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古静留町プロレス同好会 アトミック・ジョー編

俺はアトミック・ジョー。俺は今、霊感怪奇派レスラーの牙獣院ノボルに高々と持ち上げられている。

「死ねジョー!そしてオヌシで口寄せしてやるわァーッ!」

ノボルの必殺技、恐山ボムが俺を説得力満点に叩きつける。ここからの地縛霊フォールで3カウント奪取が奴のお約束のムーヴだ。

ワン!

右手が異常肥大化したバイオレフェリーは当然ノボルの配下だ。

ツー!

そろそろいくか。

チュドオオオン! リングがニューク大爆発!

俺のギミック【爆発ハードコア】の真骨頂、核爆破キックアウトは大半の固め技を返し、ファン受けも良い。俺もノボルも下半身が綺麗に吹き飛んでいるが、医療班がまた何とかしてくれるだろう。

(やるなジョー。ワシの両肩、残ってるだろ。カバーしろ)

ノボルが幽体テレパシーで称賛した。俺はプロの精神力でノボルを体固めでカバーし、転がっていたバイオレフェリーの右腕肉片を持って、ペシペシとカウントさせた。どこかでゴングが鳴った。

【続く】

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