利用動向調査からわかった海外おもしろSaaS 10選 -Part2-
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利用動向調査からわかった海外おもしろSaaS 10選 -Part2-

こんにちは、One Capital の三好(@saas_penguin)です。

さて、Part2です。今回も個人的に面白いと感じたSaaSを5つ紹介したいと思います。Part1を読んでない方はぜひ、こちらから読んでみてください。

Mixmax:セールスエンゲージメントツール

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©︎Mixmax

MixmaxはGmailのアドオン機能として開発されたセールスエンゲージメントツールです。メール本文中にコマンドを入力するだけで、相手に空き時間を共有できたり、投票やサーベイを実施することもできます。また、誰がいつそのメールを開封したのか追跡できます。

用途はさまざまですが、セールスでは、スマートに商談を獲得できたり、CSではカスタマーエンゲージメントを計測することができそうです。また、採用部門ではどの候補者がメールを開封したのか、どのようなコンテンツを閲覧しかのかを把握することで、採用活動を効率的に実施することができます。SalesforceやPipedriveなどのCRMと連携することで、それらアクティビティを正確に記録することもできます。

プランは5種類。投票機能やテンプレートが利用できるFreeプラン、メールトラッキングが無制限にできるStarterプラン($9/月)、カレンダーシェアができるSMBプラン($24/月)、Salesforceとの連携ができるGrowthプラン($49/月)、管理者コントロールができるEnterpriseプラン(要問い合わせ)があります。CanvaやTypeformなどのスタートアップを中心に利用が広がっているようです。

同社は2014年に創業されたUS発スタートアップで、SaaS企業に出資するSaaStr Fundなどから累計$13.4Mを調達しています。

Creately:コラボレーションワークプレイス

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©︎Creately

リモートワークの普及によりコラボレーションツールに対するニーズが高まっていますが、オーストラリア発スタートアップのCreatelyもその1つ。チームでアイデアを整理したりブラッシュアップできる、いわゆるホワイトボードツールです。

例えば、マインドマップを使ってGTM戦略をブレストしたり、フローチャートを使ってセールスプロセスを策定したり、システム設計やサービス提供プロセスをデザインするなど、用途は多岐に渡ります。

また、マーケティング戦略におけるSWOT分析、プロダクト開発におけるタイムライン管理、HRにおける従業員のオンボーディングなど、目的に応じたテンプレートが1000以上用意されているため、簡単に使い始めることができます。

ホワイトボードといえば、Miroが日本でも認知されていますが、同社は上記イメージのようにテレビ会議しながら作業できるのが特徴となっています。Zoomなどを利用しなくても、Createrlyだけでコラボできるのは便利です。

3つのドキュメントまで作成できるFreeプラン、無制限にドキュメントやフォルダを作成できるPersonalプラン($4.95/月)、共同編集者が無制限になるTeamプラン($6/月)、SSOにも対応しているEtnerpriseプラン($15/月)の4種類があります。NASAやNETFLIX、Facebookなど500万以上のユーザー、そして、1000以上のチームに利用されているとのことです。

同社は2008年に創業されたオーストラリア発のスタートアップで、これまでエクイティでの調達はしていないようです。

Appsflyer:モバイル広告のアトリビューションプラットフォーム

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©︎Appsflyer

Appsflyerはモバイル広告において、どのキャンペーンがコンバージョンに貢献したのかチャネルごとに効果測定できるプラットフォームとなっています。顧客のプライバシーやセキュリティに配慮しながら、精度の高いデータを分析できる点に強みがあります。

マーケティングキャンペーンの効果測定だけでなく、ランディングページの作成やアドフラウド(広告詐欺)対策など、マーケティング担当者が欲しいツールが詰まっているプラットフォームです。

キャンペーンリンクやバナー作成ができるZeroプラン、モバイルアトリビューション機能やコホート分析ができるGrowthプラン(¢6/CV)、アドフラウド対策や正確なデータを利用できるEnterpriseプラン(要問い合わせ)があり、CV毎に課金されるモデルとなっています。コカコーラやVISA、Pinterestをはじめ、多くのグローバル企業に利用されています。

同社は2011年創業のUS発スタートアップで、Eight Roads VenturesやGoldman Sachs、Salesforce Venturesなどから累計$293.1Mを調達し、ユニコーン企業となっています。

Bitrise:モバイルアプリの開発プラットフォーム

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©︎Bitrise

Bitriseは、モバイルアプリ開発をより速く、より効率的に実施できるモバイルCI/CD(ソフトウェアの変更を自動でテストして本番環境にリリースできる状態にしておく)です。CI/CDではユニコーン企業のCirecleciが有名ですが、同社はモバイルアプリに特化している点がユニークです。

モバイルアプリ開発に必要なフローやインテグレーションを300以上持っているため、セットアップが非常に簡略化され、メンテナンスコストも大幅に削減することができます。

モバイルアプリ開発における環境構築とテストを自動化することで、リリースまでのサイクルを大幅に短縮することができます。また、堅牢なチーム管理機能によりコラボレーションが強化され、バグやエラーの早期発見に繋がります。リリース前にバグを見つけ改修することで、設計通りのユーザー体験を提供することができますね。

プランは従量課金制で、スモールチームに最適な Org Standard & Eliteプラン($90-800/月)、ユニコーンやグローバル企業向けの Velocity プラン($1,350/月〜)、最高のパフォーマンスやよりセキュアに開発したい企業向けの Enterprise Build Platform プラン(要問い合わせ)があります。先日110億ドルにてIPOを果たしたWiseやFirefoxを開発するmozilla、日本のDeNAなども利用しているそうです。

同社は2014年創業のハンガリー発スタートアップで、Y Combinatorを卒業。これまで$23.5Mを調達しています。

Weebly:Webサイト/ECサイトビルダー

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©︎Weebly

Websiteビルダーといえば、WebflowやSTUDIO、ECプラットフォームといえばShopifyやBASEなどが挙げられますが、Weeblyもその1つ。Websiteを作るだけでなく、自社製品を販売できるEコマース機能やマーケティング支援機能まで付いています。

Websiteはドラッグ&ドロップで作成できるため、初心者でも簡単にWebsiteを作ることができます。テンプレートも用意されているため、デザインセンスも不要で美しいWebsiteがすぐに作れます。ブログ機能もあるため、ユーザーエンゲージメントを高めることもできますね。

EC機能では、美しいデザインで商品を販売できることはもちろん、在庫管理や注文の追跡、税金処理まで実行することができます。

メールマーケティングも簡単に実施することができ、開封率やクリック率などから、どのようなメールがCVにつながりやすいのかを簡単に把握することができます。これらをモバイルアプリから設定・管理できるのも便利です。

WebsiteだけWeeblyドメインで作成できるFreeプラン、独自ドメインを接続できるConnectプラン($5/月)、基礎的なEC機能が利用できるProプラン($12/月)、在庫管理などより高度なEC機能やポップアップ通知などのマーケティング機能が利用できるBusinessプラン($25/月)の4種類があります。

同社は2007年に創業されたUS発スタートアップで、Sequoia CapitalやTencentなどから累計$35.7Mを調達。2018年にクラウドPOSレジを手がけるSquareに$365Mにて買収されました。現在もWeeblyブランドのまま事業を続けています。

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以上、今回はSaaS愛好家の方々から頂いた調査結果の中から、個人的に気になる海外SaaSについて紹介しました。今後もこのような調査を実施していきたいと思いますので、ご案内を希望される方は以下メーリングリストへ登録いただけますと幸いです。

Written by kakeru miyoshi(@saas_penguin

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SaaSスタートアップへの投資と大企業のDXを支援するベンチャーキャピタルです。スタートアップと大企業の両面から、日本の変革を推進します。コーポレートサイト(Notionで作りました):http://www.onecapital.jp/