《2021》年間ベストアルバム50【洋楽編】
大晦日ですね。1Tです。
昨日は《2021》年間ベストアルバム50【邦楽編】をまとめました。
そっちもぜひ見てください。
今年からランキング記事のアップデートとしてApple MusicとSpotifyのURLリンクをアルバムごとに埋め込んでます。全部毎回検索してコピペする手作業です。我ながら親切すぎる。ただこれでジャケ写やYouTubeや僕のコメントで気になったものがあればすぐに曲を聴きに行ける導線ができました。最高ですね。音楽いっぱい聴きましょうね。
ここで昨日のおさらいです。
僕は邦楽以上に洋楽に関しては感覚で聴いているので全然気の利いたことが書けないんですが、自分の「好き」の感性だけで50枚選んだので、参考にならないと思いますがとりあえずジャケで気になったら聴いてみてください。
では、【洋楽編】50枚駆け抜けます!!
50→41
50.Something Good Will Happen / MarthaGunn
コメント:UKのインディーポップバンドのデビュー作。ライブ映えしそうなかっこいい曲多いです。
49.It Won't Always Be Like This / Inhaler
コメント:フロントマンがU2のボノの息子のバンドのこちらもデビュー作。ポップで聴き馴染みの良い痛快なロックです。いまだにこういうのが聴きたくなる時がある。
48.Chew The Scenery / Oscar Lang
コメント:Dirty Hitsの新人。ザラッとしたギターが特徴的でローファイ寄りだけど曲ごとにキャラクターが立ってて面白いです。
47. 22 Break / Oh Wonder
コメント:ロンドンの男女デュオ。前作よりもじんわり聴かせる曲が多いです。声の重なり方がとても好き。
46.When You Walk Away / FUR
コメント:UKの4ピース。ガレージロックリバイバルのリバイバル来るか?!
45.OK ORCHESTRA / AJR
コメント:ニューヨーク出身の3兄弟グループ。今作で4枚目らしいですが僕は今年初めて知りました。電子楽器をふんだんに取り入れた超個性的なサウンドにびっくりしました。めちゃポップです。
44.Last Birthday / Valley
コメント:カナダのオルタナポップバンド。初期のThe1975のような甘い歌声とサウンド。漂うイケイケ感。
43.Draw Down The Moon / Foxing
コメント:前作がめちゃくちゃ良かったFoxingの4枚目。癖は強いけど聴きやすいポップさがちゃんと残ってるのが良い。早くライブで見てみたい。
42.Valentine / Snail Mail
コメント:デビュー作「Lush」のヒリヒリとしたシンプルな楽曲が大好きだったんですが、今作でサウンドの幅は格段に広がったと思います。でも前作から変わらず焦燥感あるのが良いですよね。
41.Always Inside Your Head / Lone
コメント:ノッティンガム出身のエレクトロニック・ミュージシャン、Matt CutlerことLoneの8枚目のアルバム。音の立体感がすごい。宇宙。
40→31
40.FOREVER / Flight Facilities
コメント:オーストラリアのエレクトロ・デュオの2nd。絶妙にアガり過ぎないサウンドメイクが心地よい。
39.Sometimes I Might Be Introvert / Little Simz
コメント:前作からとんでもないスケールアップ。今年を象徴する1枚な気がする。
38.Collapsed in Sunbeams / Arlo Parks
コメント:ロンドンのSSWのデビュー作。ネオソウル風の気持ち良いサウンド。
37.New Music and Big Pop / Another Michael
コメント:USのフォークロックバンドのデビュー作。ほんとこのジャケがこのバンドをぴったり表現してる。温かみのあるフォークサウンドがじんわり
沁みます。
36.Little Oblivions / Julien Baker
コメント:シンセ・ノイズとか、かなり深いリバーブのギターの音とかこれまでの作品より奥行きのある楽曲が増えたように思います。でもやっぱり声に惹かれるんだよなー。
35.The Asymptotical World / Yves Tumor
コメント:変態的なのに意外と聴きやすくて何よりかっこいい。
34.Day/Night / Parcels
コメント:Daftpankがプロデュースした1stで話題になったパーセルズの2nd。あんまり話題になってない気がするけど前作に続き、声のハーモニーとバンドアンサンブルの心地良さが素晴らしいです。
33.Going Going Gone / Mild High Club
コメント:メロウでスウィートなドリーム・サイケ・ポップス。ちょっと日本のシティポップっぽさも感じる「Me Myself and Dollar Hell」が特に好き。
32.Hey What / Low
コメントスローコア/サッドコアの先駆者的なバンド。もう13枚目らしい。オクターバーを使ったギターの音像は強烈なインパクトです。
31.Home / Rhye
コメント:柔らかいピアノの音やベースラインがダンサブルで心地良い。あの一件がどうしても気になってしまうが。
30→21
30.Peace Or Love / Kings Of Convenience
コメント:ノルウェーのアコースティックデュオ、なんと12年ぶりの新作。そのニュースだけでも嬉しかったけど歌声のハーモニーも相変わらずの美しさで最高でした。
29.This Is Really Going To Hurt / Flyte
コメント:ロンドンのオルタナポップ・バンド。しっとり聴かせるアコースティック曲もあれば、鍵盤が跳ねるポップスもあり楽しい。
28.In the Service of Song / The Big Net
コメント:たぶんこれがデビュー作。ギターのどっしりとした音と柔らかいボーカルがじわじわと静かに感動を誘います。
27.Take The Sadness Out Of Saturday Night / Bleachers
コメント:4年ぶりの新作。クラシカルな曲から壮大なシンセポップ、Vampire Weekendのような軽快なインディーロックなどバラエティに富んでいてそのどれもがキャッチーで遊び心溢れていて聴いていて楽しい。
26.Good Grief! / James Ivy
コメント:韓国をルーツにもつNY拠点のSSWのデビューEP。「Headset Go」は個人的今年のアンセム曲の一つ。
25.What We Call Life / Jordan Rakei
コメント:2年前の前作も素晴らしかったですが、グルーヴィーなエレクトロニックとアンビエント的な雰囲気をミックスさせて、そこにソウルフルな歌声が乗ってくるのがめちゃくちゃクール。
24.Blue Weekend / Wolf Alice
コメント:約4年ぶりとなる3rd。繊細で壮大な曲もあればライブ映えする痛快なロックナンバーもあり、今回もさすがです。(YouTubeのサムネ凄いところ使うなあ笑)
23.Blue Heron / Jodi
コメント:個人的に大好きなPinegroveの元メンバーNICK LEVINEのソロ作。
最小限の音数だから表現できる繊細な感情表現が素晴らしいです。引き算の音楽。
22.Mood Valiant / Hiatus Kaiyote
コメント:このバンドにしか出せないリズム感がたまらない。
21.Cool Dry Place / Katy Kirby
コメント:USで活動するSSWのデビュー作。インディーフォークの味わい深さと軽快なポップスがうまく融合されてます。「Traffic!」はサビで跳ねる歌声がとてもキュート。
20→11
20.Isles / Bicep
コメント:ロンドンを拠点に活動するエレクトロニックユニット。ケミブラとかディスクロージャー好きなら間違いない感じ。音がめちゃくちゃカッコいい。「Lido」のMVはここにはあえて載せないですが完全にソッチ系の映像です笑
19.Seventeen Going Under / Sam Fender
コメント:全英チャートで1位を獲った2nd。自身の大人になるまでの成長を綴った物語的な作品。前にも書いた気がするけどThe Killersのような逞しさがあって好きです。もっと遡るとブルース・スプリングスティーン的な。
18.If I Could Make It Go Quiet / Girl In Red
コメント:ノルウェーのSSWのデビューアルバム。メイン曲「Serotonin」はビリー・アイリッシュの兄フィネアスがプロデュース。楽曲のテーマは陰鬱なものが多いけどそれを跳ね返すような力強さを感じます。
17.Harmony House / Dayglow
コメント:アメリカのSSWのデビュー作。まだ21歳らしい。日本のシティポップの影響を強く受けたサウンドなので間違いなく日本でももっと流行るはず。軽快なシンセのダンスナンバーが魅力的です。フジよりサマソニで観たい系。
16.Spring Island / Delta Sleep
コメント:3年ぶりの新譜。僕が異常に肩入れしているバンド。マスロック的なアプローチにエモーショナルなボーカルが乗るスタイルがたまらなく好きです。拍の取り方が天才的に上手い。もっと評価されていい。
15.For Those I Love / For Those I Love
コメント:アイルランド・ダブリン出身のプロデューサー David Balfe のソロプロジェクトのデビューアルバム。メランコリックな雰囲気のエレクトリックなサウンドにポエトリーなボーカル。終始緊張感漂うモノクロームな世界観がカッコいい。
14.Typhoons / Royal Blood
コメント:従来のヘビーなサウンドアプローチはしっかり残しながら、ダンサブルな要素がグッと増して向かうところ敵なし!
13.Drunk Tank Pink / Shame
コメント:僕はサウス・ロンドンのポストパンクバンドが大好きで、今年はDry CleaningとかBlack Country, New Roadみたいな新勢力の活躍が目覚ましく(悩んだ末この2組は50枚には入らなかった)もっともっと盛り上がってくれ!と思ってるんですが、このShameもそんなサウス・ロンドンのポストパンク勢の代表格的な存在。初期衝動溢れるデビュー作も大好きなんですが、今作はその熱量もちゃんと残しながらアレンジ力が飛躍的にアップして一癖も二癖もある曲展開が楽しい。2019年にみたフジロックのステージが最高だった。またライブ見たいなぁ。
12.Uppers / TV Priest
コメント:続いてもロンドンのポストパンクバンドのデビュー作。これがデビュー作なのか?と驚かされるほど激渋い男達によるゴリゴリのダークサウンドがどんハマりでした。見た目怖いけど多分良い人達だと勝手に思ってる。「Slideshow」という曲をよく聴いた。
11.bb u ok? / San Holo
コメント:オランダのDJ/プロデューサー。いわゆるポストEDM的なジャンルになるんだろうか。ゲストとして僕の大好きなAmerican FootballやWeezerのクオモとのコラボ曲もあってそれもとても良かった。エレクトロサウンドの中にクリーントーンのギターが入ってくる美しくエモーショナルなサウンドが超クールです。佇まいも好き。
10→1
10.An Overview on Phenomenal Nature / Cassandra Jenkins
コメント:ニューヨークのSSWの2nd。ギターやドラムの生っぽいザラッとした音と、幻想的に響くホーンやストリングスのアレンジがどこまでも透き通って響き渡る幽玄なアンビエント・フォーク。
9.Cavalcade / Black Midi
コメント:今年一番のヤバいアルバム。前作からさらに狂気性が増したが、どことなく知的な部分を感じてしまいそれがもっと怖い。レクター博士みたいな怖さ笑 MVも怖すぎて泣いちゃう。買っていた来日公演は延期になってしまった。早くこの恐怖を生で体験したい。
8.An Archaea / Amusement Parks on Fire
コメント:10年ぶりのニューアルバム。長年轟音ポストロックバンドの代表格として君臨し続けていますが、今作も轟音系のポストロック作品として完璧な1枚。強烈なギターノイズの中に煌びやかさがあり、突き抜けた先の解放感が痛快です。
7.How Long Do You Think It's Gonna Last? / Big Red Machine
コメント:アーロン・デスナー(The National)とジャスティン・ヴァーノン(Bon Iver)によるプロジェクトの2nd。テイラー・スウィフトの昨年のアルバムではBon Iverがフィーチャーされてましたが、今作では逆にテイラーをボーカルに迎えた曲が2曲収録されてます。テイラーとジャスティン・ヴァーノンのハモリ本当に良いんですよね。Fleet Foxesとのコラボ曲も素晴らしい出来でした。
6.Nurture / Porter Robinson
コメント:ポタロビ、実に7年ぶりの新作。天から降り注ぐようなどこまでもピュアなサウンドが涙腺にくる。希望に満ちた感動的な1枚。
5.True Love / Hovvdy
コメント:USインディーデュオの4枚目。僕は今作で知りました。どこまでも穏やかで多幸感のあるサウンドスケープがたまらないです。表題曲の
「True Love」は曲のフィナーレに向けて溶けていくような至福の音楽体験ができます。
4.The Weather Station / Ignorance
コメント:カナダ出身のTamara Lindemanのソロ・プロジェクト。クラシカルなピアノのサウンドの中に、ストリングスがダイナミックに組み込まれていて、ゾクゾクするようなサウンドメイク。気品あるボーカルも素晴らしい。
3.Home Video / Lucy Dacus
コメント:フィービー・ブリジャーズとジュリアン・ベイカーとのバンド「ボーイジーニアス」でも活躍しているUSの女性SSWの3rd。これまでの人生のホームビデオ、その時の喜怒哀楽を昇華させたような作品。時折やってくる爆発音のような強烈なギターのフィードバックがこれまでの人生の思い出たちのフラッシュバックのようにも思えてくる。傑作です。
2.Life's a Beach / Easy Life
コメント:英レスター出身の5人組。ソウル/HIP HOPの要素を絶妙なユルさのインディー感でまとめ上げるバランス感覚が最高。曲ごとにリズムが目まぐるしく変わり、そのどれもが個性的でなんだか愛おしさすら感じるほど。
1.Bright Green Field / Squid
コメント:また来ました、サウス・ロンドンのポストパンク勢。今年はSquid Game(イカゲーム)が大流行しましたが、僕はこのイカにハマりまくってました。ボーカルがドラムも務めていて、ドラムがグイグイサウンドを引っ張っていく感じ。ループするタイトで硬質なグルーヴが次第に爆発力を増していく展開と、キレキレのボーカルが最高です。「Narrator」の狂気的なエンディングは何度聴いてもゾクゾクしました。
番外編
Amperland, NY / Pinegrove
コメント:スタジオライブアルバムなので除外しましたが今年1番感動した音楽(と映像)がこのPinegroveのAmperland, NYでした。バンドが4年間住みながら音楽制作も行っていたNY北部の家屋“アンバーランド”での最後の時間を記録するためにレコーディングされた1時間20分の映像作品(映画)です。音楽愛とユーモアに溢れすぎていて、僕の中のエモが爆発しました。ライブならではの熱量もしっかり感じられて、でも1曲1曲が本当に丁寧に紡がれていて、泣けます。この映像が遠く離れた日本で無料で観れるなんて本当に有難い。CDとかLPとかすっかり買わなくなりましたが久しぶりにこのLP買いました。これからも愛聴します。
以上《2021》年間ベストアルバム50【洋楽編】でした!
というわけで今年の業(カルマ)は全て果たしました。
今年は実家に帰らないことにしたので一人自宅で美味しいご飯とお酒でも飲みながらテレビ三昧しようと思います。ガキ使やらないの寂しいなー。
2022年こそ、たくさんのアーティストが来日して当たり前のようにライブができる世界に戻りますように。
良いお年を!
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