haruna🔖

本紹介します。 好きな作家 湊かなえ 重松清 瀬尾まいこ 読書と同じくらい食べること…

haruna🔖

本紹介します。 好きな作家 湊かなえ 重松清 瀬尾まいこ 読書と同じくらい食べることが好き

最近の記事

「夜は短し歩けよ乙女」

こんばんは、haruna🔖です。新しく読んだ本が多く、どの本から紹介しようかと迷っていたら、3週間経ってしまいました。 その中から、今日は森見登美彦さん作「夜は短し歩けよ乙女」を紹介します。大学のクラブの後輩である「黒髪の乙女」に想いを寄せる「先輩」が、何とか彼女に”偶然出会う”ために様々な場所で彼女の姿を追い求め奮闘する恋愛ファンタジー物語です。この作品は4章からなり、各章の中で起こる奇想天外な事件が「先輩」と「黒髪の乙女」の視点から交互に語られて行きます。 この作品の

    • おすすめ湊かなえ作品5選

      こんばんは、haruna🔖です。いつもは一冊の本を長々と紹介するスタイルなのですが、今回からは短くランキング形式のようにまとめた紹介も投稿していこうと思います。 作家別、ジャンル別など、さまざまなカテゴリでやっていこうと思うので、リクエストあればコメントお願いします。 今回紹介するのは、湊かなえ先生の作品です。初めての方向けにおすすめの本をピックアップしたので、まだ読んだことない本があれば、ぜひ読んでみてください。それでは、紹介に移ります。 1.「告白」 まずは、湊かなえ先

      • 「ブロードキャスト」シリーズ

        こんにちは、haruna🔖です。一昨日高校の卒業式を迎え、昨日はその疲れで一日中寝てました。(笑) そんな私ですが、今回は高校の部活動を題材とした青春小説を紹介します。湊かなえさんの「ブロードキャスト」です。 主人公の町田圭祐(まちだけいすけ)は、中学時代陸上部に所属し、駅伝で全国大会を目指していましたが、3年生の最後の大会、惜しくも出場を逃してしまいました。その後、親友である良太と高校でも陸上を続けると約束し、二人とも陸上の名門である青海学院高校に進学しますが、圭祐はあ

        • 「冷たい校舎の時は止まる」

          こんばんは、haruna🔖です。 投稿の間が空きすぎてしまうのをそろそろ直さないとと最近思っています。 さて、今回私が紹介するのは、辻村深月さんの「冷たい校舎の時は止まる」という作品です。 この作品の主人公は、作者と同じ名前の高校3年生、辻村深月。センター試験まで残りわずかとなったある日、雪の中を幼馴染の鷹野博嗣と共に学校へ行くと、学校には生徒が8人しか来ていませんでした。学校自体が休みという連絡が来ていたわけでもないし、みんなが来られなくなるほど酷いわけでもない。しかもその

        「夜は短し歩けよ乙女」

          「エイジ」重松清

          こんばんは、harunaです。 みなさん、突然ですが質問です。 もし、あなたと毎日顔を合わせている人が、犯罪者になってしまったら、どう思いますか? この小説は、まさにその出来事を中心として、中学生たちのリアルな日常を主人公・エイジの視点から描いた話です。エイジは、家族との関係は良好、成績もそれなりに良く、友達もいて、同じクラスの女子に恋をしている、普通の中学2年生。彼のクラスでは、あることがしょっちゅう話題になっていました。それは、その年の夏に発生した、連続通り魔事件。エイジ

          「エイジ」重松清

          「そして、バトンは渡された」

          noteで本紹介をしようと決めて、最初に悩んだのはどの本から紹介しようか、ということでした。考えた末、小学生の時に初めて作品を読んでからずっと好きな作家の一人である、瀬尾まいこさんの作品を紹介することにしました。 この本の主人公である森宮優子は、他の人にはなかなかない、特殊な事情を抱えています。それは、これまでに苗字が4回も変わっていること。生みの親を含め、3人の父親と、2人の母親のもとを転々としながら育ちました。この事情だけで考えると、不幸な少女の身の上話だと思う人が多い

          「そして、バトンは渡された」