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日刊 電子もの書き屋オニワ

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53歳の会社員のおじさんが書いた記事やお話などをまとめたマガジンです。 毎日コツコツ掲載していきます。
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2022年12月の記事一覧

53MM (その20)  53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

社会人編 開発の仕事から運用の仕事へ新サービスの運用に関する開発の仕事をすることになったおじさんだったが、その当時のことは今はあまり思い出せない。朝早くから終電まで会社にいたことしか覚えていない。当時はまだ30代だったので体力があり、なんとか続けられたが、今だったら倒れていたかもしれない。 システム開発が終わり、新サービスの運用が始まってからも大変だった。運用センター勤務となり、シフト勤務に入ったのだ。日勤業務に加え、月に5回程度夜勤があった。日勤は8:00から17:00、

53MM (その19)  53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

特別編 おじさんと音楽年末なので、少し趣向を変えて、おじさんと音楽の話をする。 おじさんは、1969年、昭和44年生まれなので、子供の頃はテレビやラジオを通して、音楽を聴いていた。 テレビでは、木曜9時からの、TBSテレビ「ザ・ベストテン」が大好きで、今週は誰が1位になるのかワクワクしながら見ていた。久米宏さんや黒柳徹子さんの司会は有名だが、中継コーナーに登場した、追っかけマンの松宮一彦アナウンサーが好きで楽しみにしていた。 ラジオでは、日曜日の午後に放送していた、文化放

53MM その14  53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

社会人編 通信業界へ転職深夜の駅の清掃をしていたおじさんは、27歳の時に携帯電話会社の故障修理部門を担当する子会社に、契約社員として入社した。 最初の配属は東京都内の下町エリアにある支店だった。おじさんの仕事は、支店窓口の故障修理の受付をしたり、実際に故障した電話機を修理したり、メーカーへ修理依頼の手配したり、修理で使用する物品の在庫管理をした。 残業があったり、休日出勤したり、お客様からのクレームを受けることも時々あったが、先輩や同僚に恵まれ仕事は楽しかった。 仕事に対

53MM その13  53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

社会人編 深夜の仕事と、少しの仮眠と、駅前留学と20代だったおじさんは、深夜の駅の清掃をしていた。仕事が終わって、帰宅する時間は朝の6時。少し仮眠をとって、仕事に行くまでの間、何かできることはないかと考え、駅前にある英会話学校に通うことにした。 その学校は、当時のTVCMで有名になった、うさぎがキャラクターの学校ではなく、埼玉県に数校ある、地元の英会話学校だった。授業料も月謝制で良心的な金額だった。 最初にレベルチェックをして入るクラスを決めた。たしか初級クラスだったと思

53MM その10  53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

53歳おじさんのプロフィール 社会人編  おじさんは、24歳の時に、埼玉県にある小さな包装機械メーカーに営業職として入社した。 その会社に入社した理由はとっても単純なものだった。それは、中国にある合弁会社に研修に行くことができるからであった。おじさんは「教育学部国際文化教育課程アジア研究専攻」という長い専攻に入学して、中国語を少しだけ勉強していた。小学生の頃から、「海外で働いてみたい」という気持ちを強く持っていた。 6ヶ月後、その機会はやってきた。5日間の中国研修に行くこと

53MM その9  53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

53歳おじさんのプロフィール パート8:忘れられない後輩たち おじさんの大学生時代のエピソードをもう一つだけ話す。 おじさんは先生方や先輩方にも恵まれたが、後輩たちにも恵まれた。 今でも印象に残っている後輩たちを紹介する。 まずは、Yさん。帰国子女で、人懐っこいが寂しがりやさん。よく一緒に、僕の下宿でビールを飲んだ。次はOさん。真面目で一途な努力家。現在は語学の達人になっていて、多くの人に英語やハングルを教えている。 三人目は、リリー。もちろんニックネームだ。リリーはおじ

53MM その5 53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

53歳おじさんのプロフィール パート4:大学生時代 53歳のおじさんは、1浪して、東京の多摩地区にある国立大学に入学した。その大学に7年半在籍したが、卒業できずに中退した。卒業できなかった理由は、自分自身にある。不登校になったからだ。 大学1年生の頃から、不登校の兆候は現れていた。浪人時代はそこそこ勉強したが、大学に入ってからは、あまり勉強しなかった。車の免許を取り、家庭教師のアルバイトをしながら、埼玉の自宅から2時間かけて、大学に通っていた。しかし、途中から大学に通うの

53MM その18  53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

社会人編 開発担当者になる?人生で初めて転勤したおじさんは、異動になってすぐに、インターネットの基礎知識や、UNIXというOSの研修を受けることとなった。 世の中ではインターネットが広まりつつあり、携帯電話でも、  i-modeやez-webといった、インターネットサービスが広がり始めた時期だった。 当時のおじさんは、パソコンやインターネットには興味はあったものの、初心者レベルであった。 2週間の研修が終わった後、ほぼ同時期に同じ担当に配属された同僚と共に、親会社に出向く

53MM その17  53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

社会人編 転勤携帯電話会社の故障修理部門を担当する子会社で、おじさんは人生で初めて転勤した。 東京都内の下町エリアの支店から、子会社の本社に異動となった。移動になった部署は、親会社から頼まれた仕事をきちんと親会社が指示した通りに行う部署であった。 そこで担当することになった仕事とは、、、(次回、乞うご期待!) (注釈) 今日のトップ画像の野菜は何でしょうか? ヒント:関東ではお馴染みの葉もの野菜です。お雑煮に入れることもありあす。                    

53MM その16  53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

社会人編 初級システムアドミニストレーター試験携帯電話会社の故障修理部門を担当する子会社の待遇は、給与以外は、ほぼ変わらないものだった。その中でもおじさんにとって、ありがたかったのは、会社が業務に関する資格支援のサポートが手厚かったことだ。 おじさんが働いた親会社、子会社ともに、IT系の資格取得を奨励していて、初級システムアドミニストレーター試験(略称は初級シスアド試験)に関しては、出張扱いで社内研修センターで数日間、試験対策の研修を受講することができた。 そのおかげでお

53MM その15  53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

社会人編 ラジオ体操の思い出携帯電話会社の故障修理部門を担当する子会社の勤務時間は9:30~18:00だった。 9:30になると、どこからともなくラジオ体操が流れる。朝礼の前にラジオ体操第一をする会社だった。(ラジオ体操第二は時間の都合でやらなかった。) 入社したての頃は、ラジオ体操なんて、小っ恥ずかしい感じがして、正直言ってあまりやりたくなかった。みんながやるから仕方なくやるかぁ、という気持ちで体操をした。 しかし、習慣というものは恐ろしいもので、毎日やっていると次第に体

53MM その12  53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

<特別編>2022年クリスマスイブイブ 大宮散歩本日、2022年12月23日はいつもの物語ではなく、特別編をお送りします。 現在53歳のおじさんは、クリスマスイブイブの12月23日に大宮駅西口を散歩した。ケーキを持って急いで帰宅する人、愛する人や友達にプレゼントを買いに来た人、忘年会に向かう人々がたくさんいた。そんな中おじさんは夜のバイトに向かった。 (注釈)19時前は、大宮駅西口周辺には多くの人がいましたが、22時過ぎになると、金曜の夜とは思えないほど、人が少なかったで

53MM その11  53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

53歳おじさんのプロフィール 社会人編 駅の深夜清掃の仕事 体調を崩して、包装機械メーカーを退職したおじさんは、しばらく療養した後、埼玉県南部にあった、終電後の駅の清掃の仕事をする会社に入社した。 勤務時間は、午後10時から午前5時までの深夜時間の仕事だった。 終電が終わる前に、埼玉県から神奈川県の駅に清掃用具を積んだ車で移動し、終電から始発の間までに駅の改札や階段、点字ブロック、トイレを清掃する仕事だった。駅の大きさによって異なるが、2名から4名のチームになって、清掃をし

53MM その8  53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

53歳おじさんのプロフィール パート7:大学生時代 クリスマスのホロ苦い思い出 おじさんの大学生時代のエピソードをもう一つ紹介する。大学1年生の時、同級生のMさんを好きになった。 彼女は、西日本のとある県の出身で大学の近くに下宿していた。はじめは何人かの同級生の一人として仲良くしていたが、電話で長話をするようになっていろいろなことを話すようになってから、次第に「好き」という思いが強くなっていった。 冬になって、彼女にクリスマスプレゼントを贈ればもっと仲良くなれるかもしれな