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一般社団法人オムスビの中の人

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Odaka Micro Stand Barの運営などをしている一般社団法人オムスビの中の人のnoteをまとめています。
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記事一覧

【第2回】バックオフィス業務でまず考えるべきIT化とDX 中小企業のDXをはじめよう。

こんばんは。連載2回目からは、大まかな業務部門別に確認ポイントを提示してみようと思います。まずはどの会社にもあるだろうバックオフィス業務から。 今やほとんどの企業が、会計士さんや税理士さんを通して会計ソフトを使用していると思います。 IT化が十分だ、と思っている事業者さんは多くないでしょうが、とはいえ専門家やソフトウェアがあることで「それなりに効率化出来てる」という認識でいる事業者さんはそこそこいるような気がしています バックオフィス業務では、事務処理に回すまでのデータの

ニュースにならない復興の話

「あの日から10年」 今年の3月になる少し前から、節目だなんだと、いたるところで見たり聞いたりしてきたこのフレーズにモヤモヤ、ちょっと嫌な気持ちになったりした。 確かに、10年。数字だけを見ると節目感がある。ような気がする。 けれども、私は頭の中で「節目とは・・・?」と思わずにはいられなかった。 ニュースで取り上げられる復興の様子は、分かりやすく、目立つ取り組みや変化ばかりに見えた。 それらは現場から遠くまで届くような発信をしていたり、メディアが取り上げたい!伝えた

南相馬市 ショップローカル啓発をすすめていきませんか

地域外に流出するお金は毎年約600億円 地域の復興だのなんだのと、頑張っている南相馬市ではありますが。 いろいろ頑張っているものの、年間約600億円も地域外に流出してます。すごい金額です。 地方交付税の約6倍、通常予算の約2倍このお金がどのくらいかというと、地方交付税の約6倍となります。震災前の通常予算の約2倍でもあります。震災復興特別交付税という俗に言う「復興予算」を含めてこの額なので、相当な額が外部に流出してしまっています。 体に例えると、震災で大怪我しちゃったか

みどりのシュワシュワを忘れないで

「こんど みどりのシュワシュワ つくってね!」 職場のコーヒースタンドに立ち寄ってくれた女の子から音声メッセージが届いた。コロナの影響もあり私は自宅待機のタイミング、そこにいない私にわざわざ作ってほしいとメッセージをくれる愛しさたるや。ニヤニヤが止まらなかった。 --- 「みどりのシュワシュワ」とは、メロンクリームソーダのことだ。コーヒースタンドと名乗るからには、主力の商品はスペシャルティコーヒーだけど、クリームソーダもお店を開店した2年前から販売している。夏は特に、大

ランドマーク先行型まちづくりの危険性

私の住んでいる福島県南相馬市はもとより、近年そこかしこでずっと地方創生の旗印のもとに「まちづくり」の議論および政策がすすめられています。 この記事では個人的にアンチパターン(=よくない作法)だと考えている「ランドマーク先行型まちづくり」と私が読んでいるものについての自分の定義と、なぜそれが「危険」とするのかについてまとめています。 ランドマークとは?ここでいうランドマークとは、建築物や構造物のような形質物として表現されたもの、伝統工芸や「相馬野馬追」「ねぶた祭」のように「

愛くるしい彼女

12月27日、午後3時すぎ。今、わたしの目の前では9ヶ月の赤ちゃんがお昼寝をしています。場所は、職場が併設されている、彼女のおうち。とっても気持ち良さそうで、私も寝てしまいそう。上司、つまり彼女のお父さんがインタビューを受けている間、一緒に時間を過ごすことにしました。 ・・・ 昨年3月に彼女が産まれてから、わたしの職場にはいつも赤ちゃんがいるようになりました。お母さんは産休をとり、お父さんはリモートワークをしているエンジニアなので、両親と一緒に日々を過ごす彼女の日々を垣間

イベント運営における権利とメリットのデザインはとても大事

という話を書きます。 私は立場上いろんなイベントに声をかけてもらいます。イベントの登壇依頼だったり、出店依頼だったり、ワークショップへの参加依頼から行政懇談会みたいなものまで様々ですが、あまりあるほどの報酬を提示していただけるものもあれば、予算がなかったり企画の立て付け上難しいものについては、無償でもよいですよ、ということでお受けしている案件もありました。 有償・無償問わず、すごいなーありがたいなーうれしいなーというイベントもたくさんある一方で、正直いうとちょっともやもや

1枚のイラストでまちづくりを表現する

南相馬市のリノベーションスクールに参加してきました。 リノベーションスクールとは、使われていない物件や空き家(遊休不動産)を利用した事業提案をする、まちの未来を考える実践型スクール。建築や不動産など、現役でまちづくり業界で活躍するプロの方々が講師(=ユニットマスター)が参加者のグループについてくださり、3日間で提案を練り上げる。 かなり濃密なスケジュールの中にあった発見や気づき、どんなことをしたかを忘れないうちに。 スケジュール・1日目:物件を知り、グループメンバーのや

忘れたくない気持ち

昨日あった嬉しい話。また、タピオカを買いに来てくれた女の子の話、なんだけど。 学校が終わって、地元に帰ってきてから、その女子高生はタピオカミルクティーを買いに来る。たった一駅どなりの学校に通っているけれど、1時間に1本の電車しかないのせいなのか、彼女が来るのはいつも日が暮れてからだ。 いつもは一人で来る彼女が昨日はおばあちゃんと一緒に来てくれた。なんでなのかは分からなかったけれど1人が2人になったこと、家族を連れてきてくれたことに喜びと驚きを感じていた。 さらに、注文は

「家族」になる経営

つい先日、弊社の理事及びスタッフ・その家族(総称してメンバーと僕は読んでいる)での社員旅行にいってきた。 生まれて半年のうちの娘も連れていったのだが、こういう関係性が続いていくとよいな、と思っていたので、そのことをちょっと書く 片道2時間半の旅行と育児今回は直に行けば片道約2時間半の旅程。当然ながら子供はぐずるし、長距離でのトラブルが起きる心配があったし、僕ら夫婦はある程度自分たちが楽しむことが犠牲になっても仕方ないね、というくらいの気持ちで参加していた。 実際はじまって

赤ちゃんのいる家族も一緒に旅行した。慣れない車に、ドライブに、お布団に、人に...疲れたろうけど、笑ったり、泣いたり、いつも思うままにいる姿が愛おしかったな☺️またみんなで旅行いこうねえ

初めての社員旅行@蔵王!私にとっても、会社にとっても。家族ごと旅行するって、なんだか新鮮だなあ〜。

南相馬市に移住してきました(2018.9)

こんにちは。マキタシホです。 私は、愛知県から福島県にある南相馬というところへ移住をしてきました。 今は、原町区という街中に住みながら、隣町の「小高区」にあるコーヒースタンドで働いています。 すっかり夏は終わってしまいましたが・・・見出し画像は、この夏に、小高区のひまわり迷路で撮影したものです。南相馬ってすごくたくさんお花咲いてるんです・・・花好きにはたまりません。 さて!移住の際、「南相馬ってどんなところなの??」と聞かれることが多かったので、まとめてみることにしまし

震災を知る~『町の形見』を観て~

こんにちは。マキタです。 天気が良い日は朝から家の中の光を撮りまくってます。最高です。 ■『町の形見』を観劇しました。 先週、柳美里さん脚本・監督の『町の形見』という演劇を観てきました。 柳さん自身はこちらの演劇を「記憶のお葬式」と仰っています。 出演の方は、小高や南相馬に住む地元の方々(みなさん70歳前後の方)と遠方から来ていた学生や役者の方。出演者のみなさんが語り部となり、役者となり、演劇がつくりあげられていました。 この記事では、表記の都合上、地元の出演者の方を内の