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椎名林檎と誉田哲也

著名人の名前をタイトルに使うことに若干の抵抗がありましたが、これが一番わかりやすいので、使用させていただきました。

椎名林檎さんと誉田哲也さん。
まずお断りしておきますが、お二人の大ファンです!という記事ではございません。
(それはそれで失礼か…)

年末年始の連休で時間があったので、久しぶりに未聴のアルバムを聴きました。
そのうちの一つが椎名林檎さんの「ニュートンの林檎〜初めてのベスト盤〜」。

◾️椎名林檎さんの音楽に対して

椎名林檎さんに対しては、『ここでキスして。』『本能』『ギブス』『罪と罰』などをリリースされた2000年頃の印象が強く残っている。
当時は学生でしたが、テレビを見て「人気があるんだー」くらいの感想で、ほとんど楽曲を聴いていませんでした。
その後、東京事変の『群青日和』は大好きで何度も繰り返して聴いていました。

というような感じで、流行で何となく聴いていた私。
ただここ数年は、紅白歌合戦への出場で話題になっているのを見て、相変わらず人気の方だよなーと記憶の片隅に残っていました。

そんな椎名林檎さんへの薄い想いしかなかった私ですが、半年ほど前、椎名林檎さんへの興味が高まる出来事が…

◾️本屋で作家×音楽のイベント

遡ること約半年前の2019年7月30日。下北沢にある「本屋B&B」にて。
本屋B&Bでは多くの本に関するイベントが開催されておりますが、この日は

岡崎琢磨×誉田哲也×島本理生×佐藤青南「小説家が音楽を奏でる理由」

という、4名の人気作家勢揃いのイベントが開催されました!
これはもう、行くしかない!!
ということで、実はこのときが移転後はじめての本屋B&Bとなりました。
前回(というか、初回?)行った理由もイベントでした。その話は、いずれ書くかもしれません。

さて、話を7/30に戻します。
過去に別の書店でのイベントで、岡崎さんと佐藤さんのお話は聴いたことがありましたが、誉田さんと島本さんが参加されるイベントは初めて。
全体的な感想は、誉田さんと佐藤さんのトーク力がすごい!完全に司会者の風格!

◾️一番記憶に残った誉田さんの話

笑いあり、歌唱ありのイベントの詳細はこの記事では書きませんが、トークの中で最も印象に残ったことを書きます。
というか、これが今回の記事のメインです。(今回は前置きが長かった)

以前、音楽活動をしていたという誉田哲也さん。そんな誉田さんは、

「椎名林檎の登場で音楽を諦めた」

とのこと。

自分より年下で、自分より才能に溢れた人の存在で何かを諦める。

辛い気持ちもあるけれど、そうやって何かを諦めて、ある意味では身軽になっていくのもいいかもしれない。
年齢を重ねて、そういう考えを抱くようになった。

ちなみに、誉田さんの椎名林檎さんに対する想いは、ご本人のインタビュー記事が某サイトに掲載されているので、気になった方はそちらを探して参照ください。

余談ですが、このイベントは4名の作家によるセッションで締めくくるという貴重なものでした。(その後で、サイン会も開催されていましたけどね)

◾️誉田哲也さんの作品

誉田哲也さんは多くの作品を執筆されていることもあり、未読の作品の方が多いです。
よく知られている作品は、映像化もされた「ストロベリーナイト」でしょうか?
わたしが初めて"誉田哲也"という名前を知ったのは10年程前。
"オススメの本"として紹介されていた『武士道シックスティーン』がきっかけ。
あらすじ、紹介文を読んで興味を持ち実際に読んでみたら、どハマりしました。
続編の『武士道セブンティーン』『武士道エイティーン』は読みましたが、実は『武士道ジェネレーション』は未読です。
この記事を書いている途中で思い出したので、今年中には読みたいと思います。

というわけで、音楽を聴きながらも、やっぱり本のことが頭を過る冬の一コマでした。

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