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#3 自己信頼 ラルフ・ウォールド・エマソン #読書感想文

ラルフ・ウォルドー・エマーソン、1803年5月25日 - 1882年4月27日)は、アメリカ合衆国の思想家、哲学者、作家、詩人、エッセイスト。
・正直に生きるなら、真実が見えてくる。強いものが強くあるのは、弱いものが弱くあるのと同じくらいたやすい。

正直な人は強い、なぜ強いのか?現実的だからだ。リアリストだからだ。結論が出ているから可視化できロジカルに説明できる。次の行動が理に適いそれが慣行になる。次第に結果が出始めるがそれは必然なことだ。何か違う力学が働いて真実を歪める時があるが、一時的には順調な結果を出すがすぐに凋落するだろう。偽りや捏造は信頼を無くし取り戻すのには、時間と労力を必要とされるだろう。自分自身に正直になる姿勢を、もう一度見直そう。もちろん自分に言っている。

・秘められる真意は、われらの努力のうちにあり
 勇気こそ、われらのもっとも大切な神なり

勇気が出ないから、行動できず言い訳を考える。人間はできない理由を探し、その虚構を信奉する。ある事柄に対しもし勇気が出ないと自分で自覚しているとするのならば、その物事を実践した方が良いと頭では理解している。答えは簡単実行するのみ靴紐を締め外に出る、ただそれだけだ。

・誤った祈りは後悔である。不満をいうのは自己信頼が足りず、意志が弱いからだ。後悔と同じく、同情にも価値は無い。

同情されても過ぎた事は何も変わらない。後悔はするだけ無駄だ、人生は有限だ。

・「財産」を信頼すること、あるいは財産を保護する政府を信頼することは、自分自身に対する信頼が足りないことを意味する。
自分自身から目をそらし、形あるものばかりを見つめてきた結果、人々は教会や学校や役所を財産の番人と見なすようになった。
世の人々は人格ではなく、所有しているものによって相手の価値をはかる。しかし、教養をみにつけ、自分の本質に敬意を払うようになった人は、自分が所有している財産を恥じるようになる。
つまり、それは自分に属するものでも、自分に根ざしたものでもなく、たまたま革命や盗賊によって持ち去られたことがなかったので、そこにあるだけだと、感じるようになるのだ。

人間はあらゆるものに振り回されやすいし、”世の人々は人格ではなく、所有しているものによって相手の価値をはかる。”と言うのもよく見かける事だし、無意識に自分もそれを行なっている。自分を信用することは現実を直視すること、正しい数字で理解すること、その数字を感情やバイアスでは無く理性的に比較する事。世間が求めているゼロリスクというものがいかに幻影であるかが理解できる。もしそれが腹落ちできれば、当たり前が当たり前でなくなり、当たり前出ない事が当たり前になる。現在感謝、生きているだけで幸せを感じる。ただそれを簡単に忘れる、でもそれでも良いではないかと何となく思う。

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