2020-2-8

 自分の考えを纏めるために他人に公開すること前提のnoteを使うっていうのもなんだかな、と思わないでもないですが、そうでもしないときちんと文章を書かないという霊感があります。なので今日も今日とて書くことになるのです。

 人から好かれる資質と人から好かれる技術というものがあります。その二つは矛盾するものではなく、一人の人間が両方持つことも可能ですが、どっちも必要という事態はないんじゃないでしょうか。人から好かれる資質がある人間というのは人から好かれる技術を磨く必要はないし、人から好かれる技術を身につけた人というのは資質のあるなしに関わらずそうする必要があったのでしょう。この二つを分ける必要があるのかどうか不安になってきましたが、今日はこの話を書くと決めたので進むだけ進みます。

 人から好かれる資質と技術を分けているのは無意識なのか意識してやったのかという点でしょうか。例えば笑顔の多い人は好かれることが多いと思いますが、それを理解してよく笑顔を作る人とそもそもよく破顔する人とでは性質が違う気がしませんか。資質っていうのは勝手に発揮されて人を惹きつけるもので、技術は人を惹きつけるためにやっていることですね。なんだか同じことを何度も繰り返してる気がする。

 人から好かれる資質を備えている人、羨ましいですね。気が利くとか、穏やかな性格であるとか、優しさがよく表れているとか、接しやすさとか。こういった内面的なものに加え、そもそも外見が人に好かれる風であるというのまで存在します。ええ、すると思いますよみなさんが何を言おうと。

 そういう人、やっぱりいい人ですよね。人に好かれるような感じのいい人種なので当然良い評価をしてしまい、堂々巡りの感がありますが、友人となり親しくしたいなあと強く思います。

 それはさておいて、人に好かれる技術に特化した人の話です。笑うべきタイミングを熟知していて、口角を上手くあげられて、他人の好みを勘案して行動し、自身の内面を押し殺して他人に接するような人。人間関係においてポイントを効率よく稼いでいくことに特化した人。そんな人のことをみなさんはどう思いますか?ひどいなあと思いますか?なんだか詐欺師じみているだとか、不誠実だと感じますか?およそ人に好かれる資質を持ち合わせておらず、その技術によって埋め合わせをしてきた人を。

 個人的には結構好きです。雑に言うとエモいですよね。人に好かれないと知りながら、どうしても好かれたくて技術を磨いた人や、そうしておくのが有利だと割り切って行動しているような人。資質がなかっただけ真摯さが伝わってくる気がします。本気で嘘をついているすごさとでも言いましょうか。好かれる資質より有用な資質がある気がします。以上。

 

 

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