7番目

書きたいことを書くことに決めました。自分のために。 鬱病の妻と暮らし自分も鬱に片足を突…

7番目

書きたいことを書くことに決めました。自分のために。 鬱病の妻と暮らし自分も鬱に片足を突っ込んだりして、それでも現世を生きます。19年の年末に娘が生まれ今は親バカ街道を爆進中。 猫2匹も一緒に生きてくれています https://twitter.com/sevenonlyseven7

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短歌を小脇に抱えて自由に歩く

短歌を詠んでいる。 調べよう生まれはどこか言葉たち、初めて分かる君たちの意味 自由とは頭悩まし苦しんで、皮肉なほどに自由じゃないね 窓の外、吹雪く大地に新しい地球を見たら、脱皮する僕 (作:7番目) 自分が自由だと知ったのは社会人1年目の冬だった。 東京で生まれ育った私にとって、初めて赴任した岩手県の初めての冬は予想外のことばかりだった。 慣れない雪、客先への訪問は時刻通りに付けず何度も遅刻の連絡をいれたし、営業所への戻りが遅くなり仕事は全然終わらなかった。目標数

    • 亡き祖父に掴まれた腕がまだ痛い

      短歌を書いている 腕掴む 祖父の枯れた手 力強くも 老いを感じる シーツの上で 脳天を割られるような訃報を見て 暖気した車内で アクセル踏めず 写真持ち これで終わりや つぶやく祖母 小さな背中が 何を語るや 全く生気の感じられない顔だ。 祖父の葬式で、棺に入った祖父は人形みたいだった。あまりの血の気が通っていない状態をみて、そんな感想を抱いた。当たり前だ。死んでいるのだから。こんな時に当たり前の感想しか出てこない自分がなんとも情けなかった。 「おおきゅうなったな

      • 私、泣き叫びたいより、ホワイトボード使って私の悲しみを解説したいタイプなんです。

        大人が泣くことが珍しい、もしくは異様な光景に思えてしまうのはなんでなのだろうか。 (本が実家にあるので)うろ覚えなのだけれども、 小林 紀晴のASIAN JAPANESEという本で、中国のどこかで行方不明になった息子のビラを配り続ける父親に会う。(確か妹を伴ってビラを配っていた描写だった) 私の息子は今どこにいるんだ。 私は、大の大人が泣くところを久々に見た気がする というような文章があって、すごくハッとした記憶がある。 そういえば大人って子供に比べてあまり泣かないね、

        • 拝啓、先輩 あなたのことが嫌いです

          頭のなかで考えていることと、自分のなかで湧き上がってくる感情が別物らしい、ということに気づいたのは大学生のことだった。 思えばたいした大学生活を送っていたわけでもないのだが、私は小さなクラシック系の音楽サークルに所属していて、同期の一人とちょっと揉めていた。 揉めている、という言葉が大げさなほど些細な事柄で、そして相手の言っていることのほうが正論だった。私は妙にそれが癪に障って、ぶちぶちと愚痴を言っていただけだった。 別の同期とある日飲んだときにその話題になった。 相変わ

        短歌を小脇に抱えて自由に歩く

        • 亡き祖父に掴まれた腕がまだ痛い

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        • 拝啓、先輩 あなたのことが嫌いです