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熱狂の大阪!ぶらぶら参戦記③/#文学フリマ大阪12

文学フリマ大阪のレポート記事、今回は第3弾。
文学ブームの先頭を行く有名ブースやラインナップ豊富な実力派ブースについて語ってきましたが、文フリの楽しみはここからが本番でもあります。

『ソロ出店ブースめぐり』です。

基本的に自分一人の力で文フリ会場に撃って出る『ソロ出店ブース』の佇まいは、関ケ原の戦いでの島津義弘のような孤高の勇壮さ。あるいは、太平洋を小型ヨットで一人きりで横断するかのようなロマンの香りが漂います。

文学フリマに何度か通っていると、その中でも歴戦の勇士と呼ぶべき方々とお友達になれたりするのです。

そのお一人が「あやめし」さん。

去年の大阪文フリでお見かけして以来、ご挨拶は今回が3度目かと思います。初のエッセイ集を上梓した1年前から出版物が増え、ご自身はライター活動も始めるなど、まさにレベルアップ中の注目株。
既刊2冊は購入済みのため、今回は限定小冊子を購入するつもりでしたがあっという間に売り切れ。
世間話をしてきただけなのですが、ここで学びがありました!
あやめしさんのブースでは、木製イーゼルにホワイトボードというアイデアで情報を掲示していました。
で、さっそく私も

購入!2点で250円(税別)。これいいですよねw
教えてくれたあやめしさん、ありがとう!札幌で使います。

慧眼で学びのある書籍を販売、「りな」さん

去年の文学フリマ大阪でお知り合いになった方がもう一人。
「物書きセラピスト・りな」さんです。

りなさんとは1年前にこんなエピソードがありました。

メンエスのセラピストとしての経験をお持ちのりなさんは、女性目線からみた男性のリアルな姿を描く達人。え、そう見えてるの!という気づきが毎回新鮮です。今回はこちらを購入。

次は文フリ香川に出店予定とのこと。アクティブ!

ずっと気になっていた「小柳とかげ」さん

大阪の会場をふらーりと歩いていると、「Tシャツ、かわいいですね」と声をかけられました。え、と思って振り向くと、そこは「小柳とかげ」さんのブース!小柳さんが「ウミネコTシャツいじり」をしてくれたのです。

実は、小柳さんのお名前は以前から存じていて、「カラータイツ写真集 破れた日常」というのがほしかったのですが、おっさんが買いに行くには勇気のいる御本。今回、期せずして会話の機会を得ましたのでチャンスとばかりに購入させていただきました!

あの日のわたしではこれが限界……。さらなるご活躍、期待しています!

怪異譚の名手、早高叶さん

こちらも去年の大阪で著作を購入させていただいた方、早高叶(はやたかきょう)さん。

見た目はおっとりとした印象の方ですが、作品はシャープな怪異譚。
その味わいに惹かれて今回は新作を購入しました。

早高さんの作品はお値段以上の読みごたえで、お得!
文フリに慣れてくると「自分の好みの作品かどうか」についてだんだん鼻が利くようになってきます。これが次回の記事に書こうと思っている「文フリ宝探し」に役立つようになるのですw


※追記

奇想の天才!五月さん

いやあ、この方のことを書き洩らしていました!
「はまぐりはおいしい」ブースで出店の五月さん。

この方の本はまず装丁がキャッチ―!
たしか、去年の大阪で購入した「寿司SF短歌本」が超爆笑の大傑作だったので、今回はその後に発刊された「やきものクエスト」を目当てにブースを訪ねました。

購入してページを開くと、するすると読みやすい文体の中にピカっと光る面白フレーズ。ああ、あるある、わかる。と思わせる文章力は何気なく研ぎ澄まされていて、只者じゃない感が半端なく漂っています。

その面白さは各所で徐々に浸透し始めている様子!
この方も、固定のファン層を掴んでいく「戦国の雄」になることは間違いないと確信しております!


そんなわけできょうはここまで。
次回、私・いぬいが、よりアグレッシブな冒険に漕ぎ出すさまをお楽しみ下さいw



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