生まれるという理不尽に

私は今年の4月で高校3年生になった。生まれてこの方ブログというものを一切やったことがない。最近は専らSNSに囚われていて、知り合いに見られているツールに疲れてしまった。その分ここでは自分の書きたいことを書こうと思う。

私は自分の顔が好きではない。一時は化粧をしないと外に出られず、届け出をして学校に化粧の許可をもらったほどである。今は少しずつ良くなって、週に一度は化粧をせずに学校に行くようにしているが、やはり自分の顔は好きになれない。私が学校に届け出を出す前、風紀検査で何回も化粧に引っかかったとき親にそう伝えたら、親は泣いた。私も泣いた。勿論親に申し訳ない気持ちではあるが、私もしんどかった。16歳にして、顔が可愛くないことによって受ける待遇を知ってしまったのだ。可愛いあの子と並んだ時の劣等感を味わってしまったのだ。

生まれるということは、とても理不尽だと思う。世の中理不尽な事だらけと言うが、生まれたことが理不尽なのだから何もかもが理不尽だろう。まだ世の中に出たこともない子供がこんな事を書くのは、社会を知った気になっているだけかもしれない。贅沢な奴と言われるかもしれない。でも少なくとも私は生まれたくなかった。せめて顔が可愛ければマシな人生を送れたかもしれない。


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