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20210702 おすすめの漫画を挙げていく

最近、ひと月で10冊以上本を買っている。
Twitterで少しでも面白そうな漫画があるとkindleで購入してその場で読み始めるのがおそらくの原因だ。
何冊か出ているものは一冊目を読んで面白かったら全巻揃えて一気に読み終えてしまう。
小説なんかの文字のみのものはせいぜい4冊から6冊程度だが、先月から今月にかけては漫画を40冊ほど購入していた……。
漫画を読むのに月に2万円以上の出費があることになる。
欲しいものを我慢できない性格だとは思っていたがまさかここまで本を買っているとは思っていなかった。
基本漫画はkindleを利用しているので実感がなかったが流石に買いすぎだ……。
しかし後悔は一切していない。満足しているので。
ただ買いました面白かったです、だけで終わらせるのも何なので、私が買った中で面白かったものをいくつかピックアップしていこうと思う。






Papa told me / 榛野なな恵
全27巻
知っている人は知っている1980年代版よつばと!
若くて格好いい作家の父親と、賢くてほかの子よりも達観している女の子の二人暮らしを描いた漫画。
当時の豊かな日本の雰囲気がふんわりと伝わってくる。
父親の妹や編集者たち、学校での人間関係から様々なことを吸収して日々成長していく様子が描かれている。
また、出版されたのが1988年にもかかわらず片親の子供や女性の社会進出に対する偏見も作中に触れており、当時からそういった問題があったことが伺える。
物語に出てくる小物や洋服なんかが非常にかわいらしい。
作品の世界観に取り込まれたくなる。
紅茶とクッキーをセットしてゆっくりと読みたい漫画。






Veil / コテリ(フクダイクミ)
Twitter→  @_K0TTERl_ 
現時点で3巻まで出てる。
お洒落な映画のような濃厚な雰囲気を漂わせたコミック&イラスト集。
オレンジの髪をした警察官と屋敷を抜け出した盲目の少女が曇り空の下で出会った。
鮮やかで洗練された色彩、セリフ、豪華絢爛なドレス、靴。
二人の間に流れる濃密な空気、言葉、音、香りがありありと伝わってくる。
もっと二人の日常を覗かせてください。
読むとドレスやバッグなど華やかなものが欲しくなる。
一冊1600円するけれど納得のクオリティ。
本も買います。








作りたい女と食べたい女 / ゆざきさかおみ
Twitter→  @Tsuku_Tabe
Twitterで見かけて単行本出ないかな、と待ち遠しく思っていた漫画。
作りたい女である野本さんと、食べたい女である春日さん、二人が仲良く楽しくおいしいご飯を食べる話。
話が進むにつれて二人の距離が少しずつ近づいていくので続きが楽しみだ。
ご飯の描写ももわっと美味しそうに描かれている。
ほのぼのとしているが、日常に潜むモヤモヤに対して鋭く切り込むシーンもあり読んでいてうなずいてしまう。
人と人の関係性において「うーん」と思いがちなところを綺麗にまとめており、作品の隅々にまで神経を張り詰め、丁寧に作られているという印象。
そのおかげで不快感なく軽快にストーリーを読み進められる。
次の巻が楽しみだな。







初恋、ざらり / ざくざくろ
Twitter→  @timtimtooo
このラインナップの中では異色で人によって好き嫌いの分かれる漫画かもしれない。
これもTwitterで連載されている漫画。
軽度の知的障害を持っている女の子と、それを知らずに付き合った男性の話。
知的障害を持っていると知らなかった当初は「かわいいな、ドジだな(笑)」で済ませられていたことが、事実を知った後では「え、このドジももしかして障害のせい……?」と思うようになったりして、その様子がかなり現実味があっていい。
おそらくリアルでもこういうことが頻発しているんだろうな、と思いながら読んでしまう。
また、読み終わった後にもし自分が彼氏の立場だったら、と考えさせられる。
まだ連載中なので、このあとの二人がどういう風に終わりを迎えるのかが楽しみ。







褒めるひと 褒められるひと / たけだのぞむ
Twitter→  @hmhm_koshiki
タイトルが「作りたい女と食べたい女」に似ているが全く違う作品だ。
褒めるひと板東さんと褒められるひと市川さんのほのぼのとした話。
キャラクターが他にも数人出てくるが性格や関係性が全員しっかりとしている。
そのためキャラクター同士の会話も見ていて飽きない、ギャグシーンも面白くて読んでいてクスッとしてしまう。
また、話のテンポも良いためスイスイ読んでしまう。
2巻が楽しみだな。







にいちゃん / はらだ
Twitter→  @harada_info
安定のはらださん。こじれた関係、こじらせた人間を描写させたら天下一品。
18歳未満は読めない。
BLだから買ったのではなく、はらださんの本だから買いました。
今回の本は幼少期に性的暴行(未遂)の被害にあった主人公が、犯人を追う話。
主人公が加害者に対して恋愛感情を抱いており、その様子が非常に手寧に描かれている。
また、物語の中で加害者の背景についても非常に綿密に描かれているため読みごたえがある。
ドロドロしているが物語としてはすっきりとまとまっており非常に読みやすい。
読み終わった後のそれがBL漫画ではない。
ここまで描いていいのか、と思った。






ワンルームエンジェル / はらだ
またもやはらださん。大好きだ。
全年齢向けかつ他と比べてBLの色が濃いわけではないので、普段読まない人にも読んでほしい。
先ほど紹介した「にいちゃん」と比較すると、さほど陰鬱ではなくギャグシーンも多いためサクサク読みやすい。
とはいえ全編ギャグというわけでもなく話のあちこちに張り巡らされた伏線があり、ラストへ向けて収束していく構成は毎度ながら圧巻される。
最後の終わり方も綺麗で読み終わったあとは魂を抜かれたみたいになってしまう。
全部読み終わったらラストのQRコードを読み込むとイラストが見れる。
読んだ人はみんな見てほしい。


こうやって並べるとジャンルがことごとくバラバラだ。
Twitterで試し読みしたりもできるし今は良い時代だ。
どれも文句なしで面白いのでぜひみんな読んでほしい。

<今日の豆知識>

好きなお菓子をちょっとずつ袋から出してお皿にのせて食べると気分がいい。


寝ます。


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