた音声ガイドコンテンツをスマホ経由でユーザーに聞かせることでその場所を「劇場」にするという意味があるそうです。

位置情報というのは現状では物理的な空間に配置されたQRコードを読み取る形が主だそうですが、開発体制も持っているようなので今後は色々な形態で音声ガイドコンテンツを提供していくことを考えているそうです。

「音声ガイド」という言い方をしていますが、実際には音声コンテンツであればどんなものでも提供できるわけなので、環境音楽など作品性の高いものや、立体音響など没入感の高いものでも作ることができそうです。
静岡県で音のクリエイターが活動できる新たなプラットフォームになるということもあるのかもしれません。

まとめ

他人の事業の事業プランを作ったり受託事業のプレゼンテーションを作ったりといったことはこれまでもしょっちゅうやっていましたが、自分自身のビジネスプランを整理するというのは思いのほか難しいものだなと改めて思いました。
世の制作会社や広告代理店が、人の手伝いは上手にできるのに自分自身の説明はヘタクソというのがよくわかります。
僕の場合は島田で小さくやるというところにキモがあるので、小さく説明できる手がかりを見つけられたのは収穫でした。

それから、同期として発表したこの記事に書いた皆さんと一緒に悩んだり議論したりできたことが良い経験でした。
静岡県内にもやっぱり志があって何かを始める人たちがたくさんいるんだなと、勇気が湧いてきました。
事業の内容も規模も世代も違う人たちが集まっていたのですが、今後も色々なことを教わりたいなと思ったのでした。

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都内の制作会社で働いていたけど、いろいろあって静岡県島田市に移りました。田舎と都会を行ったり来たりしながら、働いたり、暮らしたり、考えたりしています。https://kagikakko.net/
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