2千万円不足に殺されないために

年金だけでは生活に必要なお金は2千万円不足する!?という報道は、あまり興味を感じなかった。「へー、そう・・・」としか思わなかった。が、ここにきて実はその報道が広がったせいで、投資信(投信とかファンドとか言う)を買い始めよう!と、証券口座を開設する人が例年の2倍ぐらいに増えているという記事を見て、俄然興味が湧いてきた。どうもそいつを「老後不安バブル」とそれを呼ぶらしい?
「老後不安バブル」の罪深さ(THE SANKEI NEWS記事へのリンク)

証券口座を開設した人々は、まずとりあえずは何か投資信託を買うだろうから、それは基準価格(投資信託のそのときどきの単価)を押し上げる。
しかも最近、私がお世話になっている銀行担当者から勧誘電話があって、その人も「世間で2千万円と言われていますが、どうですか?投信を買うつもりないですか・・・」みたいに言っていた。なんだかその電話の声がはずんでいたようにも聞こえた。買う客が増えているのか?ここの銀行でももしかして投資信託販売が波に乗ってきたのかもしれない。

このバブルめいた投資信託人気がホンモノかどうかはよく分からないけど、
要因は別にあるのかもしれないけど、自身の持っている投資信託の基準価格がこのところの低迷から少し抜け出しているのかな?という感じがある。

購入後の損益をもう何年間も毎月エクセルシートに記録しているのだが、ここ数か月は今まで下り坂続きだった、たとえばメキシコやインドの債券ファンドが底打ちしているし、
もう売ってしまって持っていないけど国内リートのファンドなんかは猛烈?に価格上昇しているではありませんか!

メキシコ債券ファンドは数年前のけっこう高値で買ったから、少しぐらい上昇しても私の場合はもう浮かばれないかもしれないが、インド債券ファンドようやく利が乗りそうなので今後を楽しみにしていたい。

ただ、投資信託買って2千万円の財産作ろう!っていうのは実際的ではないと思う。

投資信託で練習して、もっとハイリスクな、たとえば株とかに投資していける度胸と能力がつけば2千万円儲けられると思う。が、私自身はそうなれない自信がついたので「倹約」で2千万円問題を乗り切ろうと思っているが、このバブルにもちょいと期待している。

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