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悩みの連鎖反応と、心の傘

*悩みやすい人、今悩んでいる人向け記事


20代前半で起業して、もうすぐ6年になる。
6年も経営していると、それなりに色々問題も起こってきた。


で、いきなり自分でいうのもなんだが、僕個人としては、根が結構優しいやつで。笑


でもだから社会とか、経営とか、そういう世界に飛び込んだ時に、
周りの悩みを、全部自分毎で捉えて、抱えて、悩んでしまった時があって。


そんな時に、僕が学んで、意識したのが、悩みの連鎖反応問題だ。


簡単に説明していこう。


助けた側が、助けられる側になってしまう


例えば、悩んでいるAさんがいるとする。

Aさんのことが大切だから、
ケアしようとして、優しい人Bさんも悩む。


するとAさんも、Bさんを悩ませてしまっていることで、
『自分がいなければ』と存在意義を見失い、更に悩んでしまう。


こうして悩みが続いていくことを、『悩みの連鎖反応』と呼んでいる。



この悩みの連鎖反応は、色々なシーンで再現されると思っていて。

例えば介護や、風邪を引いている人の看病とかも近いといえるだろう。

『介護している側がつぶれてしまったり、風邪がうつってしまったり、
それでケアされている側も申し訳なく感じてしまう。』

という問題は、思っていた以上に根深いものだ。


だからまず、悩む人を助けたいなら、大切なセンターピンは。

『自分が相手の悩みで悩みすぎないこと』だ。


だって、

自分が助けたいと思った人が大切であればあるほど、相手もあなたのことが大切なケースが多いのだから。

何より、自分がつぶれてしまっては、継続的なサポートは難しい。


現代社会という豪雨地帯と、心の傘

さて、『じゃあどうすればいいんですか』と言われたときに、僕にとって効果があったのが、少しエモい表現になるが『心に傘』を持つことだ。

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前提として、僕にとって経営するということは、悩みの雨を浴び続けることと近かった。


で、この雨の何が厄介かって、その悩みそのものを解決しても、また新たな『悩み=雨が振ってきてしまうことで。


そんなときに、雨を避けようとしてみたり、雨宿りしてみたりもしたが、それだけでは根本的な解決にならなかった。



そんなときに、何より助けになったのが、傘だ。

なぜかというと、傘には、再現性があるからだ。


傘は、周りに雨宿り場所がなくても、いつでも差せる。

だから僕にとって、心に傘を持てたことが、大きな助けになった。


情報溢れる現代社会は、いわば悩みの豪雨地帯で。そんな中、

雨が降ったら傘を差すことは知ってるのに、悩みの雨が降ったら心の傘を差すこと

を、昔の僕は知らなかった。

傘でもダメなら、お風呂に入る


ただここで厄介なのは、自分が傘を持っていても、時にそれを超える量や角度から雨が降ってきたりすることで。

だから濡れることを完璧に防ぐことは難しくて。


じゃあそんなときにどうしたら良いかというと、もちろん、もっと大きくて分厚い傘を少しずつつくることも1つの手だが、


そんなときは、

お風呂に入れば良い。

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なんでかって?  だって、

雨で濡れた後で、お風呂に入ると、さっぱりするからだ。


お風呂には回復効果がある。

防止と回復は、別のものだ。


傘を持つことは、(防止)であり、お風呂に入ることは、(回復)に近い。

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人によって、傘を持つのが得意な人と、お風呂に入るのが得意な人がいる。


悩みにくい人は、傘を持っている人
切り替えが早い人は、お風呂に入れる人。


自分がどちらが得意でどちらが苦手なのかを理解すると良いかもしれない。


傘とかお風呂って、具体的になんですか

抽象的な表現が多かったから、少し具体的な話もしよう。


防止と回復をするために、

・自分自身が助けられる状態か、今の状態確認
・自分がどういったことで悩みやすいかの性質認識
・どの悩みから解決するかの優先順位設計

とかが大切になってくる。


このあたりを、日々、自分自身の感情変化を観察しながら、認知し、対策していく必要がある。


例えば僕の場合、自分の中で『こういうときはこうしよう』という方程式をつくっていて。

そしてそれを自分のEvernoteのフォルダの中に入れたりしている。

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*上記、リアルな僕のEvernoteこんな項目が、下の方にずっと続いてる


この中の『うまくいかない時』みたいなフォルダを開くと、


例えば

・健康状態が悪い時に、悩みやすい→漢方、ストレッチ、ジム、風呂:防止

・朝にSNSのスレッドを見るとひっぱられるから、朝一見ない:防止

・過去に辛かった時メモ:過去との対比で現在の物事を点でなく、線で見る:回復

・世の中の、より辛い人の実例記事URL:相対性の中で自分を認知することで、大したことないと思う:回復

………


みたいな、自分のトリセツが、延々と書かれている。


実際、人それぞれ、防止と回復の方法は違う。

*例えば僕は、ヨガ教室に2年近く通っていたが、逆に頭がバキバキにさえわたってしまったりした。笑


だから、自分なりのトリセツ、再現性のある方程式をつくって防止と回復できるようにすることが、大切なのかもしれない。


それでも悩んでしまう人へ


最後に、それでも悩んでしまう人へ。
そんな人には、悩む人だけが持てる武器をお伝えしたい。

それが『共感』だ。

サイコパス的に感情を無に出来る人と真逆で、
HSPであったり、共感覚であったり、色々な人がいるけど、
その人だけが持っている最大の武器が、共感だと思っている。


共感できるから気づけるし、共感できるから、救える人がたくさんいる。

何より、共感できるから、あなたの言葉が相手の心に刺さる。

逆に共感していない人の評論家的な言葉は、どこか表面的で、少しポイントがずれていて、響きにくかったりする。




病気を経験した人は、病気の人の悩みに共感できる。

いじめられた人は、いじめの悩みに共感できる。

雨に濡れる辛さを知っている人だけが、傘を差し伸べることができる。

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だから、それは性質だし、才能だ。

って、捉えてみるのも良いんじゃないかなーって。



ただ一方で、共感という武器があり、相手の悩みがわかるからこそ、時に悩みの連鎖反応が起きてしまう。



傘の話を、悩みの連鎖反応に置き換えると、

それは雨に濡れているAさんのもとに、優しいBさんが、傘を持たずに行くようなことだ。


そうするとお互いに濡れてしまうし、場合によっては風邪を引いてしまう。

そしてAさんはBさんに申し訳ないと思ってしまう。

そんな連鎖反応が起きてしまうんだ。



だからこの記事の最後に、そんな優しいAさんに、一言だけアドバイスを送ろう。


『傘持っていくの、忘れないようにね。』




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