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#5 ラッセル 幸福論 #読書感想文

バートランド・ラッセル  (1872年5月18日 - 1970年2月2日)は、イギリスの哲学者、論理学者、数学者であり、社会批評家、政治活動家である。


・重要な決定をする前に、「一晩寝て考えてみる」ことが必要だと感じるひとたちは、まぎれもなく正しい。

寝ている間に脳が自動的に整理してくれる。そして翌朝新たな感情や考えが生まれる。確かにその通りだと思う。ただ、判断し決定するのは自分自身だ。最終的に自分がその事象に対してどのくらい掛けているかが重要になる。

・十分な活力と熱意のある人は、不幸に見舞われるごとに、人生と世界に対する新しい興味を見いだすことによって、あらゆる不幸を乗り越えてゆくだろう。
その興味は、1つの不幸のために致命的になるほど、制限されることは決してないのだ。

絶望を感じる時は往々にして選択肢が無くなったと自分で判断している状態だ。時間が経つと新しい道が開ける、そうすると一歩前進できる。人間は不思議で逞しい生き物だ。必死に選択肢を増やす努力も必要だが、諦めないで時を待つネガティブ・ケイパビリティの能力やマインドも必要だ。今は答えが見つからなくてもそのうち見つかるよという感覚を持ちたい。

・必要な態度は、人事を尽くして天命を待つ、という態度である。

重要なのは人事を尽くす事を目標にする事。結果は良い方がいいが何の意味もない、良い結果が災いを生む事もあるし、悪い結果が幸せを運ぶこともある。まさに人間万事塞翁が馬である。

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