アオ

置き場所に困ったわたしのお話。 アオっていう名前の由来をこのnoteの最後に書くまでの…

アオ

置き場所に困ったわたしのお話。 アオっていう名前の由来をこのnoteの最後に書くまでのお話。 HSS型HSPらしい。

最近の記事

伝えないことを選んだ恋のお話。

数年前、わたしが前の会社にいた時のお話。 「初めまして。1日付けで異動してきました。〇〇です。宜しくお願い致します。」 正面のデスクに、彼が来た。 モテそう。仕事できそう。自信ありそう。 笑顔が嘘っぽい。ハキハキしてるなぁ。 丁寧。なのにちょっと圧。 自信あるんだろうなぁ。 はい苦手。 これから毎日正面にこの人か、、が正直な感想だったし、そもそも新しい人が得意じゃないわたしにはかなり不安だった。 「初めまして。アオと申します。宜しくお願い致します。」 まぁ、とは

    • 忘れられない夢のお話。

      昔見た夢。 忘れられない夢。 --------------- 2人で螺旋階段を駆け下りていた。 出会ったばかりの女の子と一緒にいたんだ。 名前は分からないし、顔も思い出せない。 でも年齢も背丈もわたしと同じくらいで、 肩に傷があって、ベージュ色の服を着ていたってことは ふわっと浮かんでくる。 出会うことが決まっていたような人。 やっと出逢えた、一生に一人の人。 そんなことを真剣に思えちゃう人。 一緒にいられることが嬉しくて、 幸せが込み上げてくる。 無機質な白い建

      • HSPのわたしがキャバ嬢でNo.2になったお話。[後編]

        みんなが普通に、めちゃくちゃ頑張って生きていることが分かって みんなが普通に、めちゃくちゃしんどくて みんなが普通に、少し逃げたいことが分かって わたしはこの街でどうしようもなく救われた。 お店に会いに来てくれた人と 毎晩、「一緒に少し逃げること」を繰り返した。 一対一は苦手じゃなかった。 わたしはいつも、「はじめまして」の言葉に目いっぱいの気持ちを込めた。 どんなに失礼な態度をとられても、 心無い言葉を掛けられても。 今日もどこかで、何かを思い、生きていた相手に、

        • HSPのわたしがキャバ嬢でNo.2になったお話。[前編]

          日本の繁華街代表みたいな大きな街の、 地下にある小さな薄暗い場所に、 わたしは居た。 きっかけは友達の付き添い。 可愛くて明るい友達が 体験入店に着いてきてほしいって言うから。 確か、その日のランチを奢ってもらう約束をして わたしは緊張しながら、 友達はワクワクしながら、 営業前のそこに行った。 代表との簡易的な面接。 わたしは自分を守るために、 「付き添いなので」って顔しながら隣に座ってた。 次々出勤してくる女の子達がとってもキラキラしてて 今まで見たことのなかった世

        伝えないことを選んだ恋のお話。

          【HSP】日が昇る前の朝が好きってお話。

          朝起きて、独りひっそりと準備をして、いざ家出る時。 太陽は昇りきっていて、街が生きている。 「気持ちいいなぁ」って感じるよりも先に、わたしは少し不安になる。 すでに皆がその日を始めていて、テレビからはワイドショーが流れる。 わたしには少しうるさすぎて、身が縮こまる。 情報量があまりにも多いこの世界が、たまに少し眩暈がする。 だからわたしは、まだ太陽が昇る前、真っ暗な時間に家を出て、職場に向かうのが好き。 世界がまだ起きる前に、わたし一人、ひっそりと今日を始めたい。

          【HSP】日が昇る前の朝が好きってお話。

          好きな人、もの、ことを自信を持って好きと言える自分でいること。

          不定休で、残業も多くて、体力も精神も消耗する、 辞めていく人はたくさんいる、それでも、人の温かさと絆を肌で感じられる、今の仕事が好き。 夢見ていた頃に想像していた5倍はしんどいけど、10倍楽しい瞬間が確かにある。 オシャレなカフェや、可愛いお洋服やアクセサリーの買えるお店も、きっとなんでもあるんだろうな。 「今日仕事終わったら〇〇に行こう」 そういう会話もしてみたい。 都会に憧れてどんどん出ていく人はたくさんいるけど、 でもわたしは、今住んでいる街の海と緑が好き。 ニュート

          好きな人、もの、ことを自信を持って好きと言える自分でいること。

          わたしがHSPだと分かって、泣いた日。

          「ねぇねぇ、HSPって知ってる?」 この質問を彼氏にするのにわたしは一体何年かかったんだろう。 いつもの雑談の続きのように。 いや、少し真剣な顔で。 うーん、やっぱりかしこまられると怖い。 でも、真面目に伝えたい。 ちゃんと知ってほしい。 理解してほしいなんて、おこがましいけど、 理解してくれたらそんな幸せなことはないよね。 なにそれ?って一蹴されたら悲しいな。 HSPではない人に、HSPの感受性の幅を説明することは、 Wi-Fiがない時代に、Wi-Fiっていう電波の存

          わたしがHSPだと分かって、泣いた日。

          わたしがHSPだと分かって、笑った日。

          わたしの3大聞き飽きたワード。 「抱えすぎ」「考えすぎ」「気にしすぎ」 「考えない、気にしないって、そもそも自分の意思の力が働くところじゃなくない?どうやってんの?」って、永遠に同じことを返してた。 (もちろん、心の中でね) 昔から人のアドバイスはあんまり心に刺さらないし。 でも、一生懸命聞いてくれるから、こっちも一生懸命聞く、話す。 わたしの為に時間を割いてくれるという感謝や、申し訳ないという気持ちはあったけど、 真意が伝わらなかったなぁって疲れることのほうがよっぽど多

          わたしがHSPだと分かって、笑った日。