オモテナシズムのほんとうの意味
Withコロナに必要なのはオモテナシズム
最近、「心理的に安全な職場」という言葉をよく耳にします。 え、そんなこと、今頃気づいたの?と密かに思っています(笑)なぜなら、それこそがオモテナシズムが目指してきたことだからなのです。
2013年の夏、自分の会社名をオモテナシズムと名付けたら、滝川クリステルさんの「おもてなし」が脚光を浴びました。そう、弊社のほうが少し先なんです。
「おもてなし」という言葉は、日本人にはとてもなじみがあるだけに、人それぞれ持つイメージが異なるようですが、多くの人が「日本人ならではの心からのサービス」や「マナー」や「気配り・心遣い」を「おもてなし」だとイメージするようです。だから、弊社にもビジネスマナーの研修や印象アップの研修のご依頼を多くいただきます。
それは大切なことですし、私たちも大好きな仕事です。が、私たちが「オモテナシズム」と名付けたて目指しているのはさらに深いところにあるのです(笑)
私自身、CAやホテルに勤務した経験もありますし、長く外資系企業の人材育成に携わっていたのですが、管理職として一番大切にしたいと思っていたのは、居心地の良い環境づくりでした。仕事は辛いことのほうが多い、だからこそ職場は楽しい場所でなければならない。でもそれは表面の笑顔やマナーだけでは実現できません。
本当にお互いを思いやり心からの笑顔が交わされる職場、安心して発言ができる職場であれば、おのずから社員は自信を持てるし、ベストを発揮できる、イノベーションも生まれます。そして社員がハッピーであれば、お客様にも社会にも「おもてなし」は実現され、結果、業績も上がります。そんな環境がオモテナシズムなのです。
そのためにどうしたら良いのでしょう?
オモテナシズムのある組織に重要なのは、経営者がそれを理解し実践すること。例えばヴァージングループの創業者のリチャード・ブランソン。従業員の個性を尊重し、思考の枠を外して一緒に楽しむ組織作りをしています。
彼のようにリーダーは社員をもっともてなす気持ちで尊重して欲しい、職場を楽しいものにして欲しい、それが私たちの実現したいことなのです。
どうしたら社員を含めステークホルダーががハッピーなのか突き詰めて考えると、組織のコミュニケーションスタイルを考え、環境を考え、ルールが生まれます。すなわち、それがブランディングになります。
オモテナシズムを価値観として認識し、企業の経営理念に入れて欲しい、そこまでお手伝いするのが私たちの仕事だと考えています。
With コロナで不安な時代、そしてリモートでのコミュニケーションが増えているからこそ、いよいよオモテナシズムの出番かなと思っています。オモテナシズム、宜しくお願いします。
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