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身近な人を幸せにしよう


最近、コロナウイルスの影響もあって社会との繋がりだったり、サッカー選手やスポーツの価値について以前より考えることが多い。

そもそも社会という言葉を頭にイメージした時に、漠然と大きな規模で考えてしまうクセがあるなと気付いた。

もちろん世界で今現在起きていることに目を向けて、みんなが一つのことに立ち向かっていることで共通認識を持てることは良いことだと思うし、世界が繋がって幸せになるきっかけだとも思う。

自分がサッカーをやっている大きな理由のひとつは、ピッチの上では人種とか話す言葉に関係なく感情や想いを共有できるからだ。

勝ちたいという強烈な想いを。

時にはチームメイトにイラつくこともあるし、監督の言うことにも納得できないこともある。

だけど、みんな勝ちたいという想いを心の底に持っているから繋がれる。

きっといま地球上の誰もが早くこの悲惨な状況が終わりを迎えることを願っているはずだ。

正直な気持ちを打ち明けると、最近の自分は一日一日を本当に楽しめていなかったと思う。

みんな苦しいし、しんどい。

そんななかで自分はキツいことから目を背けて、社会や世界のこと、漠然と大きなことに逃げるようにフォーカスして大事なことをおざなりにしていたと気付いた。

自分の内に閉じこもり、同じ家に住むシェアハウスの同居人たちとも積極的に関わろうとしていなかった。

去年は新しい環境だったこともあって、積極的に色んな人と交流をはかろうと自分から動いていた。

ただ今は悪い意味で慣れてしまっている。

感謝の気持ちが薄れてきて、そしてコロナウイルスがやってきて気持ちが落ち込んだ。

でも幸いなことに、家にいるウルグアイ人たち、そして一緒に毎日トレーニングから食事までを共にするマサルさんのおかげで感謝の気持ちを思い出せた。

みんな、普段から毎日を楽しむことに命をかけてるウルグアイ人は自宅隔離になっても毎日楽しそうに生きてる。

とりあえず一緒にいてよく笑うし、笑かしてくる。

兄ちゃんとよくくだらないことをしてフザけていた自分の姿を久々に思い出した。

ここで最初に書いたことに戻ると、社会や世の中との繋がりを感じたり、考えることももちろん大事だけど、まず自分の身近な人を幸せにしたり、笑顔にできる人間でいたいなって思った。

きっとその延長線上に社会や世界の幸せがあるはずで、まずやるべきは身近な人や大切な人を笑顔にしてあげることなんだと思う。

自分の一番の武器というか、幸運なところな人に恵まれていることだ。

すぐ調子に乗るし、プライドも高いし、変に大人ぶってるところもあるけど、いつも人との関わりの中で成長させてきてもらった。

サッカーのプレーとか、学歴とかも大事だけど、自分の一番の武器は周りにいる"人"たちなんだっていつも胸を張っていたい。

感謝と素直さをもって、人を大切に。







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