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「GovTech」 を加速させ「世界から国境をなくす」one visa開発の裏側 -イベントレポート-

「世界から国境をなくす」というミッションを掲げる東京のスタートアップ、one visaの活動の舞台裏をご紹介します。one visaのメンバーがいつもどんなことを考え、議論し、新たな世界を目指しているのか。少しでも知っていただけると嬉しいです。

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盛り上がりを見せる日本の“GovTech(ガブテック)

近年、世界中のあらゆる産業分野において、テクノロジーの力を掛け合わせよりよい技術を生み出す「〇〇×テック」の研究が盛んに行われています。

たとえば金融(Finance)とテクノロジーを掛け合わせた、FinTech(フィンテック)などは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
株式会社one visaでは、政府(Government)と技術(Technology)を組みわせたGovTech(ガブテック)分野において開発を進めています。

今回はそんな日本のGovTech分野を盛り上げる、one visa開発におけるAWS活用の裏側や今後の展望を開発メンバーより馬場が代表してお話しました。

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オンラインを含め100名以上の参加者が見守る中、主にone visaが目指す世界観の実現のために開発チームで進めているサービスリニューアルについて発表。(詳細はこちらのスライドから!)


そんな中でも、日本語の習得から来日後の生活の定着までを一気通貫で担うことを目指す「one visaのプラットフォーム化構想」の実現に向けた話題は会場を巻き込んで大きく盛り上がりました。

心理的な「国境」を感じさせないプロダクト作りを

そして、プレゼンテーションの最後には、one visaを初めて知る参加者の方々から、次々と質問が....

Q「プラットフォーム化を目指すにあたり、まずカンボジアに日本語学校を作ったのは、どんな背景があったんですか?」

馬場「わざわざ自分たちでカンボジアまで行って学校を作ったのには理由があるんです。まず、日本に行きたい、そして仕事を探したい外国籍の方にとって、そのための旅費や当面の生活費というのは高額で、親戚などに借金を作るケースも少なくないそうなんです。

そのように現地で借金を作ってから来日する構造は、逆に言えば国と国の行き来がしづらいということ、『国境を作っている』ことに繋がるのではないか?という疑問が僕たちの中にはありました。

そこで僕たちは、日本語教育や旅費などその他費用がかかる来日準備を、生徒には完全無料で提供し、企業側がそのお金を負担するモデルに切り替えたんです。
そのためのスタート地点となるのがカンボジアの日本語学校だったというわけです。」

Q「これからone visaのプラットフォーム化はどう進めていく予定ですか?また、そこにはどんな課題があると考えていますか?」

馬場「例えば、日本語教育は関西大学との協力関係があり、銀行やクレジットカードの用意はその分野のパートナーがいて...。他の組織との連携によって加速させていっているところが大きいので、今後も各分野のプロと一緒にプラットフォームを形にしていく予定です。

また、今のところ課題と思っているのは、利用者の安心感をどう作っていくかですね。
想像してみると分かるかと思うんですけど、外国籍の方が日本に来て、ただでさえ初めて見るサービスに個人情報をあれこれ教える必要があるって、不安感を覚えるはずなんですよ。それこそ『国境』を感じさせてしまう。
じゃあせめて母国の言葉で入力できるように言語対応(現在のバージョンのone visaは日本語・英語の対応)をするとか、セキュリティがしっかりしているということをちゃんと伝えるとか。

これからもっと多くの外国籍の方に、心理的な『国境』を感じずにサービスを使ってもらうため、あらゆる課題に向き合っていこうと考えています。」

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そんなone visaでは現在、14人目の新たな仲間を募集しています。まずは気軽にお話しだけでも!みなさんにお会いできることを楽しみにしています。


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