服をつくる仕事に辿り着くまで
初めまして。KNITOLOGYの代表をしております、鬼久保です。
ここでは、ニットの業界や現場のお話し、プライベートの育児との両立など、プライベートから裏情報まで、色々とお伝えして行こうと思っております。
私の経験を通してのお話しすることで、少しでも役に立ててもらえると嬉しいな、と思い2019年も終わりに近づいてきた今(スタートが遅い)、初めてみました。
まずは、私の自己紹介から。
日本のドレスメーカー学院を2年通い、卒業後にイギリスにあるノッティンガムトレント大学のニット学科に行きました。3年通い、途中夏休みを利用してニットテキスタイル会社でインターンも行いました。ここでの経験は今でもとても役立っております。ニットに興味のある学生にはオススメしたい事が沢山あります。
その在学中、ロンドンコレクションやパリコレなど周りは皆コレクションのクリエーションやファッションのど真ん中で華やかな舞台を夢見て突き進んでいるような環境でした。
でもその中で、どうしても華やかな舞台を全く夢見れない自分がいました。
私がデザインする意味とは、、、、、、、、
ずっとその葛藤が付きまとっていました。ニットという技術に魅了され、どんどん技術的なレベルが上がっても、ショーで自分の名前を冠にブランドをやるのか。。。と
その中で一冊の本に出会ったのが始まりです。
それが、「ワーキングプア」
それを読み終わる頃には涙が止まらず、ファッションが人を死なせる。という事実も存在するのか、と衝撃を受けた事を今でも覚えています。恐らく2006年ぐらいだったと思います。
そこからは、今のKNITOLOGYの目標が始まりました。
人を助けたい。
人を助ける仕事をしたい
それが、今のブランドを始める事に繋がっていくことになります。この衝撃的な本に出会ってからは、ファッションという業界が大嫌いになり、そこから福祉へのデザインにはまっていきます。それがSFCでの修士研究に繋がるのですが、大学院ではアパレル業界では働きたくない!となっていました。
(ちなみに、大学院在学中に学生出産し学生をやりながらの育児も経験。ここも面白話あります。今後乞うご期待!)
今回はこんな感じで、流れを大雑把にご紹介し、モノ作りの葛藤や、問題点、デザイナーと母親業の両立の苦悩など、様々な事をお伝えしていこうと思っております。
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